私の実家で猫を長い間飼っていたこともあって、私は猫好きだ。
そういう私の気質を受け継いでいるのか、うちの子供たちは二人とも猫好き。
特にプチ坊主は動物自体が大好きみたいで、一番最初に言えるようになった名前は義両親が飼っている犬の名前“フィリプィユ”。
それ以外で言える名前は、ご近所の犬“ベラ”。
もっと身近でもっと単純なはずの兄や自分の名前はなぜかまだ言えない。
そんな動物大好きなプチ坊主、義両親のうちに居るときには、フィリプイユを追い掛け回していれば満足するけれど、動物を買ってない我が家では結構困る。
と、思いきや、案外そうでもないのだ。
それは・・・
隣の猫が毎日プチ坊主に会いにきてくれるのだ。
隣の人からすごく大事にされているみたいで、愛想はいいし、きれい。
しかもプチ坊主が隣で喜びの雄叫びをあげても、じっとして触らせてくれる。
プチ坊主が尻尾を踏んだ一回だけかも、引っかかれそうになったのは。
ほんとにいい猫。
おかげでプチ坊主は天気の良い日の午前と午後は庭で猫に遊んでもらい、満足。
私も二人〔一人と一匹〕が遊んでいるのを横目で見ながら、コーヒーをゆっくり飲んだりできて満足。
猫を飼うための面倒な部分〔旅行に行きにくいこと、とか、毎日の餌のこと〕はすっ飛ばして、猫を飼っている気分だけちょっと味わえている。
最近坊主からは猫を飼いたいとか言われるようになってきたけれど、なんとか隣の猫で我慢してもらいたいと思う、母なのでした。