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カテゴリ:COMICS & MOVIES
はい、我が家にしては少し遅いノリでしたが
THE・3名様(石原まこちん) でございます。 ギャグ漫画はこうでなくちゃっ! の典型みたいな漫画です。 ですが、それはまた後日、いずれ・・・ 今日書こうとしている3名様、 一人目は ゴー宣(ゴーマニズム宣言)の ■小林よしのり氏 二人目は かつて「今日の出来事」のキャスターだった ■櫻井よしこ氏 三人目は 「カイジ」のと言った方が通りが良い ■福本伸行氏 ここのところずっと(年の単位で)私を悩ませる3名様です。 一人目の小林氏に関しては ハッキリ「大嫌い」なのですが、なぜわざわざ、嫌いな人物をそのように気にかけるか問われると、 言いたくない・・・ 残念ながら、本業としての、つまり漫画家としての力量を認めざるを得なくなるからでしょう。 なぜこんなところにも?という、その時々で話題性の強い政治的要件に、顔と口を出すのがお好きな小林よしのりです。 ただし、そのそれぞれの「要件」ごとに、人とナリの一貫性は---見受けられません。 いや、本人は、「あの時はそのように勘違いをしていた」と、「自分は思想的一貫性を持って関わっているつもりなのに」と、自分を勘違いさせて関わらせた先方の誤謬性に問題があったと言わんばかりです。 私の誤解がなければ、ですが。 私の目から見ると、そこには思想的なというより売名趣味的な一貫性は、確かにあると。 まぁ、人気漫画作家としてご自分が「看板」になりうるという点と、時代に先駆けてという先駆的案件がたいへんお好みと思われます。 先駆的といっても、決して反保守なのではなく、時の権力や世の大勢が向かおうとしている先を見る、感度が高いアンテナをお持ちのようです。 漫画という「若き大衆」に受け入れられやすい表現手段において、表現者としては優れた技術を持つ野心家です。 しかもその表現がたいへんインパクトの強いものなので、看板にとどまらずアジテーターとしての役割も果たせるという点で、味方につけると、これはなかなか使える人物ということになります。 暴走さえさせなければ、です。 でも、野心家ですから、自分より目立って優れた人物を見極める嗅覚も嫉妬心もそれはそれはたいしたものです。 例えばナチス、あれはヒトラーという人物の器の問題ではないと、私は考えています。 特殊な才を持つ人物が、時代や社会の流れと万分の一の確率でピタリとハマってしまって、ナチスドイツを創生してしまったと、そんなふうに思います。 ヒトラーの持つような特殊な才は、上昇気流と雲と回転の絶妙な取り合わせで起きる竜巻みたいに、タイミング次第ではどんな暴走をするか分からない怖さがあります。 教育基本法が、まさに今、改悪されようとしているこの日本で、歴史観や教科書に小林のような人物が発言権を持つなど許しがたいというのは、そのように考えるからです。 人権問題で、国際的にはスキャンダルとまで言われる暴言を繰り返す人物(石原)を知事に据えている東京都を首都とする我が日本。 たいへん嫌な、許しがたい符号に思えてならないのです。 さて、小学館: 私が25年以上、月に2回の発行日をただの一度も逃さずに読み続けてきた、我が愛読のコミック誌です。 その我が愛読誌で、なぜ、この時期に、小林の作品が連載される??? それも、政治色の極めて薄い(というより全くない?)もので、硬派を通して頑張っている親父への讃歌ともいえる内容・・・ 小林が今までインターネットを含むありとあらゆるメディアを通して扇動してきた若者の、父親世代をターゲットにしたら大いに受け入れられそうな、小林にしてはたいへんおとなしめな、ゴーマニズムをオブラートにすっかりくるんだような作品です。 しかし、小林よしのり。 私がこれまで、本屋で、目の端に置くことさえ拒んできた小林作品が愛読誌に連載をはじめる悔しさ。 ビッグコミック編集部、ひいては小学館の、今回の小林よしのり作品掲載の基準は、どこにあったのでしょう? 万一、政治色のないものならOKとしたのだったら、アホです。 小林は、れっきとした、「新しい教科書を作る会」の看板なのですから、そして、技術的には確かで、かつインパクトのある面白い漫画を描く作家なのですから、政治色のない小林作品を掲載するということは、小林よしのりという看板を大きくする結果になるのです。 もう、ビッグコミックを読むのをやめようかと、悩み続ける2ヶ月。 あまりにもくだらない悩みで、わが身を呪いたくなりますが、ねっ! はい、お一人様、お帰りです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006/11/04 11:23:43 AM
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