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テーマ:ペットの病気。。。(1100)
カテゴリ:CAT & DOG
我が家の愛犬、M.ダックスの北斗(ホクト)=推定5歳♂=が、この犬種の宿命ともいえる「椎間板ヘルニア」を発症しました。
でも、ごく初期。 しかも、たいへん良い獣医さんとの出会いで、タイトルにあるように、いわゆる「最先端医療」である「再生治療」を受けることができていて、極めて良好な経過を辿っています。 日本の家庭犬で、いまだに絶大な人気を誇るM.ダックスの、これまた多くが苦しめられている病気なので、他の方の参考のためにも、今ホクトが受けている治療をここでご説明して、前回の記事で心配をおかけしたみなさんへのご報告に代えたいと思います。 【発症・発見の経緯】 日に2度、昇りに限って使っていた緩い数段の階段で、いつものように駆けあがらずに、昇るのを一瞬躊躇してから這い上がるような「歩き昇り」をしたので抱き上げたところ、「ギャッ!」と悲鳴に似た短い叫び。 あとから考えると、ここ数日、いつも注意していた「飛びつき行動」がなく寝ている時間が多かったし、特にこの前3日間は、怖いこともなく、それほどの寒さでもない筈なのに震えていることがあって気になっていました。 また、せっかくシェイプアップした体が、冬になってからややリバウンド気味・・・ 【受診と診断】 麻痺が出ている状態ではなく食欲も旺盛だったため、その日は、適切な病院探しをし、翌日、仕事に区切りをつけてから、幸い車で30分以内の、評判の病院で受診。 レントゲンでは際立ったヘルニアの個所が見えず、白血球その他の血液検査の結果も極めて良好。でも「痛そう」なのと「震え」は相変わらずで、間違いなく「椎間板ヘルニア」だろうとの診断。レントゲンも、顕著ではないとはいえ、良く見るとココが・・という部分を丁寧に説明されて、造影剤・CT検査は時間がかかり負担もあるので、「手術」を決断する場合のみでよいと助言されました。 【治療の説明と選択】 まず、 ●通院方法と所要時間、そして10日間程の通院が可能かを尋ねられました。 いくら良い治療方法でも飼い主の負担が大きすぎて続けられないようなら選択肢から外すとの言葉に「ペットと暮らす」全方向への配慮を感じて、その病院への信頼感を強くしました。 夜も8時までの病院なので、幸い通えますと答えました。 ●今までの内科療法はステロイド一辺倒だったが、現在研究が進んでいる「再生医療」の分野で大きな効果を出している方法をやりたいがどうだろう? との提案を頂き、詳細説明を受けました。 ●(人間の)全身性炎症反応症候群に伴う急性肺障害に画期的な効果を示している「好中球エラスターゼの選択的な阻害剤」である「エラスポール100」をある条件下で使うことで、椎間板ヘルニアの場合では手術とフィフティ・フィフティの臨床結果が出ている とのことなのですが、結果はフィフティ・フィフティでも、外科処置のリスクを考え、迷うことなく「切らない方法」を選びました。 ホクトの場合は、目で見てわかるような切る必然性がないというのも、もちろん理由の一つです。 早期発見と、医師(治療方法)との出逢いは、どんな病気の場合でも大切ですね。 昨日で5回目の治療が終わり、あと5回ですが、2回目で明らかに快方に向かっているのが分りました。 治療方法をもう少し詳しく書きます。 ●人間の急性肺障害の時には24時間かけてゆっくりと薬を吸収させるとありますが、ゆっくりというのは犬の場合も同じで、生理的食塩水を点滴しながらそこへエラスポール100注射液・胃粘膜保護材・若干のステロイド剤他、ビタミン剤も含めて5本の注射液を入れて、ゆっくりと吸収させ、それを10回(10日間)続けるというのを一つの治療単位としています。 (各回の薬液の量などは経過観察・体重測定などと合わせての獣医さんの都度の判断が加わっているように見えます) 治療を始めて目に見えて良くなっているし、犬自身への負担もほとんど感じられないので、安心してこの治療を終えることができそうです。 でも、治療を終えてもこの種の体質を忘れることなく、太らせないように一生の「病気」として付き合っていこうと思います。 最後に--- 犬飼いの方は今更でしょうが、ちょっと知ったかぶりをさせてください。
これは、私が自分の脚の形骸不全が子に伝わらないかとたいへん恐れたことを考えると、やりきれない「人工的な操作」です。 「犬種維持のための正しいブリーディング」とやらに、私が大きな疑問を感じる根拠になっています。 と、この件については色々なご意見があるのを百も承知で、ちょっと触れてみました。 あくまでも私の考えなので、議論する気はありません。申し訳ありません。 この治療法、そう遠くない将来ヒトにもどんどん応用されるようになりそうで、楽しみです。 今、色々な病気と ランキング投票はこちら クリック よろしくお願いします。 追記:重なる時には重なる・・・猫のノアが尿結石と思われる血尿で、北斗と同じ病院に通っています。 こちらも、偶然の早期発見となりました。 我が家には猫トイレが三つと犬のトイレシートの場所が2か所あります。 ノアは、最近、この五つのトイレを縦横無尽に(笑)利用しています。 オシッコをホクトのトイレシートでしてくれたおかげで、すぐに血尿に気づくことができました。 これも、今は、よほどのことがない限り内科療法で治るということで、薬を処方されています。 丸一日で、見た限りの血尿は止まりました。ホッ!! が、年齢が進んでますます嗜好性が強くなり、カリカリ(乾燥フード)しか食べようとしないもも&タイガのフードと、体質的に結石ができやすそうなノアの食餌についての悩みができてしまいました(ーー゛) 本当は猫達もホクト同様、手作りフードに切り替えたいのですが、もも&タイガの好みがうるさ過ぎ~。 そうそう! 尿検査のためにオシッコ採取をしなければならないのですが、これまた、メス猫のオシッコ採取は難しそう・・・網トレイのケージに一日閉じ込めようかしら・・・。 どなたか良い方法ありますか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ホクト頑張れ~!!
(2008/02/03 06:15:54 PM)
ありがとう!!ダイジョウブ!(*^^)v
それにしても、あれだけ気をつけていても・・・なのですねぇ。 年齢的にも、発症の多い時期ですし、マニュアルどおりの律儀なホクト(笑) 医者ではない「先生」の話ですが、犬は痛みに強いから、症状が出た時にはかなり進んでいる場合が大半とのこと。 その割には早い発見で、良かったです。 土の散歩場所を探さなくちゃっ! (2008/02/03 07:16:52 PM)
「ストラバイトの運動療法」を発明し、『出てますか?弱酸性尿』を書いたDr.中島健次(獣医師)です。あなたの言う猫の尿結石とは、尿の中に析出したばかりの微小な三重燐酸結晶(A)のことでしょうか? それとも純粋な結晶のまま大きくなった尿晶(B)のことでしょうか? あるいは尿晶のまわりにカルシウムなどがこびり付いたストラバイト由来の結石(C)のことでしょうか?
AかBなら運動励行によって確実に予防できるし、出て来ても簡単に溶かすことができます。でも、Cになると溶かせる餌も薬もありません。人間用の「流石薬」で排石できなければ、外科手術で摘出するしかありません。 なお、猫をケージに閉じ込めるなんて言語道断。たちまちストラバイトが出来て尿道が詰まります。 (2008/02/05 01:02:07 PM)
宿命というのはかわいそうですね。
でも、賢明な飼い主さんに飼われていてホクトくんはよかったですね。 引き続きお大事に、です。 検尿がんばってください。 (2008/02/05 04:56:33 PM)
貴重なコメント、ありがとうございます!
素人が分ったようなことを書いいると思われやしなかったか、冷や汗いっぱいです(*_*; >「ストラバイトの運動療法」を発明し、『出てますか?弱酸性尿』を書いたDr.中島健次(獣医師)です。あなたの言う猫の尿結石とは、尿の中に析出したばかりの微小な三重燐酸結晶(A)のことでしょうか? それとも純粋な結晶のまま大きくなった尿晶(B)のことでしょうか? あるいは尿晶のまわりにカルシウムなどがこびり付いたストラバイト由来の結石(C)のことでしょうか? 尿結石と書いたのは、私の間違いっぽいです。 違いが良く分かっていないのですが、単に「尿石」といわれるものかもしれません。 で、今日の説明を聞いた限りではなく、(C)ではなく、(A)のような気がします。 先生は「微小な砂のようなもの」とおっしゃっていました。 で、今日のところは、それが見当たらないと。 ただ、PHはアルカリに傾いているから、残っている薬を飲んで、PHの検査をもう1~2度して、食事療法も視野に入れようか・・と。 >なお、猫をケージに閉じ込めるなんて言語道断。たちまちストラバイトが出来て尿道が詰まります。 はい、こころします! 実は今日・・・・数時間ケージに入れたのですが(汗)、 素人考えながらもオシッコを我慢させることになって良くないのではないかと思い、 やはりフリーにして、ふと横を向いている間に、敷物のない床の上に、 検査には十分すぎる大量の尿を採取させてくれました(笑) リフォームの時に猫階段を設けていて、結構上下運動は活発にしているのですが・・・ ご著書、ぜひ拝見させていただきます♪ (2008/02/05 09:52:33 PM)
いやぁ・・・
>賢明な飼い主さんに飼われていて は、おおいに疑わしいです。 上のコメントをご覧ください(汗! それに、犬の椎間板ヘルニアについては知っているつもりでしたが、 「震え」が症状の一つなどとは、今回本気で調べるまでしりませんでした。 結構書いてあるところが多いのに・・・ ホクトは我が家に来た当時、若い男の人を見ると震えていたので、 なにかトラウマがあるのだと思っていますが、 この冬は、そのような原因がなくても時々震えていたのです。 「震え」の症状が分かっていれば、もっと早く気付いてあげられたのにと思います。 ニャン達も、中島健次先生のご著書を拝見して、これから時々PHチェックします。 (2008/02/05 10:04:52 PM)
用があって知人の家に行ったんですが
そこにいるMダックスを見て、「この子は大丈夫なのかな~」なんて思っちゃいました。 彼は僕に軽くひと吠え挨拶だけして、ストーブの前でくつろいでましたけどねw ホクト良くなりますように。 (2008/02/07 02:57:57 AM)
姐さん おはよーっす!
19位! なるほど、犬種によっては飼うにもよっぽどの注意が要るんですね テーブルの脚、なるほどなるほどです^^ それにしても再生医療ってすごいものがあるんですね 猫の採尿は難しそう^^; 全然水分を吸収しない、なんちゃって猫トイレ、みたいなものが要るんでしょうか^^ (2008/02/08 06:51:26 AM)
お知り合いの家にもM.ダックスがいるのですね!
この病気、M.ダックスのなんと25%が発症・・・4頭に1頭の割合です! どうぞ、差し出がましくない程度に、段差のあるところの飛び降りにはご注意くださるよう、お伝えください。 ダックスは、たいへん精力的で体力があるから、家の中でも活発に上り下りしがちです。 どうしてもソファやベッドからの飛び降りを制御できない時には、昇り降りする場所に厚めのマットレスなどを敷いてやるといいようですよ~。 (2008/02/08 06:06:31 PM)
テーブルの脚・・・これ、段ボールのテーブルでも同様ですよね(笑)
人間に当てはめれば・・・短足な方だからといって頭の強度に問題があるわけでもない(爆!! ・・・特定個人のことではありませんよ~(^◇^) 猫の採尿・・・それがね、 一度のことではなかったのです、ショックです(;一_一) とりあえず1回目の「なんちゃって猫トイレ」は、「床」でした、アハッ! トイレに厚手の透明ビニールを置いたのですが、ぐちゃぐちゃに引っかき回しただけで終わったし、頭が痛いです。 でも、おかげさまで、二人とも(*^^)vデス! (2008/02/08 06:25:35 PM)
鎌○×りみが嫌われるわけだ。
俺はサイバーテロだからな。 一体、何様のつもりだ。チャネラーのくせにな。 こんな教師?じゃ、日本も終わり。 原告の会が高島を潰してるんだぜ。 メールに返信したという事は、オマイが先に送ったんだろうよ。弁護士に金、払えよ。 当会では貴サイトにリンクを許可しておりませんので リンクを外して下さい。 人になりすましてメールに返信する人間は信用しておりません。 即刻外すよう強く要請します。 原告の会 △田○×み (2008/02/11 03:47:55 AM)
腰が痛いのは辛いものです。 私も14年間悩まされました。 私が考案した腰痛解消法をお試しください。 【3分腰痛解消法】で、検索すると見つかります。 腰をお大事に。 (2008/02/11 04:20:59 PM) |