宝物。
昨日の続きです。お掃除してたら懐かしいモノが色々出てきました。その中に大事に包まれた1本のビデオテープが。それはうちの局長が13年前送ってくれたビデオレターでした。局長とはね高校生からの友人なのです。結婚式にもはるばる九州から静岡まで出席して日舞を踊っていただきました。(今では師範の腕前です)そうゆう間柄なんですが遠く故郷を離れてマタニティブルーだったあたしを気遣ってのビデオレター。局長んちの3人姉妹長女は今年20歳です。次女は高校2年生末の娘は中学2年生となっています。ビデオの中の3人は揺れるコスモスの中でまだほんの子供でした。3番目なんてよちよち歩きです!局長も奥さんも若い若い。だって20代ですもんね。ひとりずつあたしに向かって「元気な赤ちゃんを産んでね」「産んだら帰ってこいよー」とか暖かい励ましの言葉・・・日付は1994年10月19日その1週間後、主人は急逝したのです。何だか涙が出てきてとまらなくなりました。まさかそれから10年経って一緒に仕事をするとも思わなかったけど哀しいことやツライことがあっても。あたしを心配してくれる人がいる。誰もがひとりで生きているわけじゃない。こうやって周りに生かされているんだって。家族縁には恵まれなかったけどあたしは人に恵まれているし今もあたしを大好きだと言ってくれる人が息子と彼と少なくとも2人もいるし。小さな世界であがくメダカみたいなあたしですけどその中であたしを取り巻く愛はいっぱいに溢れています。形には見えなくとも宝物はあたしの心の中に・・・