所用があり夫実家に出かけてみたら、玄関先に出てきたイイタヌ夫母が、神妙な面持ちで『急遽孫たちが来ているの。大変な事になっているの…。』というので、「すわ、義妹が幼子達を置いて家出でもしたか？」とおもったら…



居間に甥っ子（小4）作の秘密基地が設けられ、その上に七夕の笹飾りがかかげられていたってだけでした。

なんだ…
忍者修行の一環として、バケツ一杯に集めたミミズを鍋で煮ようとしていたあなたの息子に比べたら、驚く様な事じゃない。いたって普通の少年らしい遊びじゃないですか。

しかも甥っ子は『入れ、入れ』とうるさい。秘密じゃなくて誰でも入れる基地らしい。中には座布団が敷いてあり、クリップライトが取付けられていただけ。いかがわしい雑誌もないし、お医者さんごっこも強要されないし…いたって健全で、狸のおばちゃんは安心しました。

七夕飾りの殆どは姪っ子（小6）の力作らしく、驚いたのは↓こちらの動物形短冊のクオリティ。




狸おばちゃん（イイタヌ）が来るってことで狸を作ってみたところ、バーバラ（一般的にいうところのバァバ）に絶賛され、気をよくして次々作ったようです。

狸の他もそれぞれ、この後に登場するゲスト達にちなんだ生き物の型になってます。しかもにイラストもかわいいし、書き込む欄もちゃんとデザインされてます。

狸おばちゃんなんて、七夕の短冊っていったら長方形と決めてかかってましたからね…姪っ子のクリエイティビティの高さに舌を巻きました。
学校で『図工の神』と呼ばれているとのことですが、納得〜。

図工の神御自身の短冊は↓。こちらは切り絵シリーズの『カボチャ』だそう。この他、茄子、フクロウ等有り。
書いてある願い事も、玉置さんの歌の歌詞にあるようなピュアなもので…ハートウォーミング〜。



一方の狸おばちゃんは、あいかわらずの皮算用…。



後から登場したイイタヌ夫の願い事も…字が汚過ぎて解読が難しいですが、要はお金ですね。
『願い事』とか『夢』とか訊かれようものなら、

「金かっ？」
「金くれるんかっ？？」

と、浅ましさこの上ない夫婦…。

今はありがたい事に『元気で楽しくくらす』は間に合ってるので、そこは欲張っていないだけです。

チクワ＆ツミレの分↓は、イイタヌが代筆しておきました。



チクワは目に光が入ってキリッとしているのに対し、ツミレは白目で知の光無く、ベロ出し…。
それぞれの特徴をとらえて描きわけてます。

『図工の神』…恐ろしい子…。イイタヌの目も白目になりますよ…。
身長もとっくに追い抜かれて、姪っ子の方がすでに18cmも高く…最早、何も勝てそうな気がしない…。。



夕飯は、皆で作った餃子。



この後、義弟夫婦も登場し、賑やかで楽しい一時になりましたが、イイタヌ夫は『オレが子供の頃は、家の中に基地を作るなんて許されなかったのに！』と、プリプリしてました。

イイタヌ夫母の弁によると、『そりゃ子供と孫は違うもの。』だそうです。
孫達、このまま、のびのびと才能を伸ばして、活かせる大人になってくれると良いですね。

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