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2006.04.21
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カテゴリ:まじめな話
夕方の日記が解りにくかっただろーと悶々としていましたが、コメントをいただいて、ありがとうございました。

詳しく書き直そうかと思っていたのですが、明日義母に引越しの手伝いをしてもらうので食パンを焼こうかと思い、準備したり、明らかに散らかっているところを片付けたりでバタついていたので時間がなくなり、、、だけど、コメントを見て焦っちゃった部分があったので、パート2と題して書けるだけ書きたいと思います。

夕方の日記の最後にも書いた、前ダンナの保険を受け取る際に失敗したこと。

前ダンナの保険は逓減型の保険で、死亡時に一時金としていくらか受け取り、残りは毎年180万円を年金としてもらえる内容でした。

逓減型や年金でもらうとか馴染みのない方のために・・・保険の設計書より抜粋します
うちの場合、前ダンナが
・27歳~31歳(一時金+年金20回分)
・32歳~36歳(一時金+年金15回分)
・37歳~64歳(一時金+年金10回分)
・65歳~79歳(一時金)800万円
・80歳以後一生涯(一時金)200万円
と書いてあります。
年齢のところは、この年齢で死亡した場合、という意味です。
ですので、数年おきにもらえる年金の回数が減る、ということは、保障が減る、ということです。
この型の保険のいいところは、少ない掛け金で子供が小さい間などの保障が大きくいる間に、大きな保障を得られる、という点だと解釈しています。

で、この保険に前ダンナが会社の付き合いで入ってきたときには「年金でもらえるなんて、計画的でいいよね!いっぺんに大金をもらってもどうしようもないしー・・・てか、なんでこんな大きな保障のに入ったと?」て言っていた記憶があります。
まさか・・・この保険に切り替えた2年後にもらうことになるとは思いもせずに。。。

保険の請求の手続きをするとき、担当の人がまだ新人で死亡時の支払いの手続きをしたことが無かったこと、前ダンナに借金があったので保険がきちんとおりるのかおりないのかがとても心配だったこと、私に税関係の知識がまったくなかったこと、この3点が重なり、結果、とても後悔するハメに。

前述した理由により、手続きを急いでいた私。ですが、出るか出ないかだけは気になり焦るものの、基本的にはそういう時の精神状態って・・・モノを考えられる状態ではなく、実際私が手続きをしたのが間違っていたのかもしれません。誰か、冷静な人にしてもらえばよかった。

請求する際に、保険を一時金でもらうか、一括してもらうか選べました
年金としてもらうと、一時金とは別に毎年年に1度180万円がもらえます。
一括してもらうと、満額より約600万円少なくなるらしいです(設計書にも小さく書いてあります)。なぜなら、この保険は年金としてもらうことを前提として作ってあり、会社は年金として毎年少しずつ支払うほうがメリットがあるので、一括ということになると満額は受け取れないんだろうと思います。

『600万円減るなら、計画的にもらえる年金タイプを選ぼう』
そう思いました。
どうでしょう!? これだけの情報しかないのだったら、年金を選ぶのではないですか?

そして、年金としてもらう手続きをしました。

後日調べてみると、年金としてもらうと、所得税(雑所得)がかかるのですショック
普通に考えると、生命保険は相続税の対象となり、一般家庭で資産(不動産など)がなければ、ほぼ相続税はかからないでしょう。ですが、年金として受け取るならば、雑所得になるのです。

まず、保険会社から支払われる際に、必要経費と源泉徴収税額が引かれます。
うちの場合・・・180万円から必要経費の36000円を引き、その1割(176400円)が源泉徴収税額として引かれて入金されてきます(1623600円)。

私の場合、仕事をしてますので給与所得があり、それプラス年金が所得として計算されます。

母子家庭になり、子供を扶養し、寡婦控除も受けられ・・・控除がかなりありますので、保険会社によって引かれていた源泉徴収税額は毎年確定申告をすれば7割程度戻ってきました。

ですが。
私の場合、年金としてではなく、一時金として受け取った場合は所得税ではなく相続税の対象になるので次年度より無条件で所得税はゼロになっていたはずなんです
(給与所得が低く、子供を2人扶養するので控除のほうが大きい)。

『なにこの人! 年間そんなにもらえるのにたかが数万円の所得税で何言ってんの?』
そう思うかもしれません。
私も、所得税のみなら構わないんです。
でも、この後思わぬ落とし穴が・・・。

それは、保育料や国民健康保険料・市県民税など、所得で計算されるものでした。
保育料も年額に換算したら、大きいです。うちでいくら払ってたかなー。資料は引越しのためにずいぶん処分してしまったのではっきりとはわかりませんが、毎月2万2千円くらいだったはず(毎年春に1年分払っていたのでよく覚えていない)なので年間にしたら25万くらい。
健康保険料も、母子家庭の友達に聞いたら、月額数千円。それを私は2万5千円くらい。これまた年額にすると30万くらいでしょ。この2つで55万円です。それに市県民税も・・・。
息子が小学校へ入りました。『母子家庭は給食費はタダ』と聞いていたけど、それも就学援助を受けられなければならないんですね。

就学援助。
これにも条件があり、母子扶養手当をもらっていれば無条件に就学援助が受けられる。
だけど、私は母子扶養手当ではなく遺族年金を受け取っていました(どちらか一方しかもらえない、でも遺族年金のほうが数倍高い)。
こうなると、就学援助を受けられるかは民生委員の方が訪問し、家庭の状況を見て判断する、ということになります。
これは、、、たぶんムリだろうと思い、申請をしませんでした。
実際所得があるわけでしょ?
課税対象にはならないけど遺族年金、そして生保の分の年金、最後に給与所得。
まー、合わせると結構な額になるわけです。
だから余計な詮索もされたくはないし、申請をしないことに。

健康保険料にしても、もし私が社保だったのなら給与所得でしか計算しないので生保の年金分は加算されずにいたのですが、あいにく国保だったため生保の分の年金まで加算対象になったのです。

こういうのがですねー、毎年確定申告のたびに悔やまれるんです。

ここまで見て、『結局はいっぱいもらってんだから細かいこと言わなくてもいいじゃないか!』と思われるかもしれません。

でも、私が一番納得いかないのは生命保険として入っていたもの。生命保険とは、残された家族のための生活資金。その生活資金に税金がかかり、受けられるものも受けられなくなり、支払いは増えまくる。同じ遺族の人でも普通の終身部分に定期保険が乗っかったような保険に入っていたら、保険は生活資金として丸々使え、所得税はかからず、ということは国保その他もろもろの支払いはなく、就学援助も受けられ・・・この部分なのです。

年金として受け取ったがために、普通の遺族が受けられて当然のものを受けられない。
死亡保険金ですよ?
保険に入るとき、『保険は税金がかからない』と思ってません?
私もそう思っていました(1億とかの保険に入っていたり他にも相続がたくさんあるなら別ですが)

最初の入る時点で、この保険を受け取る際の税金の説明を受けてもいいはずです。
保険の設計書にも一言の記述もありません。
約款などには書いてあるでしょうけど・・・あんな分厚いものを読みますか?
保険証券にも書いてありません。
これで、わかりますか?

ずいぶん不親切だと思うんです。
請求の際も、新人の担当の人で「支部長がお話をと言っていたけど、今日は会議で明日はゴルフがあるから来週半ばになります」と言われました。
ゴルフ??

まー、終わったことをグダグダといっても仕方ありませんよね。

結局、今のダンナくんと知り合い、結婚を意識するようになると、毎年年金でもらうたびの腹立たしさと、申し訳なさがかさなり、残りの年金を一時金でもらうことにしました。

それには所得税(一時所得)がかかりますぷー

それは損になるとわかっていたんです。
結局500万円近く目減りされて保険会社から支払われ、それプラス税金プラス健康保険料が最大の金額になるのですから。

でも、、、気持ちの上で再婚するのに前ダンナの生保の年金というのをもらうのは、前ダンナに対しても失礼だと思えたし、今のダンナくんにも失礼だと。

だから去年やっちゃいました。
そして、2月に収めた所得税=230万爆弾

結局は、もともと設計書に書かれた「○歳の時には○○万円」という金額より1000万円以上、残った金額は少なくなりましたとさ。

保険なのに・・・。
保険会社の陰謀のように感じます。
保障額のぶんの掛け金を毎月払わせ、死亡保険金を払う段階になって、『税金はかからないがこれだけ引かせていただきます』プランか『年金としてボチボチ払うけど、うちには一括して支払うという負担はかからない。所得税を払え!!』という陰謀。
「年金として毎年計画的に使えるように」というのはタテマエにしか聞こえません。聞こえはとてもいいから。

※途中ですが、長文過ぎて日記の書き込みを受け付けてもらえませんので(涙)、パート3につなぎます





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最終更新日  2006.04.22 02:30:48
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