うたたねの店

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• 東急ハンズメッセ

  火曜日から東急ハンズがセールをしている。東急ハンズメッセという催し。私は去年、あるものを買ってかなり興奮した。セールでは実際の価格の１／３だった。それを使う日はすごく眠れるんです。疲れも取れるし。本当におすすめ。それというのは死海の塩のバスソルト。お風呂にスプーン３杯くらい入れるのだけれど、刺激が強いので毎日じゃないほうがいいとか。老廃物が流れるし、体をあたためてくれるからこれからの季節にもってこい。ただ、一度にたくさんは買えない。塩なので、かなり重いのだ。家までちょっと距離があるしね。だから体力的な問題で、毎日少しづつ買う。蟻になった気分で、えっさほいさと。一年間ずっと待っていた、東急ハンズメッセ。色々なものが本当にお安い一週間。生活雑貨が驚きの安さ。私は恐らく一年間に必要だろうと思うものをこの日に買う。考えることはみんな同じ男性も女性も。

  2004/09/01

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• 彼のことば

  先日上司とお酒を飲んだ。私がお酒を飲むという読みがあり、居酒屋で焼酎のボトル１本を注文する。お店の人に名前を書かれたけれど、「飲むから、書く必要はない」と笑う。（でも結局少し残ってしまったのだけれど。）お酒が飲みたいときに私を誘うのかな？彼はお酒を一緒に飲む女性が他にもいる。けれど彼女達は一杯しか飲めないのだという。私はお酒を飲むということにおいて、彼に評価されているのかもしれない。彼は私の印象について話した。私と知り合う前に時々私を見かけたのだそう。なんて無機質な人なのだろう？感情が読み取れない。そして実際に話してみると　なんて笑顔がぎこちない人なのだろう？と思ったのだそう。ほかにも色々、君は男を避ける様にしているけれど、なにか嫌なことが無い限りそんな風にはしない、なんて言われた。私は彼にそんな風に思われていたとは知らなかったので驚きとともにショックだった。私は家に帰るとまっさきに辞書を取り出して無機質という単語を引いた。無機質はどういう意味なのか？けれど私が欲しい答えはなかった。無機物の意味として水、空気とかのっていた。多分、温度が感じられないということだろう。知らない間に、私はつめたい印象をもたれていたのが悲しかった。いつも彼になにかを言われると３日くらい凹む。一週間くらいたつと、彼に言われたことが薬のように体にしみこんで、自分のものになっていく。心の中にざくざくメスを入れて、私をばらばらにする。彼はよく研いだナイフを持っていて、切れ味がいい。私はばらばらになったあと、もう一度元気を取り戻すまで３日くらいかかる。トカゲみたいにすぐには再生できません。すぐに気持ちを切り返していけるようになりたいものである。おそらく彼の愛情表現なのだろう。私はバンソウコウを張りながら、彼の話を聞く。

  2004/08/30

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• 錆落とし

  しばらく日記を更新できませんでした。。ご心配をおかけしてすみません。また更新していきます。＊今日は有馬温泉に行きました。夏の疲れで、身体が重たいような感じがあった。又、心にたまった錆を落とすため。きゃらめるさんのように、時々自分の錆落としの日を決めるのはいいことなのだと思う。今日はすごく暑かった。台風が近づいているからかもしれない。私は膝上のジーンズの、ミニスカートに足を通す。ちょっと恥ずかしいような短い丈だけれど、たまにはいいよね？と思いながらはいてみる。カジュアルなＴシャツをあわせる。会社には着られないし、こういう解放もいいよね。久しぶりの有馬温泉は人がごったがえしていた。お子様連れの人が多くて、ほのぼのとした雰囲気。小さいお子様がお風呂に入っている様子はかわいらしい。お母さんは、自分のことをするよりも子供さんの様子を見るのに必死といった感じ。私の様にひとりで来ている人は少ないのだろうか。赤茶色の湯に浸かっていると身体の中の毒素が出て行くよう。汗がじっとりと出てきた。15分が限界で、逃げるように浴室から出る。全身まっかっか。しばらくシャワーですませていたので、身体が冷えていたのかもしれない。またお酒を飲むことが続いていたから、内臓が弱っていたのだろう。温泉を出た後、観光客に混じってお団子屋でお団子を食べる。自分も観光客になった気分で。日常ではあまりしないことをすると、解放される。ホームで電車を待っていると、男の人に話し掛けられた。韓国の人だった。（ガイドブックが韓国語だった。）英語で自分が行く方面がこの電車で合っているか？という質問だった。私は頷いた…だけだったのだが男性は満足してニッコリ笑って、去っていった。実は先週も同じように韓国の人に話し掛けられた。電車で目の前に座っていたのだが、その時も自分が降りる駅は次なのか？という質問だった。今日も、先週も同じように私は英語の勉強をしていた後だった。英語の勉強は私の趣味である。（ＣＤ付きの英語の教本を音読したり、ＣＤを聞いたりする。）もしかすると外国の人が寄って行きたくなるオーラを出していたのかな？なんて思う。いつ道を聞かれてもいいように、英語を復習しておこうと思う。

  2004/08/29

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• コンパとナンパ。

  今日は友達のコンパに参加した。私はコンパと縁が遠い。一年に一度くらいの頻度でお誘いを頂く。今日のコンパは、某会社の年齢の違う人達だった。職種で雰囲気が違うのね、と思う。普通の人とは違う、何か強さを感じるような人たちだった。それでいて危険な雰囲気がどこからともなく漂うのであった。私は自分がその場にそぐわないことをすぐに察知する。なぜなら、会がスタートするとすぐに話題が下ネタになったから。それでも今日は、自分もみんなも楽しいものにしたいと心から思っていた。それで私は普段の3倍くらい、ニコニコするようにしたり話をするようにした。心がけひとつで、人の対応も違う。変に構えることなく、楽しめた。ウィスキーがメニューにあったので、頼む。私がお酒に強いことをみんなは知らないので、驚いていた。男性陣はお持ち帰りができるのでは？と喜んでいる。「今日は金メダルひとつ確定かな？」なんて言われた。そういうことも冗談で言ってしまう雰囲気の会なのだ。でも私は別にそしらぬかおで、ウィスキーのロックを飲む。冷たくて、きりりと渋い味がした。膳は初めて飲んだ。大人の味がした。トイレに行った帰りに見知らぬ男性2人に廊下で腕を捕まれる。何事かと思うと「大学生？社会人？」ショッキングピンクのＴシャツを着ていたので若く見えたみたい。聞かれた事に、答えられる事だけ答える。「俺たちとコンパをしよう」といわれた。どうみても若そうだった。同じ年だというが、そうは見えない。それにしても昔仲が良かった人に似ていたのでくらくらしてしまう。私がトイレから戻ると、皆に「えーーーナンパ？」と驚かれた。私がなかなか戻らないからみんなが、廊下を見ると廊下の先に私が誰かと話していたのが見えたのだ。それにしても驚いた。居酒屋でナンパなんて、されたことがない。その後カラオケに行く。のりについていけない。私とＴちゃんは時間が遅くなったのでそそくさと出る。彼らの中で一番危ないという男が、くるまで送ろうか？と言ってきたのだけれど丁寧にお断りをする。彼は車で誰かを送るためにお酒を呑まないでウーロン茶だけ飲んでいた。お持ち帰り率８割なのだという。私はすこしも酔っていなかった。でも結構ハイテンションだったので、酔っていたように思われたのかも？でも残念でした。ふふ。Ｔちゃんと連れ立って電車に乗る。なんとも暑くて、胸まで突き抜けるような何ともいえない気持ちになる日だった。満月まで３日、という月が夜空に浮かんでいた。今日の男達は狼男ね。血が騒ぐのね、と思った。私がナンパをされるのはいつも満月に近い日か、もしくは満月の日だ。コンパとナンパが同じお店で起きた、珍しい日になった。

  2004/08/28

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• 笑顔美人

  私は笑うとどうしても照れてしまい、はにかんでしまう。笑顔が素敵な女性にあこがれる。どうしたら笑顔がきれいになるか。それは永遠のテーマでもある。時々おじゃましているＨ．Ｐ、『池袋絵意知』というサイトでは芸能人の顔についてコメントしている。『今週の顔』というコーナーでは最近話題の方が登場して色々とコメントされている。今週は若槻千夏さんという人だった。その人は笑顔、特に歯がきれいだという。笑顔の口元、口角が上がっていること。そして笑ったときに下の歯が見えていないことも大事だとか。若槻さんは下の歯が見えていないし、上の歯の高さが下唇と同じ高さなのでよけいにいいのだと言われていた。私も真似をして笑ってみる。すると見たことも無い顔だった。自分で自分に照れてしまう。顔が変われば中身も変わるのだとか。どちらが先でもいいと思う。笑顔がきれいな人は、美人でもそうでなくても人を寄せ付ける。きっと笑顔にはその人の魅力を引き出すパワーがあるのだ。今日から笑顔美人になろう。

  2004/08/25

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• エッセイ

  昨日はお金のことを日記に書いて、意外にも皆さんから反響があったので驚きました。それぞれのお金の考え方を読みなるほどと思いました。お金の使い方は親に似るともいいます。そういえば、そうかもしれません。大きな買い物をしない代わりに、小さな買い物をしてしまう。習い事にお金をかけることとか。以前家計簿をつけていたときにわかったことは、なぜか月曜日に買い物がしたくなるということ。また買い物がしたくなる日が一ヶ月に何回かあり、その日に買い物するのが集中していたりする。自分の行動パターンがわかり、面白かった。将来自分がかなえたい夢、したいことのために貯金をするのは生き金になる。空想したり、イメージするだけでも体にはとてもいいのだそう。こうしたい、と思うだけでも楽しい。＊私はエッセイが好きで今、須賀敦子のエッセイを読んでいる。『ヴェネチアの宿』の半分くらいまで読み進めている。エッセイはその人の人生を一緒にたどっているような感覚。小説にはない、感情の起伏を感じられる。特に須賀敦子の文章は、まるで映画みたいで気が付いたら昔の時代に戻ってしまう。私と感覚があうように思う。私は彼女ほど危なっかしくて、無鉄砲ではないけれど。彼女のようにエッセイを書けるようになりたい、と思う。でもそれを本にして出版をするのはどうかな？と思う。なぜなら、エッセイはどうしてもプライベートのことを書くことになる。きっと身近な人に迷惑がかかってしまうだろうから。例えば親、兄弟、友達にのせてもいいか確認をしているのだろうか、と考えた。文章を書くことの魅力を感じたのは小学生の頃だった。小学校の宿題は日記だった。なぜか私の担任は日記を書くことを勧めていた。日記の面白さは、後になってから読み返す楽しさである。日記には先生のコメントが赤字で付け加えられる。時々はなまるが付いていたり、シールが貼られた。心のうちが明確になっていくことは気持ちがいいことである。また先生のコメントも好きだった。小学校の頃は、自分の日記を人に読まれるということに抵抗があったけれど　読んでもらうから書くのだと今はわかる。思えばそれが、現在楽天の日記をすることになることになる始まりだったのかもしれない。今していることには、小さいときに始めていることが多い。したいことは、一度やめても又したくなるのだと思う。

  2004/08/24

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• マネーに関して

  土曜日、お茶のお稽古の後に本屋である本を購入した。その本は『女性を磨くマネー塾』という名前で、著者は渋井真帆さんという女性。何か刺激になる本を求めていた。刺激といっても、破壊的な刺激ではなくて勉強の刺激である。私は何かに飢えていて、本屋に向かったのは何か知識になるものを求めていたようだった。この本は私に必要な本だった。内容は、全体的に金銭感覚を身につけることを書かれていたと思う。お金に関して、生きるヒントが書かれていた。女性はマネーの知識を身に付け、お金に関することを考えるようになると知的でいい顔になるようになるのだそう。生きていくということは、お金と関わり続けないといけないのだと感じた。日本人はお金の感覚が鈍い人が多いのだとも書かれていた。私は本を読み進めるにつれ、自分がいかにお金を使うことに無頓着だったのかを思い知る。それが一番危険なことであることも感じた。金銭感覚はある方が生きていく上で大事。家計簿をつけることの意味は、自分のお金の使う傾向を知るため。また流れを把握できるのだそう。生きていくうえで必要な固定費、それ以外が流動費、どちらでもないのがグレーゾーン。どれを固定費にするのかは自由だそう。例えば化粧品や交際費の食費は固定費だと言えば、固定費である。節約をするならば、注意すべきは固定費ではなく流動費なのだそう。又、高額に使った時を引き締めなくてはいけないのだとか。（小さなお金を気にしすぎるとストレスになり、リバウンドでたくさん使いたくなるから。）＊今年は私にとって、大事な年。（毎年そうなのだと思うけれど）日々、色々なことを感じて吸収していきたいと思う。「知らないことは知りなさい」と授業でいいはなった、私の大学のゼミの教授の言葉を思い出す。きっと生きていくということは、知らないことを知っていくこと。自分の中の空白を知り、その空白を埋めたり補ったりすることなのかもしれない、と思う。学んだり、感じたり。私の目の前の一本の道はどこに続いていくのだろう？なんて、思った。

  2004/08/23

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• 抹茶のある暮らし

  ある時、会社で気分が悪くなって気分転換に自動販売機に飲み物を買いに行った。抹茶オーレがあった。なんとなく、飲みたくなって買った。飲むと抹茶の苦さとミルクの甘さが私を包んだ。すごく気分がよくなった。抹茶を飲むと着物姿の古風な女性に頭をなでられているような心地になる。それ以来私は一日に一度会社で抹茶を飲むようになった。抹茶オーレの粉末はスーパーで売っていて、お湯を注げば簡単に作ることができる。お手軽にお茶席に行くことができる。疲労感を感じたら冬にはココア夏には抹茶オーレが私にあっている。（そしてチョコレート。）私には甘さが必要。

  2004/08/21

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• ひげ

  ひさしぶりに会った、上司は髭がのびていた。伸ばしているのだ、とわかる程度に。髭ひとつで顔が変わるのね、と口元を見つめてしまう。ちょっとした変化に気づいたときに、何かを言えるかどうかがあるターニングポイントなのだと思う。私はドキドキしながら言う。「髭、伸ばされているんですね」彼は驚いた顔をしていた。不意打ちされたという感じ。遊び心で髭を伸ばしたけれど、意外に誰も何も言ってくれないし奥様には不評だったのだという。そうか、私はめったにとまらない電車だったのね、と納得する。彼はきっと誰かの言葉を待っていたのだ。誰かに気づいてもらいたかった。と思った。「私、どのタイミングで言おうかと思っていたんですよ。髭、いいじゃないですか。」と笑う。彼が意外にも照れてしまったので私もいっしょに照れてしまった。髭ひとつだけれどなんとなく距離が縮んだ気がしてうれしかった。女性の役割って、男性にこういう一言を言うことだと思う。同じ言葉を言うにしても、男性から男性に言うのとでは違うように思う。彼に髭をほめながら、やはり私は女なんだと思った。こういうことも言えなくてはね、と思った。＊ある時Ｙちゃんに相談したことがあった。Ｙちゃんというのはとても女らしい友達である。「もし上司がある日、とつぜん髪の毛がまっくろになっていたら何か声をかけたほうがいい？」昨日まで白髪だった上司が突然まっくろだった。私は何か言いたいけれど何も言えなかった。そのことを彼女に言ったら、彼女は「えー、いいじゃないですかぁ」って言ったら良いんじゃない？と言った。Ｙちゃんは明るくて、思ったことを気持ちよく言う。何だか私はＹちゃんにすごく教えられた気がして、なるほどと思ったのだった。

  2004/08/20

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• 自分を信じる

  最近、喜怒哀楽があらわせるようになった。私はあまり表情を変えない性質なので珍しいことである。（でも怒った時は結構顔にでやすいかもしれない。）仕事の上では、感情的になることがマイナスになるので極力抑えている。でも自分がしたことが正しい、と自信があるときは強くでてもいいのだと思うようになった。相手を納得させるように、丁寧に説明すればいいのだと。とても単純な事である。でもそうなるまで、時間がかかった。きっと自信がなかったのだと思う。自信がなさそうにしたら、相手もまた私が間違えているのだと勘違いしてしまう。きっと自分がした仕事に対して責任を持てば、自信が出てくるのだろう。『自分セラピー』という本だったか、自分との約束をはたしたら自信ができるのだと書いていた。自信というのは自分を信じるということ。私はすこしづつ、自分を信じるようになったのだろう。「なかなか、やるじゃない」と思う。自分を信じれば、きっと可能性は広がるだろう。だいじょうぶ、これからこれから。＊火曜日は書道のお稽古だった。書道のお稽古をしたら、よけいな垢がすっきりと取れていく。私は書道に出会えてよかったと思う。書道は道である。字を書いていると、いろいろな気付きがある。力を入れすぎず、でも入れなさ過ぎず、という技術的なこと。辺のつくり、はらいの伸び方がうまくできているかどうか。きれいな字にするには、コツがある。字に命を吹き込む事も大事である。先生の字は、小さくまとまっているのに、とてものびのびとしているのだ。隣り合う字が仲良さそうに心地良さそうに安定している。私の字は大きく書けているのに、なぜか苦しそう。私の中の無鉄砲さ、ワガママや、尖ったものが反映されている。妙に一本木な字。字はその人をあらわしているのだという。書道をし終えると、私はいらだちも悲しみもなくなっていることがある。きっと、半紙がそれら全て吸い込んでくれたのだと思う。

  2004/08/18

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• きれいな人の条件

  きれいな人には条件がある気がする。例えばマニキュアが塗られているかどうか。マニキュアが塗られていない指に、指輪をするのは何だか貧相な感じがしてしまう。いつも欠かさずにきれいな状態でマニキュアを塗っている人は素晴らしいと思う。マニキュアを毎日ぬり変えるという友達もいる。おしゃれな人は、洋服に合わせて塗り替えているのだ。きれいでいる条件は自己管理が出来ていることなのかもしれない。マニキュアは一つの例であるだろう。きれいにアイロンされたシャツを着ていること、いつ見ても髪の毛がきれいにブローされていること、自分が今何に感動しているのか、何か夢中になることを持っていること、最新のお店や話題が出せること。やはり怠けていては、きれいになれないのだと思う。なぜなら、きれいになりたい人がきれいになれるのだから。女性が恋をするときれいになるのは、相手にきれいに見られたいためだろう。また自己管理をしようとするからなのかもしれない。誰も見ていなくても咲いている、山の奥の野花のようにいつ見てもきれいに管理した状態でいたいものである。

  2004/08/17

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• あつい眼

  今日はお休み最後の日。本当は16日までお休みするつもりではなかったのだけれど、何となく甘えもありお休みいただいた。このお休みは自分の中の何故？につきあう日々でもあった。高校野球やレンタルした映画、オリンピックを観て爽やかな感動を得た。高校野球で応援する学校は、自分が思い出になっている場所だったり母校だったりする。きっとその学校の球児に自分の気持ちを投影して、応援しているのだと思う。高校時代、この頃がちょうど合宿の期間だったと思う。合宿先で練習時間の合間に、休憩をしながら高校野球を見た。薄く甘い味がする紅茶を飲みながら、自分と同じように暑い中で試合をしている球児に親しみが湧いた。毎年のこるのはピッチャーの眼である。何もかもを背負ったような、決意に満ちた眼を見ていると、ブラウン管の向こう側でのんびりお茶を飲んでいる自分までもがあつい気持ちになる。＊しばらく自分の中でブームとして起こっていた何年も前の彼氏の事を思い出すということについて。何故だろう？とという闇のような疑問の答えも出す事ができた。本当になるほどと納得してしまう。昔の彼氏を思い出すのは、今のその彼に会いたいのではなくてその頃の彼に会いたいのだということだと思う。またその頃の自分になりたいのかもしれない。現在の彼では意味がないのかもしれない。その頃の彼でないと意味が無いのかもしれないと思う。そのことに気付いたらなぜか楽になった。きっと誰もが戻りたい場所、時間があると思う。私にもそういうものがあるというのは幸福なのだと思う。

  2004/08/16

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• 女の隙？

  きゃらめるさんが日記で私のことを隙があることを書いていた。しかもその隙とは下心を持ってしまう隙だそう。私はある人が言うには、妙な”間”があるそう。神秘的だと言う人もいる。私はどこかなまなましい雰囲気があるのかもしれない。たぶん私は会話の間や、人との距離のはかりかたも微妙に人とずれてしまうからその何分の一かのずれが隙を作るのかもしれない。もしかすると何だかわけのわからないもの見たさで、男性が寄ってくるのかもしれない。でも興味深々でやってこられても、むこうは身体目当てだったりする。そういう人は勘で見抜く。最近は私もそういうきっかけが減ったし、私のほうでも経験から男性は下心の生き物だとわかったから自分から断ち切る。未婚者と既婚者では誘い方が違うということも知った。既婚者の中では堂々と浮気がしたいと言う人がいた。そういう人には決して二人だけで会わないようにしている。やっかいなのは、自分がいかにも安全な男性であるかのように見せかける男である。私はその人に「飲みに行くのは、いいけれど一緒に映画や美術館に行くのはどうかと思う」と言った。個人的なかかわりは減らそうと思っていた。けれどその人は、私がそういう発言をしたことに対してむしろ嬉しそうだった。どうやら自分が、性的になりえる存在になるだろうという風に私が思ったことが嬉しかったみたい。「男の勲章だよ」とよろこんでいた。あっそうですか・・・と思った。彼は私とのかかわりは、先生と生徒のようなつもりらしい。教えたい事がたくさんあるし、私からも学びたいのだと。彼はたとえ私とホテルで二人きりになっても、何もしないだろうし何の気も起こらないだろうと言った。あっそうですか・・・と思った。前に書いたことはは60代の男性との一ヶ月ほど前の話である。それにしても私としては、線を引きたくて、一生懸命申し上げたことだったのに何とも言えない話になってしまった。彼としては何とかして私と関わりたいみたい。本意がわからない。難しいパズルなのか、すごく簡単なパズルなのかわからない。どちらにもなりえるのかもしれない。60代だからもう性的な生き物ではないと言い切る。しかしながら、60代だからといっても男である。60代だということで、自分は安全な生き物になったといいたいなんて、と思う。20代や30代よりも、扱いにくい。

  2004/08/14

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• つれない女

  昨日はお休み前の仕事だった。私が終わりかけると同じようにＷさんが端末を閉じた。「一緒に帰ろう」と言われた。彼は冷静をよそおっているようだったけれど、何だかなにかを心に秘めているかのような興奮を感じてしまう。私と帰るつもりで、仕事を終えたのだと感じた。私はこの上司が嫌いではないけれど、でも一緒にいるとなんとなく危険な気がしてしまうのだった。一緒の方向、しかも途中まで同じ。電車を待っているとお酒を誘われた。「もし何も無かったら、ごはんでもどう」私はそう言われることを最初から感じていた。「そうですね」と言うと同時に携帯電話がなった。姉からだった。「いっしょに飲まない？」とのこと。私は上司をとるべきか姉をとるべきかと迷う。でも結局、上司ではなく姉を選んでしまった。。「実は今日は両親、ふたり外出で、夜は外で食べる予定で姉は一人なんです。」と言って、申し訳ないけれど断った。彼の誘いを断ったことがあったので、悪いなぁと思ったけれど私は彼とふたりきりになるのがこわかった。せなかに手を伸ばされた事もなんどかあったしたまに、せなかを触ることがあるけれど、熱い手がこわかった。でも本当にいい上司だしよく助けてもらってるしでも私はつれない女である。真面目そうに演じたほうが楽なのだと思ってしまう。好かれるよりも嫌われるほうがずっと幸せだと思う。そんな風に思うのは、私のこころの弱さなのかもしれない。きっと彼は私がなんてカタイ女だと思っているのだろう。でんしゃのなかで「きみは本当におとなしいね」と言われた。「そうでもないですよ」と私は言う。そうでもないんです。私はいつも鎧をかぶっているだけなんですよ。でもあんまり側に来ないでくださいね。あんまり近くに来たら、私もうれしくなってしまうかもしれないから。なんて思うのだった。彼はいつも遠くからわたしの距離をはかって、隙をねらっている。気が付くとすごく近くにいたりする。既婚者の男性にさそわれると私は必要以上に警戒する。まるで猫みたいに。さっと逃げてしまう。逃げた方が幸せだと思う。きっと。

  2004/08/13

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• 出会う順番について

  きゃらめるさんがＨ．Ｐで、人との出会いには意味があるということまた出会う順番も意味があるのだと書いていた。ずっと、そうなのかな？そうなのだろうな？と考えていた。お休みになると人は思考を始める。忙しいと、いろいろな事を問題視しないからかえって問題が表立ったりしないのだと聞いたことがある。お休みに入ると、私は自分の思考回路に思う存分つきあえる。自分とひそひそ話。マスカットをむきながら。麦茶をごくごく飲みながら。私は私と話をする。＊出会う順番も決まっているたとえばあの人。今出会っていたら、もっと優しく接する事ができただろうに。でも今の自分を作ってくれたのはあの人なのだとも思う。あの人、この人、私を作った人たち。たとえばつきあいが長いお友達がいる。小学校からの友達。何もかもお互いにわかっている。その人と出会わなければ今の私は形成されていない。きっとその人から、私はたくさん学んだと思う。夏の夜は時間がいっしゅん昔とぴたりと隣り合わせに並ぶような気分になる。記憶の糸がさらりとほどけて、色々なものが仲良く思い出される。これからもきっといろいろな人に出会うのでしょう。私はマイペースで、知らず知らずに傷つけてしまうかもしれない。でも出会うことが生きることなのだと思う。また別れることも生きることなのだと思う。別れるからこそ、出会う意味が強められる。価値があがるのかもしれない。一緒にいる時間に、私はその人から思い切り何かを学びたい。そんな風に思う。

  2004/08/12

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• 正夢かな

  一昨日、見た夢の中にたくさんの鉛筆が出てきた。小雨さんのメッセージにこの夢のことを書いていたのだが、なんと！これが現実になった。文房具屋を通りかかったら、偶然セールをしていた。私は色鉛筆が好きなのだが、水彩色鉛筆は通常250円以上する。それが50円でセールしていたのだから、私は本当にうれしくて。。ついたくさん買ってしまった。レジで精算をする段階になって、あれ？夢と同じだと気づく。正夢だったのかな。私はたまに夢とリンクすることがある。現実と夢の境目が薄れて、どっちがどうだったのかわからなくなったりして。私が見た夢というのは尖った鉛筆がたくさん出てくるというもの。筆箱に。黒いHBの鉛筆だった。無意識に鉛筆を求めていたのかもしれない。ちょっと不思議である。＊お盆休みとして、土日をあわせて4日間お休みを予定している。何をしようか。本当は予定があったのだけれど、都合が悪くなってしまって何もなしになってしまった。本当は東北に行くはずだったのだけれどね。家で書道をしてみようかな。去年は4日間、ずっと書道をしていた。頭の中がすっきりしなくて、ずっと字を書いていた。すると手がいたくなって頭もいたくなって、もういいやと思って手をおいたのだった。何かに没頭するのもいいかもしれない。起きては書いて、昼ごはんの後も書いて、日が暮れても書いていた夏の日。今年は何を考えて書こうかな？

  2004/08/11

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• 人とのかかわり、顔。

  私は時々思うのですが、出会い方によってその人との関わり方が違ってくるのだと思います。たとえば、一緒に働く人たち。偶然一緒の目的をもって同じ会社に入ったのでしょうけれど毎日顔をみあわせて働く人たちとは、家族には見せない顔を見せているでしょう。すごく厳しい顔を見せているでしょう。一日のほぼ半分くらいを一緒にすごしている。そう思うと、私は彼氏とか親友以上に、とても大きなかかわりをもっているのだと思います。きっとお互いに協力するということを学ぶのかもしれない。ゆるしあいながら、協力しあいながら一つのことに向かっていく。私は上司から学ぶことが多い。学ぶことが多いということは、幸せなことだと思う。＊友達に見せる顔彼氏に見せる顔上司に見せる顔家族に見せる顔ペットに見せる顔私はいくつの顔を持っているのでしょうか。いくつの私を知っているでしょうか。顔。不思議なことに、旅行先で撮った写真を見てみると驚くべき事実に直面します。同じ日に撮った写真でも、時間や状況でまったく違って見えるのです。きっと顔は心の鏡だから、心のなかのありようが出てしまうのでしょう。なぜか隣で笑っている人と同じ表情をしています。表情がうつってしまうのかな？

  2004/08/10

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• 年上キラー

  芸能ニュースを見ていると、なぜかいつも年上の男性とばかり噂がある女優さんがいる。すごくチャーミングな笑顔の人。きっと甘え上手なのだろうな？と思う。一般に年上キラーなんて呼ぶのだろうか。年上の人を求めるから年上にもてるのか、年上の人にはたまらないキャラクターを持っているのか。きっと放っておけないものがあるのだろう。年上の人と別れた後に、また同じように繰り返すということは恋愛のくせのようなものがあるのに違いない。私はというと、同じ年の人か年上かどちらかだった。年下とは恋愛したことがない。以前、年上キラーだと言われたことがあったけれどでもそういうのってあるのかどうか興味深いところである。年下にもてる人は、実際に年下のほうがいいのだろうか？年下にもてるのはいいけれど、本当は自分が甘えたいという人もいる。私の友達で年下にも年上にももてる人がいる。しかも同じ年の人にも。何でもありである。その人がきっとわけへだてなく、接しているからなのかも？と思う。どの年代からも、もてる人は裏表がないのだろうと思う。裏表がないように見えるのは思ったことを、表現しているからなのかもしれない。周りの友達や知り合いの恋愛遍歴と、彼女自身のキャラクターを分析すると楽しい。

  2004/08/09

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• 元彼の近況

  土曜日、Tちゃんが、「友達の結婚式に行く」と言っていた。その友達の旦那様の出身高とクラブを聞いて私は最初からピンと来た。元彼氏とかかわりがある人に違いない。そう思った。旦那様は元彼と同じ高校で、同じクラブだった。そして同じ年だった。Tちゃんに、どうだった？と聞くとすごく盛り上がったものだったそう。私はTちゃんに元彼の話をして、「もしかしてそういういう人いなかった？」と聞いたら、Tちゃんは彼のことをわかっていた。目立っていたという。ビデオの編集が上手だったのだそう。それ以上のことは聞かなかった。そうだったのね、と嬉しかった。この彼は私がよく夢にでてくるという人です。日記に何度か書いたけれど。元彼氏の近況は知りたい、そう思うのは私くらいでしょうか？元おつきあいしていた人に会いたいですか？もしくは、近況を知ったら嬉しいですか？＊この間、何人か集まって世間話をしていた。昔の恋人に会いたいかどうかについて。ほとんどの人が会いたい、もしくは近況を知りたいって言っていた。幸せならば、幸せだということを知りたいと言っていた。私もそう。純粋に、彼の幸せを望んでいる。幸せで生きていたらいいなと思う。それ以上のことは望まない。

  2004/08/07

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• ないと困るもの

  これがないと困るものはなんでしょうか？私の場合はチョコレートだ。今年になってから特になぜかチョコレートが好きになった。チョコレートを食べるとほっと安らいだり元気が出てきたりといい効果がある。Ｍ製菓が、アソートで数種類のチョコをパックにして売っていた。冷蔵庫に入れてパリッと食べよう、と宣伝していた。日曜日の平和なスーパーのお菓子売り場で山積みされていた。何だか嬉しくなって買った。チョコは冷やすとかたくなって、パリッとなる。私は冷たいチョコレートも好きだけれど常温でぬるくなったものも好き。特別ブランドのものでなくても、国産のものは食べやすい。国産は外国産のように危険な甘さが迫ってくることなく、上品な甘さが広がる。チョコレートケーキも、食べられるようになった。嗜好が変わったみたいで、私は最近茶色いケーキが好きになったみたい。フルーツがいっぱいのケーキよりも、コーヒー味だったりチョコレート風味だったり、モンブランとか。去年の今頃はフルーツいっぱいの、色とりどりのケーキが好きだった。その時一緒にいた人も同じ趣味だった。その時々で食べ物の趣味も異なるのかもしれない。今、私はどんな気分なのだろう？＊心理テストです。Ｑ１：あなたは友達と待ち合わせまでの間とーーーーーっても暇っ子です。雑誌の見ていて、水着を着た女性のグラビアのページに落書きをして暇つぶしをするとしたら、次のどれですか？１．顔　　２．服を着せる　３．台詞をつける　４．背景を加えるＱ２：あなたは１週間、砂漠をさまよっています。のどはカラカラ。と、あなたの目の前に自動販売機が！ポケットには１個分のお金しかありません。あなたなら次のどれを買いますか？１．激マズだけど超ｂｉｇなジュース２．普通サイズの水（ただし１０個に１個はでてこない）３．けっこう大きい缶の雨水４．小さい缶のｵﾚﾝｼﾞｼﾞｭｰｽ答え＞Ｑ１：これはあなたが人には言えない秘密です。１．顔：あなたはあなた自身の外見にコンプレックスがあります。例えば、ツルツルなのにズラをかぶったり、貧乳なの巨乳ぶったり。　その他、小さいことも含みます（毛深い等）２．服：恋人のことを人にかくします。恋人がいるのに恋人がいないとか、あるいは逆に普通の人なのに『モデル』などと嘘を言ってみたり・・・。３．台詞：あなたの性格をかくします。根暗なのに明るくしてみたり、気が弱いのに強がったり。本心を人にみせません。４．背景：お金の問題をかくします。借金があるのをかくしたり、あるいはお金もちなのに無いふりをしたり。Ｑ２：あなたの恋愛に対する欲求不満度です。１．激マズｼﾞｭｰｽ：激マズなのに質より量を選んだあなたは欲求度100％恋愛に対していつも不満、欲求を抱いているあなた。誰でもかれでも良いなんて安売りは厳禁です。２．水（ハズレあり）：欲求度80％肉体的よりも精神的安らぎを求めています。優しい言葉で、ついフラフラとついていく危険も。３．雨水：欲求度50％今の恋愛に満足しています。。　↑ごめんなさい。内容わすれました。４．ｵﾚﾝｼﾞｼﾞｭｰｽ：欲求度20％あなたは理想の人を見つけるまでは妥協をしません。自分にも自信があり、その気になればすぐに恋人がみつかります。ちなみに、私はＱ１が３、Ｑ２が４でした。

  2004/08/06

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• 目で話しかける

  昨日は私がずっと見ているドラマの最終回だった。『美しい日々』である。昨日はどうしても断れないお酒のお約束があった。私はその人のお誘いを立て続けに２度断っていたのだった。ビールを３種類（外国のもの）飲んだので、帰り道泥の中のように眠くなったが、どうにかして家に辿り着く。彼にはなんとか理由を作ってお別れしたのだが、本当の理由がドラマの最終回だなんて、言わなかった。最終回だったので味わって見る。しかし何度か寝そうになった。不覚である。それにしても本当に韓国の俳優さんは演技が上手である。ドラマって演技が上手でなければ、なんとなく気持ちがさめてしまう。今回とても勉強になったのは、目の使い方である。例えばチェ・ジウの役は言葉が少ない。彼女は2人の人からもてる役である。言葉が少なくても目で語りかける。言葉が少なくても、その人の心の琴線にふれる言葉だったら魅了するのだ。イ・ビョンホンの目つきも、本当にすごく魅力的だった。すごく燃えるような目をしたりする。せつなそうな目をしたり、怒った目をしたり。嬉しそうなときは嬉しそうな目になっている。日常でもこれは使える！と思う。目つきって本当に何気ないことだけれどすごく大事。目は嘘をつけないから。ドラマでチェ・ジウが本心ではないことを言っているシーンがあった。イ・ビョンホンはそれを見抜く。顔を両手で挟んで目を見て、「本当にそう思うのか？」と聞いていた。人を見る時に弱い視線、強い視線、色々ある。私は時々使い分けている。無意識に。本当はすごく気になる人でも、何となく相手に悟られてはいけないときはわざと相手を見ないようにしたり、あまり目を合わせないようにしたりして。視線を合わせるとなんだか照れてしまう。自意識過剰なのかもしれない。そういう感覚って、目が合っただけで恋が成立したと思い込んでいた小学校時代から変わっていないのかもしれない。目つきが効果的なときがある。例えば見送りに着てくれた人と電車のガラス越しで見詰め合うとき。声は聞こえないけれどお互いの目は見える。何だか他の人には内緒で、秘密の話をしているみたい。

  2004/08/05

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• 贅沢な悩み

  福岡旅行の感想、何となく景色の描写が多くてあまり核心に触れたことを書かなかったのだけれど、私なりに思うことがありました。カップルを外から見ていると、すごく平和そうで一緒にいると一緒に平和な気分がうつった。すごくうまくいっていると思った。でも二人のときに彼女から彼の良くないところをいくつか挙げられたりして。贅沢な悩みだなぁと思う。おっとりしている、という人は　反応が遅いとも言えるけれど聞いているとそれはそれでもいいんじゃないかな？と思うことだったりする。あんまりにもせかされたら、私は嫌だと思う。私からすると贅沢な悩みでしかない。いろいろなことが。外見はかわいい感じで、何だか楽しい人で、男性であんなに純粋な良い人は探そうにも探せない。きっと少し離れたほうがいいのかもしれない、と思う。きっと色々と気になってしまうのは、相手のこと全てを責任もとうとするからだと思ったりする。ちょっとヒトゴトみたいな視点で見たら、その人のことをまた違って見えるのかもしれない。私は自分のことではないからあっさりと思えるのだろうか。私もかつて彼氏の悪いところを数えてしまった。でもそれは恋愛の相手だからだろう。普通の人間関係では、そこまで相手のことをひとつひとつ丁寧に見ていないように思う。だからあまり執着して、相手の悪いところが目につかない。特別な人だから色々と悪いところも目につくのかも。自分の一部だと思っているのかも？きゃらめるさんの日記で愛することについて書いていた。私の友達にも教えてあげたくなった。きっと自分が成長すれば、もっと違ったやりかたで恋愛を楽しめるのではないかと思う。私は今は充電期間なので、自分自身を掘り下げてみようかな？と思う。

  2004/08/02

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• エネルギーチャージ

  さっき神戸に戻ってきました。30日から福岡に一泊二日の旅行に出ていました。エネルギーチャージをして来た感じです。どうやら行くべくして行った旅行だと感じた。お天気は奇跡的に、いいお天気で驚くほどの晴天。私は旅行を取りやめる方がいいかと思っていたけれど、台風が経路を変えてくれたのですこしも悪い影響がなかった。今日はすこしだけ小雨が降っていたくらい。それにしても今まで行った旅行でも上位に入る旅行だった。みなさんが仰るように、いいことがありました。なんとバッタリ、会いたい人に会えたから。それは博多に引越ししたKちゃんだったのだけれど。神様からのプレゼントだと思った。なんとも素敵な取り計らいだ。会いたいと思う気持ちが通じたのかな？手を合わせたい気持ちになる。いつになく親友と恋愛について語り合えた。私はいつも彼女に恋愛の話を聞いてもらっていた。今回は彼女の相談を聞いている。それが何ともうれしいことだった。一緒に恋の話が思い切りできてうれしかった。昨日は満月で気持ちが高揚して、夜遅くまで外で話をしていた。柳川の川のそばで、柳の木の下で。ノースリーブから出た肌に夜の冷気がしのびこんでくる。ずっとこのままでいたいと思った。月明かりの下お祭りのちょうちんの赤のひかりがこうこうと灯っていて、幻想的だった。旅先でお祭りに出会えるのはなんとも幸運なことだった。昼間とはちがって地元の人たちが共有する土地の空気を感じられた。私達はよそものだと思って何となく、その場に馴染めないようにも思えたけれどあたたかく迎えられた。川べりで腰をかけていると、見知らぬおじちゃんにジュースをもらった。人のよさそうな人で、すごく親切だった。見知らぬ土地で、はしゃぐ人たちを見る。そこには私の知らない時間の流れがあった。夜の闇に身をおいていると、私はゆっくり解放された。それは日常からの切り離し。旅行の醍醐味だと思う。日記はまたゆっくり更新します。

  2004/08/01

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• 人々の声が聞こえる

  昨夜は途中から親友の彼氏と合流して、3人でお酒を飲んだ。私たちが泊まるホテルに送ってくれたついでに、ホテルの中を探検する。私たちが泊まったホテルは、ﾊｲｱｯﾄ･ﾘｰｼﾞｪﾝｼｰ博多。１階の中央に広々とした空間があり、見上げると円すいの形のドームが見える。こっそり教会を覗く。パイプオルガンが暗闇の中で浮かんでいた。そのほかは何も見えなくて、少し不気味だった。夜の学校みたいに静かだった。朝、ロビーは結婚式の準備をしていた。新郎と新婦がリハーサルをしていた。夜に見た大きな広間に椅子が並べられて、教会が出来上がっていた。きれいに着飾った人たちが続々と到着する。ラフな格好の私たちは明らかに浮いていて、緊張感が違っていた。＊車で大宰府天満宮に向かう。学問の神様なので、私はたくさん御守りを買う。天満宮は牛の置物があった。その部分をなでるとご利益があるそうで、たくさん撫でる。その後柳川でお昼ご飯を食べる。もちろん、うなぎ丼。柳川はうなぎが有名である。台風なんて嘘みたいにぴーかんのお天気だった。みんなべっとりと汗をかいていて、自分の汗なのか湿気なのかわからない。柳川沿いを歩いていると先頭さんに呼び止められた。でも暑すぎて、船に乗ることは無理だったので断る。北原白秋の生家に立ち寄る。昔のままで保存されていて、家の中から直接川に降りていく階段があり、素敵だった。入ってすぐの部屋にデスマスクがあり、恐れおののく。なんともいえぬ、なまなましさ。畳は古くなっていて、その上に座るとミシミシ言っていた。ずっと昔からここにいたような親しみを覚える。私達が泊まる『御花』は北原白秋の生家からすぐの場所だった。『御花』は柳川藩主の別邸だったところを改装して旅館を作ったというもの。お屋敷（旅館）の中の細い通路は西洋館に通じる。明治の趣がのこるその建物は、神戸の異人館に似て、粋な感じがした。『東京日和』の映画のロケで使われたのだそう。ちょうど満月だった。部屋のベランダに出ると松がたくさん植えられたお庭が見渡せた。松島に似せたというもので、まるで自分が海の上にふわりと上がって海を眺めているみたいな気分だった。部屋には宿帳があった。過去２０年ものあいだ、この部屋に訪れた人たちが書き綴ったもの。結婚しました。幸せになるし、幸せにするよと書いてあったものとか、つらくてしんどい毎日だったけれど『御花』に来て、気持ちが切り替わりました、といったものとか。宿帳を見ていると体の中をたくさんの人の気持ちを駆け巡って熱くなった。たくさんの人々の声が聞こえた。夫婦で来た人。受験生の人。結婚式を控えたカップル。私達もその続きを書いておいた。お料理は大変豪華で食べ切れなかった。むつごろう、イソギンチャクなど珍味を食べた。有明海の生き物たち。水族館で見るだけでもいいのに、と思ってしまった。なんとなく食べるのが悪い気がした。食後ふらふらとお散歩する。祭りの真っ最中だった。満月で人々の気持ちが高揚していたみたい。私達は柳川の川べりの椅子に腰掛ける。話がとめどなく出てきた。地元の人たちのにぎやかさの中に、私も混じりたくなる。古い町の夜。金魚つりをしている屋台。町の人は顔なじみなのか、とても仲がよさそう。人ごみに紛れて、もしかすると昔の人の亡霊もいるのではないかと思ってしまう。北原白秋のデスマスクを思い出してしまう。11時を過ぎて、お祭りが終わる。深い深い闇の中で、私と親友の声がひびく。おじさんがジュースをくれた。旅行者だと思ったのかどうか。満月の光に照らされて、西洋館がうつくしくも不気味だった。私はこれほどにも荘厳な場所に来たことがない。お屋敷もお庭もすべて、時間がぴたりと止まっていてなんだか自分達が昔の時間に紛れ込んでしまったかのようだった。寝るのが惜しくて、ずっとベランダからお庭を見ていた。

  2004/07/31

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• バッタリ！と博多の夜

  旅行は前夜から始まると思う。前夜の荷造りから自分の中ではもう旅行が始まっている。もしかすると必要になるのではないか？予想を立てながら荷造りをする。慣れ親しんだものとの別れを惜しむような気持ちがひやりと胸におそってくる。門を出るとき私の大きなかばんを見て、うちの犬が鳴いた。視線を背中に感じながら、門を出る。犬の視線は人間のそれよりも熱くて、背中が焦げそうになる。新大阪で親友と合流。博多に向かう電車の中で私はKちゃんにメールを打つ。Kちゃんは私がウェルカム・ボードを作ったお友達だ。私が博多に旅行をすることをメールする。Kちゃんは博多に嫁いだ。博多に着いてからしばらくして、前から私を呼ぶ声。Kちゃんだった。母親と一緒にいた。私たちは驚きで声を高くした。会いたかったから気持ちが通じたみたい。私は彼女に渡したいと思って、旅行かばんに写真をしのばせてきた。手渡しが出来て本当に良かった。話を聞くと、なんと引越しは前日だったそう。私からのメールを見て、すごく興奮したのだそう。見知らぬ土地に来て二日目に、友達に会えるなんてと目をうるませていた。きっと不安な気持ちが強いのだと思う。でも一緒に話をして、彼女がいつもよりも近くに感じた。きっとお互いに会えて嬉しかったのだと思う。神様からの素敵なサプライズ。バッタリ！の出会いは日常をドラマティックにしてくれる。それにしても前から歩いてくるなんて。＊博多のキャナルシティーへ行くと外国人がいっぱいいた。日本語を話している人の方が少ないくらい。ずいぶん遅くまでしていて驚いた。宿泊は某有名なホテル。お友達が手配してくれた。ホテルの一階には教会があり、結婚式を挙げる人が泊まっているみたい。きっと最後の夜、話し込んでいるのだろうと思う。ホテルの夜は静かで靴の音がロビーに響く。私は旅行をしていて嬉しいと思うのは、普段は聞き逃している音が聞こえる瞬間である。本当は聞こえていても聞こえない音たち。日常をスローモーションしたら自然と音が明確に聞こえてくるのだ。そうだったね、と思い出す。

  2004/07/30

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• 感情移入する

  BSで韓国ドラマ『美しい日々』を放映している。毎日２本連続で、２時間ぶっとおし。見ていなかったらついていけなくなるから、毎日見ている。おかげで、ここのところ毎日睡眠不足である。１時半くらいに寝ている。日中は眠いし、ふらふら。睡眠不足で肌が荒れ気味。しかしこのドラマ、見ている人は本当に少なくて、周りでも見ている人はいない。本当に面白いんですけれどねぇ。私は感情移入しすぎて、今日はずっと登場人物のことを考えている。まるで本当に自分がそのドラマに出ているみたいな錯覚に陥ってしまう。私のような、普段でも半分夢遊病みたいな空想癖がある人間がドラマを見ると半端じゃなくドラマモードになってしまう。昨日はすごくいいシーンがあり、涙が出た。涙腺がゆるんでどうでもいいシーンでも涙が出た。ドラマとか映画というのは感動を与えてくれるもの。自分がその場にいなくても、その主人公みたいな気持ちになれる。一緒に笑い、一緒に泣いて、一緒に走って、一緒にご飯を食べて。私は彼らに体を乗っ取らせる。もしくは私が乗り移るのか。ああ夜が待ち遠しい。＊どうしてドラマにはまったのか、気づいた。私はたぶん自分の中でドラマを見ても大丈夫になったからだと思う。恋愛のさなかや、恋が終わったころドラマを見てもなんとなく乗れなかった。自分と比べたり、なんとなく素直に感動できなかった。ドラマを見て楽しめるというのは、精神的に健康的な証拠だと思う。＊明日から旅行。あいにく大型の台風がきている。九州に行くというのに。私が移動するのと同じ方向に、台風が追いかけてくる。ちょうど旅行中は台風のさなかである。天候をうらめしく思ってもこればかりは神様のなせるわざ。心配している私に姉がてるてる坊主を作ってくれた。ティッシュペーパーで。笑顔がいい坊主さま。効果があるかどうかは別として・・・（半分あきらめ）気持ちがうれしかった。

  2004/07/29

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• スパイスの入れ加減

  昨夜は楽しいディナーでした。書道の先生とお友達と3人で、お稽古の後食事に行った。昨日の会話のテーマは、かわいいわがままについてだった。先生は甘えるのが下手だと言っていた。どうしても欲しくても、欲しいと言えなくて遠慮をしてしまうのだという。本当は欲しい～とおねだりしたほうがいいのだと思うのに上手に甘えるのが下手で、ついやせ我慢してしまうみたい。我慢ばかりしていると、欲しいものが夢に出てきたりするのだという。若いときにその傾向が強かったみたいだけれど、今は自然になったという。私も似ていると思う。遠慮が美徳なのだと思ってしまっているふしがある。本当はしたいことを明確にした方が、相手を思いやることになるのかもしれない。私の親しくしているTちゃんは、欲しいときは欲しい～と言う。それも小悪魔みたいな顔をして。それでいて、与えられたらものすごく喜ぶ。メリハリがある。例えば相手が自分に嫌な目にあわせてしまった場合、私や先生は『いいのよ、仕方ないわよ』とか言うだろう。でもTちゃんは『ほんまやで～。迷惑しちゃう。』とかわいく怒れるだろう。きっとスパイスが上手に使えることが大事なのではないかと思う。相手に合わせるのもいいけれど、ちょっとひねりをいれてみる。私はまだまだ修行が足りないから、可愛くおねだりすることも可愛くよろこぶことも、可愛く怒ることも上手ではない。特に怒ることを上手にできるようになりたいものである。喜怒哀楽というのは、スパイスである。スパイスを上手に効かせて、美味しい料理を作りたい。美味しい女性になりたい。＊私は以前の日記で生活音が大きい人が苦手だと書いた。今も苦手だったりする。でも苦手であるけれど愛しいようにも思う。具体的に言えば父は、ドアをバタンバタン閉めるし、食器を置くときも壊れそうな具合にガチャンと置く。その音は彼自身なのである。音が無いとかえって寂しいかもしれない。雑音に思える音たちは、それぞれが自己主張をしているようでそうではないのだと気づく。それらは自由にひとり歩きしているのだ。生活音がまったくしない人。実際に一緒に暮らしたら、どうなのだろう？静かでいいかもしれないけれど、私は物足りなさを感じるかもしれない。父がドアがばたんと閉まるその音で、父がどれくらい疲れているか推し量ることができる。静かに閉めるとき、ああ今日はそういう気分なんだなとわかったり。また、いつもどおり粗雑な音だと、いつもどおりの彼なのだと安心感を覚える。

  2004/07/28

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• ドアの隙間１センチ

  先日一緒にお食事をした人が私のことを面白く言い当てた。「なんかね、そ～っとドアの隙間から様子を眺めるような感じだね。ドアの隙間を１センチくらいあけて。それで目があったらば～んと閉められそう」と言われた。そうなんです。私初対面でも、長年親しくしていても相手の様子を伺っているところがあるのです。それがドアの隙間１センチみたいな感覚だったりする。うまく説明できないけれど、人が怖いみたい。どんな人なのか、と思ってしまう。何となく初対面となると、様子眺めをしてしまう。昨日、『美しき日々』でのセリフで「あの人はいつも靴をはいているみたい。どんなときも靴を脱がないでいて、いつでも私の心の中から出て行けるようにしているの。でも靴だから足あとがついてしまって、かえって気になってしまうのが恐いの」というところがあった。チェ・ジウ扮する女性が、イ・ビョンホンのことをそんな風に表現していた。心の中ってドアがあるのかな？なんて思う。そのドアを最初からばーーんて開け放っている人もいれば閉ざしてしまっている人もいたり。ちょっとづつ開かれていく場合もある。私はちょっとづつのタイプである。＊以前『グータン』で言ってたけれど、普段使う言葉の中にその人を言い当てた表現を使っている場合があるみたい。たとえば、ドンドンとかダンダンとかを使う人は努力家で積み重ねることが出来る人とか。『パッパッ』とか破裂音の表現をよく使う人は、身のこなしが軽い。そういわれてみると、そうかな？と思う。日記でよく使う表現、それは自分をあらわしているのかもしれない。私はさらり、とかしっとり、とか平仮名の表現が好きである。温度に関する表現。分析してみると面白いかもしれない。

  2004/07/27

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• 大切にしたいこと

  「一日のうちで点検の時間を作ったらいいよ」と私に言ってくれたのは親しくしている上司だった。なんとなく出来ていると思う。でも。なんとなくって実は危険である。仕事でも私生活でも、なんとなくには危険がいっぱい。うっかりミスをするのが得意の私は自分のミスを見つけるのが得意になればいいのではないかと気づいた。ミスに気づくのは早いほうがいい。「一日のうちで、点検の時間を作ろう」そういうこころみは、本当に初歩的なことであるけれど案外見逃しがちなことは基礎的なことに潜んでいる。本当は丁寧にすべきことだと思う。結局人より秀でている人というのはある部分が緻密で丁寧に出来ているのだと思う。ある部分が実に繊細に扱われていて、それが成功に結びつくのだと思う。＊すこし話題が変わるのだけれど私はメールが発達したために、人間関係に体温が感じられなくなったと思うことがある。たとえば、言いにくいことをメールですませる。依頼の言葉、お礼の言葉、謝罪の言葉、いろいろ。本当は会って言うのが一番気持ちが伝わるその次が電話で最終的なものがメール。メールは機械を通すので、機械なのだと思う。できれば電話で言って欲しい。声を聞けば伝わるものが伝わる。伝えたいこころ、言葉がその人のニュアンスで心の中にすっと飛び込んでくるのだと思う。文字間で変に勘ぐったりしないですむ。ありがとう、とかはメールでも伝わるかもしれない。でも本当に数秒ですむのなら電話で肉声で聞きたいよね。

  2004/07/26

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• 夏の日。私に似た人（追記あり）

  昨日は母のお誕生日のお祝いをした。炊き込み御飯を作った。姉が梅風味の夏野菜の冷製スープを作ってくれた。炊き込み御飯は好評だった。鰹節でだしをきちんととったのが良かったのか。私はまだ応用の料理ができない。というのもお料理教室で基本料理しか習っていないから。和食をマスターしたら、中華、イタリアンに手を伸ばしていこう。たらふく食べてからの食器洗い。私は食器を洗う時にいつもしあわせな気持ちになる。たくさんの食器を片っ端から泡をつけていく。今日も昼下がり、食器をきゅっきゅっ洗う。お皿がぴかぴかに光る。ああそうか、お皿がよろこんでいるんだなと思う。お皿洗いをしたあとのお皿の気持ちが伝わって、私は満ち足りたきもちになる。きれいになった食器を食器棚になおす。あるべき場所へ。ごく普通の日常のひとこまが幸せである。父がソファーにのびて、テレビを見ている。夏休みの最中みたいだと錯覚しそうになる。氷水をタオルにひたして身体をふく。顔にあてる。ひんやりが伝わって来る。暑い日は冷たい温度を心地良く感じる。夏の日の贅沢である。冬には冬の、夏には夏のよさがある。夏でなければ、氷水をすばらしく思わないだろう。足湯をしながら、冷たいタオルを当てていると眠気をさそってしまったよう。＊最近、私はテレビを見るようになった。今まではドラマを見ないほうだった。でも夢中になるドラマを見つけてしまった。出てくる男性が私の性格にすごく似ている。そう思っていると、母にもそう言われた。あまり喋らなくてクールみたいなのに、突然叫んだりするところが似ているみたい。例えば、女性と車で海に行くシーンがあった。海に近づいてきたあたりで、女性が「海だー」と小さく叫んだ。それから突然、今まで黙っていたのに「海だー」と大声で叫んだ。その後は素だったりする。母に「突然なところが似ている、表現が下手なところも。」と言われる。ええ、でもあんなに極端ではないよ、と思う。ドラマは『美しき日々』。私に似た人の名前はイ・ビョンホン。今韓国で人気がある人みたい。目で殺す、らしい。格好よくて、さびしいような目が印象的だ。それでいて笑顔がめちゃくちゃ可愛い。私の目の保養になってくれるだろう。＊そういえば1年前の今日私は会社の研修に行っていた。1年前の日記を読むと、その研修のことを全く書いていなかった。たぶん、心の整理ができなかったのだと思う。私は研修の日の夜に、寮をぬけだしてS君とデートをしていた。海に行ったのだった。芝生の上に座っていたのでたくさん虫にさされてしまった。次の日に足がはんてんだらけで、それが自分への罰のように思えた。研修のあと松山の道後温泉にお友達と行った夜も、S君に会った。友達に悪かったので、ほんの少しだけ。一緒に道後温泉の町を歩いていると、一緒に旅行をしているみたいだった。家族から遠く離れたばしょで、こうして男性と二人で歩くなんてことは初めてだったので、嬉しかった。何だか自由な気がした。その夜は一緒に散歩しただけだったのだけれど、何となく忘れられない夜になった。道後温泉には足湯をする場所がいくつかもうけてあり、彼と足を浸していると一緒に温泉に入っているような気分になったのだった。あれから1年がたつ。早いものだなぁと思う。うふふ。

  2004/07/25

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• 友達とその彼。博多へ向かう私

  去年の夏は本当にいろいろあり頭も身体もフル回転だった。恋とはなんぞや？と真剣に考え考えすぎておかしくなっていた。そして今年は去年とは違った感じ。こういう夏もいいなと思う。しずかに過ごせそう。彼氏がいないから、恋愛にたいして冷静になれるときでもある。心におもりがなくて、目の前のことがクリアーに見える。何かを感じ取れる時期なのかもしれない。今週末、博多に旅行する予定だ。女性二人旅で相方は、いつもと同じで親友である。博多には彼女の彼氏がいる。遠距離でおつきあいをしているのだ。その彼に車を出してもらって、あちこち連れて行ってもらう。カップルと2日一緒に過ごすので、私はちょっと心配している。彼は気軽な雰囲気の人なので、私に気兼ねしないのだと思うけれど私は彼のことは何も知らないし。また私自身が、カップルといてさびしい気持ちになるのではないかと思ったりして。（こっちのほうが心配）それでも何となく博多が私を呼んでいるような気がしている。博多に興味を持つのは自然なことだったように思う。正月そうそうに会った人から博多がすばらしいということを聞いたり、お友達が博多に引越しをすることになったり、楽天で博多の方とお知りあいになったり（fu-jikoさん）、親友の彼氏が博多に転勤することになるという具合に博多が私の近くに来ている感じがしていた。柳川ではひまわり祭りというのをしていて、広い敷地にひまわりが植えられているのだそう。ひまわりの花畑が見られるのが楽しみである。きっと今回は何か新しい発見があるのだと思う。カップルを外から見て、いろいろと発見もあるだろう。これは良くないとか、これは良いということもあるだろう。どんな旅行になるか楽しみである。

  2004/07/24

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• 美肌とすこやかな体

  洗顔の後、顔を拭いてからアベンヌ・ウォーターを振りかける。その後化粧水をつけ、乳液。洗顔の後にアベンヌをするようになったのは一ヶ月ほど前から。化粧品屋でアベンヌの使い方を見た。化粧水の前にアベンヌを使うと浸透しやすくなるのだという。以前よりも肌がしっとりするようになった。ひと手間かけるだけで、こんなに違うなんてと思う。肌荒れしなくなった。アベンヌはフランスにある温泉のある町。アベンヌ・ウォーターはそこの温泉の水をボトルに詰めたもの。私は有馬温泉から車で30分ほどのところに住んでいるので、温泉には行こうと思えば行ける。でも日常でこんなに気軽に温泉が楽しめるなんてスゴイことだと思う。顔のしゅっとスプレーするとマイナスイオンも出ているのかもしれない。夏は冷房をガンガンかけているし、外は過酷な暑さ。肌にはかなり厳しいと思う。だからやはりいたわってあげなくちゃと思う。私は朝、粉末のコラーゲンと梅干をおかゆに混ぜて食べている。梅干はビタミンCが含まれていて、コラーゲンの吸収を上げてくれる。もしくはコーンフレークに、豆乳の粉とコラーゲンを入れて、お湯を入れてハチミツを入れる。甘くて美味しくてお勧めです。コラーゲン、やはり肌にいいと思う。毛穴も小さくしてくれるみたい。＊昨日、久しぶりに整体に行った。体の歪みを整えてもらった。スッキリして、気持ちよくて体が大喜びしているのがわかる。背中が相当固かったみたい。気の流れは悪くないみたい。（なぜわかるの？と思う。）でも血が少ないから、と言ってクコの実を勧められた。最近、体が冷えることがなくなったかわりにほてりやすくなった。「体の中に熱がこもっている」と言われた。陰性のものを摂るようにとのこと。体を温めるものばかりだと、熱がこもってしまう。だから体を冷やすものも摂ってバランスをとるのが大事なのだという。整体に行ってよかった。体に熱を持っているなんて自分ではわからないから。でも最近興奮しがちなのはそのためなのかな？なるほどと納得する。何でもバランスなんだなぁと思う。整体で体のバランスを整え、食生活でもバランスを考え、すると考え方もバランスよくなるのかな。＊昨日はうれしいメッセージ、ありがとうございました。透明感がある文章、とほめて頂いてうれしいです。これからも、ネタを仕入れて書きます。遊びに来てください。

  2004/07/23

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• 進化していく日記

  今日は過去の自分の日記を読み返してみました。同じ人間が書いたのか？と思う。最初の方の文章はすごくよそよそしい。しかも読みにくかった。ですます、が何となく不自然だったり、ああそうですか・と思う内容だったりする。文章表現がカタイのか、自分の感じる力が足りなかったのか？わからないのだけれど、読みやすい文章ではなかったと思う。日常でもたぶん、言葉がうまく出て来ていなかったかもしれない。2年前、私は自分の過去をあばいたりしなかった。過去の男性とのやりとりなんて書かなかった。そういうこと、書いていいのか？なんてためらっていた。オブラートで包んだような書き方。それがいいと思っていたみたい。自分の昔のことを改めて整理していくうちにすごく精神的に納得して安定していくのがわかった。多分誰かに聞いてもらいたい、誰かと分かち合いたいんだなーと思う。日記をさかのぼると、異性との出会いから日記の内容がガラリと変わっている。人と濃い結びつきをすると、人はどんどん剥がれていくのだと思う。脱皮するのかも？色々考えるうちに、細胞が生まれ変わるのかも。またそれとは別に、私は楽天の人の文章の影響を受けていると感じている。最初は私が生み出したものかもしれない。きゃらめるさんに影響され、イエペさんの生活に影響され、ばっちゃんに励まされ、出会った先々の日記の雰囲気に影響されたりして。きゃらめるさんの文章は、気持ちがいい。娘さんのことを書いている日はすごくやさしい文章で母性を感じて、私は勝手に気持ちよくなっている。ばっちゃんの文章は、いつも切れ味がいい。取れたてのトマトみたいな、鮮度がいい文章。おいしいおいしい、と思ってしまう。小雨さんの文章は動画みたいな感じ。時々スローモーションになったり、色があるの。小雨さんの表現、好きだなぁと思う。やにもえさんの日記は、なるほどそうかぁと納得して知らなかったことを教えてもらうかんじ。きっと色々とアンテナをたてていらっしゃるのだと思う。イエペさんの日記はあたたかみを感じる。おひさまの匂いがする。きっと人柄が出ているのだと思う。イエペさんの暮らす町の風が感じられる日記。色々な人のところにおじゃまして、おなか一杯、人生のエッセンスを頂いて幸せである。日記ってやっぱりスゴイなと思う。成長記録かもしれない。

  2004/07/22

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• 今いる場所

  日曜日、Tに出会って私は熱病にかかったようにずっとTのことを考えていた。こんなことは久しぶりである。ちょうど変化をおこしたいと思っていた私に、難なく自分がすすみたい方向に進んでいくTがまぶしく見えたのだと思う。私はTではないので、Tのような人生を送ることはないけれどTのように思ったことを即行動していくような割り切りの早い人にはあこがれてしまう。Tは正直な人である。自分の気持ちに対して率直なのだと思う。今わたしがいる場所は、私が選択した連続の結果。でももし環境を変えたいと思うのならば可能である。Tのように。＊私はTに「小説書きたいって言っていたよね」と言われた。そう言われるとそうだなぁと一瞬汗をかく。もしTが私だったら、今頃はとっくに書いているだろうなと思う。小説でも絵本でも何か、形に残したいと思っている。きっとそれを達成したとき、私は感動するのだと思う。自分が本当にやりたいことを、あきらめないこと。Tは私に伝えたかったのだと思う。

  2004/07/21

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• アンニュイな想いたち

  日曜日の二次会でOちゃんに話しかけられた。OちゃんはN君と交流がある。「N君から聞いたよ。」と意味ありげに言う。「N君、未練あるみたいよ。何で別れたの？いい子そうだと思うけれど」と言われた。Oちゃんからの思いがけない言葉。私はN君が私に未練があるなんて考えたことがなかった。未練･･･そうなんだ。と思いながらもけれど、思い当たらないとも言えない。実は私、N君のことを毎日考えている。たった数分だったりするけれど。電車の乗り降りでN君を見かけることがあったりする。本物のN君ではないけれど、N君の目をした人とかN君くらいの背の人とかN君のような雰囲気の人とか。彼はどこかにいそうな顔で、道路を歩いていると二人に一人はN君ではないかと思うくらい。でもそれは未練とは違っていて、懐かしく思い出すというもの。でもN君は友達にこぼすくらいだから、私のことを忘れられないのかもしれない。自分が相手を思うとき、相手も思っているのだそう。OちゃんにN君のことを言われてから、私はイメージの中で彼の家に行っていた。N君のちらかった部屋の中で、何となく座ってぼーっとしてしまった。干してある洗濯物を眺めてみたり。たくさんの量のCDを手にとってみたり。寝転んで天井を見てみたり。実際に行くわけもないのに、空想がうまいこと。言葉というのは魂があるのだと思う。Oちゃんに、N君が私のことを話したときにOちゃんの耳に言葉とともにN君の魂が入っていったのだと思う。Oちゃんの唇から出された言葉には、N君の匂いを感じた。だから私は苦しくなった。「どうして別れた？」そう聞かれて私は答えることが難しかった。時間とともに、気持ちもなにもかもが洗い流されていってくれたらいいなと思う。それは私の勝手な発想だけれど。きっと彼は私が残していったかけらを見て、思い出してしまうのだと思う。私がそうであるのと同じように。かけら。例えば一緒にいったお店。一緒に行った映画。何となく私に似た人とか。忘れたいような、忘れてしまいたくないようなアンニュイな想いたち。

  2004/07/19

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• 2年前沖縄・・・（更新済み）

  Kちゃんの結婚式の二次会でした。私は色々と関わっていたので自分のことのように落ち着かなかった。久しぶりに会う人もたくさんいる。Tとは4年ぶりに会った。びっくりするくらいにTはきれいになっていた。体はほっそりとしていて、女優みたいになっていた。異色の男性と一緒にいた。普通は出会わないような雰囲気。「彼です」と紹介された。彼に握手を求められ、手を握ると強く握り返された。肉付きのいい、ぽってりとした厚い手だった。私はTに話を聞きたかったのでTの隣の席に座った。黒い中国衿のスーツを着た、業界の人みたいな彼とTの側に行くのは緊張した。自分の足音にドキドキした。「食べるもの彼が取ってきてくれるから座ってて。」「ええ？」驚く私。彼が席をたって、Tと二人きりになった。「彼とどこで出会ったの？」「仕事をやめて、一ヶ月沖縄にいたの。彼も仕事をやめて沖縄に旅行に行っていてね、それで知り合ったの。」凛とした、風鈴がちりんと音をたてるような気がした。Tはいつも劇的な展開の恋をしている。クールな風にもみえる雰囲気なのに、いつも旅先で恋をしてそのまま彼と同棲したりしている。以前の彼は船の上で知り合った。「今、東京にいるんだよね？」「彼が東京に住んでいるというので、沖縄からそのまま東京に彼を追いかけていったの。それでそのまま二人で暮らしているの。今は整体の仕事をしているの。」Tは大学を卒業してからエステのお仕事をしていた。その後のことは何も知らなかった。どこにいるのさえ、わからなかった。しばらくすると彼が三人分のお食事を取ってきてくれた。「ありがとう」私はお礼を言う。彼はナフキンをテーブルの上に並べてくれた。「ワインは飲む？」と勧められて、ワインも入れてもらった。彼は飲食業なのだという。お皿を並べる手つきが馴れたふうなのは、そのためなのか。なんだかよく気が付く人だった。初対面で二言目に「ふたえの目がきれいですね」と誉められた。体の一部を誉めるなんて、この人なかなかやるなと思う。洋服を誉める以上に人を無防備にする。あらあら、と思ってしまう。何も言わなくても雰囲気が出来上がっていて、私はその中に入るのが本当に恐れ多かった。でも二人の優雅な雰囲気にぼーっとしてしまって、Kちゃんの二次会なのに、そんなことさえ忘れてしまった。Tは私のことを「クラスメート」と紹介する。「mamikoroはね、部屋の鍵を開けるときにね、持っていた荷物を全て地べたに下ろしてから鍵を開けるような人なの」と言った。彼は「よくわかる」と笑っていた。Tとはイギリスに一ヶ月間一緒に行った。大学の研修だった。隣の部屋だった。だから鍵を開けるしぐさまで覚えているんだなと思った。6年前の8月、Tと一緒に過ごした夏。彼女は迷うということが無い人だった。言うことはきつかったりするけれど、人に対して媚を売ることなく堂々としていて、相談したくなる人だった。空を見るのが好きで、部屋でぼーっと空を見ていた。その間中ずっとしゃべらないでいるような人だった。誕生日が一日違いで、もし私が5時間早く生まれたら彼女と同じ誕生日になっていた。もしかすると劇的な人生を選んでいたのかも？と思う。来年、彼と結婚をするのだと言う。「mamikoroはいい人いないの？」と聞かれて「いないよ」と答えると「早く見つけないとね」とさらりと言われた。なんだか心に響いてしまった。私は彼女に言われるとそうだなと納得してしまう。東京まで彼を追いかけていくなんて、本当にすごいと改めて思う。彼女の細い腕と足と腰を見ると、昔とはぜんぜん違うことに気が付いた。昔はもっとぽっちゃりとしていたのに。いらないものがそぎ落とされたような感じだった。きっと心の贅肉もないのだと思った。置いていかれるような、危機感を感じてしまった。それは彼女の歩んだ人生なのだと思いながらもなんだかうらやましくなった。席をたつときに彼に上着とライターを渡す。金色のライターがこんなに似合う人もいないな、と思いながら。すると彼に深々と頭を下げられてしまった。＊私はTに伝えたかったけれど伝えられなかったことを手紙に書くことにする。何となくTに手紙を書きたい気分だった。

  2004/07/18

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• 夢で会う人

  今朝、また彼が出てきた。8年前に別れた人。笑ってしまうでしょ？8年も前に別れた人のことを思い出してしまうなんて。一年に何度かきちんと夢に出てくる。もっと昔は一ヶ月に一度、もっともっと昔は一週間に一度だった。出てくる夢は現実に似ていて、本当に彼に会っているかのような錯覚がある。別れを切り出したのは私だった。だから未練が残るなんて、資格ないのだけれど。彼とは丁度8年前の今ぐらいに知り合ったっけ。夏の思い出が多い。いい人ではなかった。多分性格悪い人だったと思う。何かをしてもらって、感動した事はなかった。でも笑顔が良かった。彼とつき合っているとき「彼が生きているだけで私は幸せだ」と思っていた。高校生だったけれど、今よりも人を真剣に好きになることが出来たのだと思う。猜疑心なんてなくて。8年経ってもひどく暑い日は古傷が痛むのか、特に今日みたいに暑い日は何年か前に気持ちが戻ってしまう。変でしょ？理屈なんてない。理由なんてない。思い出してしまうんだもの。どんなにしても、忘れたと思っていても彼が出てくる。やーねー。これから何年も彼の事を夢に見るのかな？そう思うと怖くなった。90歳くらいになっても夢に出て、それで思い出す彼は相変わらず18歳とかで、歳をとっていないんでしょう。おばあさんになった私が、朝目を覚まして「夢でよかった」なんて言っていたりするのをイメージしてしまった。＊今日はそんな夢なんてみてしまうから、お茶のお稽古上の空だった。お茶の先生、先週旦那様が亡くなったらしい。でもそのわりにしゃんとしていた。「あっさり逝ってしまったんですよ。話をしていて、がんばる、がんばる、って言っていたと思ったら亡くなってしまったの。」と笑顔で話をしている。先生もちょっと夢見ているみたいだった。旦那様のお葬式のあとに泥棒に入られたみたいで、いろいろな事がどっときたみたいで、でも何で笑っていられるんだろうと思った。いつもよりも元気なくらい。多分何かをしている方がいいのだと思う。だからいつもよりも張り切っていたのだと思った。先生の旦那様はなんでもしてくれる人だったみたい。お庭のお手入れもしていたらしく、でも最近旦那様が害虫を退治していなくて椿が虫にやられて、丸ぼうずになってしまった、と言っていた。ご主人がいないお庭は草がぼうぼう、木が成長しすぎてしまって泥棒にも入られてしまった。先生が庭師の人に散発をしてもらったら、えらくスッキリと切られてしまって、大切な木も抜かれてしまったのだそう。何だか、せつない気持ちになった。もう会えないなんて、どんなに切ないことだろう。一緒に暮らした家に、一人で暮らす。泥棒にも入られて、どんなに心細いことだろう。先生はお稽古の最後に言っていた。「私は欲はなくなってしまった。希望とかもないけれど、私が望む事はぼけずにお茶の指導ができることです。」先生がいつもよりも大きく見えた。

  2004/07/17

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• 一日が24時間じゃ足りない

  最近、夜がきたと思ったら夜がくるような感じです。一日が24時間じゃ足りない。なんて思っています。木曜日。私は木曜日は仕事の後、寄り道をする。お茶をするか本屋に寄ったりする。今日はいつものパン屋には行かなかった。パン屋さんと顔なじみになってしまって、何かかえっていづらくなってしまった。私が挨拶をするから悪いのだけれど。で、楽しくお話をしてしまうのだけれど。私はこっそりが好きみたいでそういうところが変人の所以なのかもしれない。今日は大阪のビド・フランスに寄った。本当はインターネットカフェに行きたかったのだが、会員制らしく私はあいにく身分証明ができるものを持っていなかった。（会員証を作るには身分証明書が必要）それでビドに寄った。アイスのロイヤルミルクティとチョコのスコーンをぼーっとしながら食べる。隣の人は、中国人の女性とサラリーマンだった。どうやら女性は家庭教師。中国語を教わっているみたいで、真剣に「ニーハオ」と練習している。反対の隣の人はサラリーマン同士で真剣に仕事の話をしている。斜めの人は女性同士の二人組みで恋愛の話をして、溜息をついている。私はというと須賀敦子のエッセイを読んで、非日常的な時間を過ごしていた。隣から聞こえてくる中国の授業があまりにも真剣で、私はなんてぼんやりと生きているのだろう？と思った。急に勉強がしたくなった。カフェにいると、色々な人の人生を垣間見ることができる。みんな、カフェで好きなことをしている。みんな、何かに向かっている感じがする。私はそれをテレビでも見るかのように観察してしまう。一日が24時間じゃ足りない。何だか、したいことが色々ある。何もしたくない、と思うよりはずっといいのだけれど荒々しい感情が暴れていて、私はすぐに家に帰ることができない。家までの距離が長く感じる日がある。それが木曜日の私。寄り道ばかりして、家に帰り着いたのは9時前だった。＊地下鉄でひどく美しい人がいた。肩まで伸びた、金髪でパーマがかかっていて体つきがあまりゴツゴツしていなくて顔がきれいだったので女性だと思った。でも、話している言葉が男性の声だったので大変おどろいた。男性二人連れだったのだ。（カップルかと思った…）すごくきれいな二人だった。大学生かな？何となく私も一緒にどこかに連れて行って、と言いたくなった。フラフラと着いて行きたくなるような…中性的な男性って、女性よりもきれいで惹かれてしまう。

  2004/07/15

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• 出ておいで

  最近、今までだったら言わなかったことを言うようになりました。例えば本音とか。でもそういうことって、言ったほうが相手との距離が縮んだり良い効果があるのだと気づく。そして何よりも自分自身がうれしい。今まではぐっと我慢して、無理に納得したりしていた。自分の中で消化させていた。でも、言いたいことを飲み込まずに出してみようと思う。あちらこちらで私なりの氾濫を起こしている。あれ？こんなこと言う人だったっけ？と思われてしまっているかもしれない。でもそれはそれでいいやと思う。出ておいで、言葉さん。発言をするようになってからなのか、妙に肌の調子がいい。体の中の毒も一緒に出てきているのかもしれない。＊発言をするきっかけとなったのは、5月の満月の日からだった。思い出すとやはりあれから私は変わった気がする。私が納得できなくて、ある人に電話で言いたいことを言ってからだった。あんなに興奮したのは生まれて初めてだった。冷静と情熱がいりまじった電話だった。（5月6日の日記）言いたいことを言ったら、うれしかった。自分のなかの自分が、ありがとうと言った。言ってくれてありがとうと言った。

  2004/07/14

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• 子供の頃の遊び

  子供の頃の遊び、たとえば鬼ごっこ、色鬼、ドッジボール、泥棒と探偵。かくれんぼ。考えてみると、それら全てが捕まえる遊びである。鬼になった人がそれ以外の人を獲得していく遊び。私は鬼になった時よりも、逃げる方が楽しかった。鬼ごっこは、私はどんくさいので、すぐに捕まってしまう。でも鬼になったら誰も捕まえることが出来ないから、永遠とゲームが続いてしまう。追いかけられるとき、どうしてあんなにも恐怖なのだろう。タッチされた瞬間、どうしてあんなに恐怖とともに少しだけ安心感がある。もう逃げなくていいから。ドッジボールはあの四角い空間で、ボールに追いかけられる、今思えば恐ろしい遊びである。私は狙われやすい。でもなぜか一番最後まで残っていて、最後の二人とかになってよけいに恐怖で・・・。どうしてあんなに恐ろしい思いをしなければいけないのか。なぜかかくれんぼも、私は最後まで見つけてもらえない。上手に隠れてしまうから。昔は細くて小さかったから、とても狭い場所に入ることができた。家庭科室の戸棚とか。でも鬼がいじわるで、私に気づいて戸棚の端っこを押さえて私が出られないようにしたりして。笑いながら、あせった。子供の頃の遊び、今したら同じように面白いのだろうか。ふと思い出す。何年もしていないなぁ。追いかけたり、追いかけられたり。日常であんな真剣になることなんて、ない。

  2004/07/13

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• 魅力について

  今日は魅力について考えたいと思います。人の魅力には色々あると思う。その中の一つが緊張感なのではないかと思う。緊張感はその人が作り上げた仮面なのかもしれない。張り詰めた空気。緊張感というものは、魅力を引き出すひとつの道具なのではないかと思う。私があこがれる人は女性も男性もある種の緊張感を持つ人である。日常の中で、ずっとどこか張り詰めたものが続いていて、隙がないように見える。そんな人が、個人的に話をしてみると意外と柔軟なものを持っていたりする。いつも完璧な人がふとした時に、隙が見える時素顔が垣間見える時、ドキっとさせられる。素直に「ごめんなさいね」と言われると、驚く。いつも間違えない人は誤り上手だったりする。誤り上手な人はきもちがいい。意外性も魅力の一つだと思う。最近思うのは、外見がごく普通で平凡な人がふとしたときに妙にセクシーに見える時がある。どうみてもまじめそうで、紳士に思えていた人が急に下ネタを言われると本当にビックリしたりする。夜の会食なんかで、そういう面を見てしまったりする。しかし次の日会ったら、いつも通りの顔になっている。スポーツマン的な感じの男性が意外にも女性的な字できれいな字を書いたりするとあれ？？と思う。字が上手な男性は何となく、一目をおいてしまう。部屋に呼ばれたときに意外に部屋がきれいにかたづいていたら尊敬してしまう。急にいいかも、と思えてしまう。平凡そうな人にもドキドキされることがある。爽やかに「ありがとう」と何のいやらしさもなく言われるとかえってドキドキしたりする。私は男性の「ありがとう」に弱い。私は人の悪いところよりもいいところに興味がある。何となく目がいくのは、いいところばかり。魅力を数えているほうがずっと幸せなのだと思う。魅力を数えていくうちに、さらに魅力が見えてくる。

  2004/07/12

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• 淡路島でアロマテラピー

  会社の人達と淡路島に行きました。朝、ものすごくお天気悪くてどうなる？と思っていたら徐々に回復してお昼には完全に晴天になった。こんな日もあるのね。本当にうれしい。海と空がきらきら光っていて、まぶしかった。淡路島はお魚が美味しい。島にはいたるところに花が咲いている。今の時期に珍しい、ひまわりとかコスモスが咲いていた。淡路島は私のパワーポイントである。何となく、いつも淡路島に行くと気分がよくなる。すっと馴染む場所。明石から橋を渡っているとき、いつも私は自分が背負っているものを降ろしていくような気分になる。海が解放させてくれるのかもしれない。まず、淡路島の南の方にある『PARCHE　香りの館』でアロマテラピー体験。自分の好きなアロマオイルを選んで、オーデコロンを作った。アロマオイルは、トップノート、ミドルノート、ベースノートの３種類に分けられるそう。アロマオイルの蒸発する時間が違う為、時間が経つにつれて同じ香水でも違った香りになるのだという。トップノートは果物の香り。ミドルノートは個性的な香り。ベースノートは深い香り。個性が強いものを選んだ場合、量を少なくしたり一緒に入れるオイルを工夫する必要があるそう。いろいろ考えた結果、ゼラニウムを一番多く入れた。作ってみるとフルーティーで爽やかな匂いになった。すごく評判が良くて、うれしい。自分でオーデコロンを作れるなんて！～レシピ～１．まず５mlの無水エタノールを入れます２．その中に選んだエッセンシャルオイル（３～８種類）を２～３％の濃度になるように１２～１８滴入れます。３.蓋をしてよく振ります。４.次に２５mlの精製水をゆっくり注ぎいれます。５．もう一度フタを閉め、今度は思い切り振ります６．最初のエタノール臭が消え、香りが自然な感じになります。これで出来上がり。＊しばらくの間は使うときに少し振って下さい。＊顔にはスプレーしないで下さい。＊直射日光や高温多湿を避けできるだけ早く使ってください。（ちなみに私のレシピ）・オレンジ２　・グレープフルーツ１　・ベルガモット２・ゼラニウム３　・ローズマリー２・フランキンセン２　・ジュニパーベリー２　・イランイラン１（普通はこんなに種類を入れなくて、いいと思います。）

  2004/07/10

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• 占いに行きました

  今日はすごく夏のような暑さだった。Kちゃんの結婚式のWelcomeボードをみんなで集まって作った帰りに占いに行った。前回占いに行った時は年末で、Nくんとごたごたしている最中だった。おまけにSくんのことも何となく、自分の中で納得していなかったりして。その時は頭の中が整理できていない状態だった。切羽詰って行ったのだった。占いをしたくなるのは決まって、友達と会った日だったりする。人と会って、色々と話をした後だったりする。今日は何となく、占いがしたくなったから。今回占いに行ったのは仕事の事と異性との関係である。日記にも何度か書いた人との関係。「今日は何を占いましょうか？」といつも通り聞かれる。「仕事のことと、ええっと、恋愛じゃないんですけれど、異性との関係です」と言った。ちょっと笑ってしまった。お目当ての占い師さんは、生憎占い中だった。今日は違う人にした。淡々とした感じの人だった。つかみ所の無いような、でもちょっと私に似ていた。紫の、中国みたいな服を来た人だった。それにしても今年は年上の人とご縁がある年である。妻帯者だったりする。「何故でしょうか？」と聞くと「今年は貴方は、受け入れる年だからですよ。」と言われた。色々なことを吸収する年みたい。例の人とは共通点が多くて相性はいいみたい。私はちょっとした知り合いでいたいけれど、相手は私と進展して行きたいみたい。きちんと意思表示をしなくては勘違いをされてしまうのだと言われた。そして貴方自身もその人といて、ほっこりしているでしょう？と言われた。自分では何気なく交わして、受け流しているいるつもりでも、相手にはそれがわかっていない。私への恋愛感情のエネルギーが高いらしい。「貴方は、彼に傾いていっていますよ」と怖い事を言われた。もしかするとそうじゃないか、そう思うからこそ私は彼へのメールを返さなかったり、立て続けにお食事を断っている。最近私は彼にそっけない。言われる事って前もって自分でもわかっていることだったりする。当たっているわ、と思う。40年前に私が彼に出会っていたら、違っていたのかも？でも出会っていないからしょうがないね。「必要な事とそうでないことを選択するのがいいですね。ぐちゃぐちゃしているから。」と言われた。必要な事とそうでないことにわける。なるほどと思う。Nくんとの別れも聞いたら、「それは必要な別れでした。彼から貴方は十分学んで吸収したから、貴方が彼を必要でなくなったから別れたんですよ」と言われた。だから、私はNくんのことを思い出すときに尊敬の気持ちを持っているのかと思う。それでいて、未練はないのだった。仕事のことも聞く。今年は色々と吸収したり、まとめたり勉強をして自分が納得いくようなことをする年。今、心の中に言えないで貯めているものがあるから、それを周りに発言する事。周りの目はやさしいから、受け入れてもらえるとか。来年は、もしかすると転職？何か新しいことを始めたくなるみたい。これまでの土台が生かされるみたい。自分が納得できるような状態がやってくるのだと。恋愛は今年のお誕生日（10月）から急にエネルギーが高まるみたい。大晦日のあたりから、急に意識がガラリと変わるみたい。そして5月か6月に、自分から何かをしようとしてすごく縁がある人と出会うのだという。だからそれまで、何も行動を起こさない方がいいんじゃないかな？？と言われた。立ち上がろうとしたら「色々言い寄られるかもしれませんけれど、断ったほうがいいかもしれませんよ。良いご縁がありますから。」と言われた。来週、一つコンパがあることを思い出した。お見合いもするかもしれないし。＊占いに行った日はすがすがしい気分。今日の占い師さんは、何だか割り切っているって感じの人だった。霊感がある人なのだと思う。私は自分が少し霊感があるので、何となくわかる。話をしていると体からざざざと電気が走るから。占い師さんの中には、相談者に親身になりすぎてしまう人もいる。私が好きな占い師さんは、結構親身になる人だった。今日の占い師が淡々としている人だったのは、私が淡々としているからかな？

  2004/07/09

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• 白い服を着る

  今年に購入したものは全て白い服だった。姉に指摘されて、気が付いたのだった。ナラカミーチェの白いシャツ、ノースリーブのシャツ、白いジャケット、白いパンツ、白と黒のボーダーのカーディガン。あれ？と思うほどに白ばっかり。気持ちが神聖なのだろうか。白をまとうと気持ちがすっと立ち上がる感じがする。汚してはいけないと思うから自然と立ち居振る舞いを気遣う。私はよく食べこぼしをする方なのだが、白い服の時は手元が狂わないように気をつける。そして去年買った洋服はグレーばっかりだった。夏も冬も。コートもカットソーも、パンツもスカートもグレー。自分の中でそれが心地よいと思っていた。その時も姉に”グレーばっかり着て”と言われてハッと気づいたのだった。気持ちが常に揺れていた。グレーを着たらほっとした。きっとグレーな気持ちだったのだと思う。アンニュイになりたかったのだと思う。今私は色々なことをリニューアルしようとしている。自分の中の色々なもの。生活の仕方やものの考え方とか、色々。古いものを脱ぎ捨てて、新しいものを取り入れる。考え方だったり環境だったりするのだけれど。だからこそ白が着たくなったのではないだろうか。そういえば大好きなピンク、最近来ていない。久しぶりに着てみようかな？＊おととい変な光景を見てしまった。ＪＲの大阪駅のプラットホームで電車を待っていると男の人が女の人の背中を携帯で写真撮っていた。ちゃりりーんと音がする。男の人、何気なく携帯電話を閉じたりあけたりしてそしらぬ振りをしている。最近なぜか隠し撮りする人がいる。私が実際に見たのは初めてだったのだけれど。女の人は背中が大きく開いたカットソーを着ていて、素肌がちらりと見えていた。撮った画像、『背中』なんて名前つけて保存しているのかな？背中１とか背中２とか。マニアックな人が増えて困る。

  2004/07/08

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• 女性を楽にする言葉

  私はやさしさについて、思う。やさしさ、っていうのは本当に薬のような働きがあるのではないだろうか？心がかさかさになっているときに、ふと言われたひとことで救われたりします。月曜日、私は歓迎会のお店の幹事をすることになった。それで先週、最初に決めていたお店に念のためと思って下見に行った。料理はおいしかったけれど、場所がもうひとつだった。大人数では狭い気がしたし、部屋のしきりがあまりなかった。結局お店を変えた。ネットで調べたところだった。電話の対応が良かった。当日行ったら、掘りごたつで、机をかこんで１２人座れる席だった。ちょっと狭かったけれど、みんなが向かい合って座るには最高だった。お料理はあまり美味しいわけではなかった。まずいわけでもなかった。でも何よりお酒の種類が少なくて、しかもワインも焼酎も一種類くらいだった。最初のお店は部屋はもうひとつだったのに、お料理もお酒もおいしかった。自分が求めるに値するものと出会うのだと思う。やはり部屋を優先にしてしまった。でもやはり、お酒の種類がすくないしみんな不満そうだった。次の日だれもお店の話をしなかった。でもＫさんが「部屋はよかったよね」と言ってくれた。その言い方も、「部屋はましだったよね」と、下げて上げるような言い方ではなくて”良かった”と思っている言い方だった。本当にそれだけなんだけれど、私は救われた気がした。女性の感性は男性にはわかりにくいものである。女性は女性ならではの感性があるのだと思う。なんだか割り切れない何かがあるのだと思う。気遣いができる男性は限りなく少ないと思う。本当に言ってほしい言葉は言ってくれない。思っていても言わないでいいと思っているみたい。だからこそ言える男性が際立って見えるのだ。で、言える男性がもてたりするんだけれど。問題は、一言が言えるかどうかである。

  2004/07/07

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• 素直さについて

  私はふと気づいてしまった。自分が素直ではないことを。へそ曲がりであることを。私は人から与えられたことを素直に受け取るのが下手なのかもしれない。なんとなく、素直によろこんでいない気がする。言葉ではありがとう、と言いながらも。環境であっても、物であっても、人から言われた言葉でも。人それぞれ、分野によって素直なところとそうでないところがあると思う。きっと私は納得がいったことならばすいすいと素直に受け取ることができるのだと思う。何でもなんとなく自分が気に入らないことは素直に受け取れなかったりする。受け取ったものを素直によろこべる感性がほしいと思う。なぜか疑心暗鬼になってしまって。ホントウはもっとシンプルでいいのに、と思う。ホントウはもっと手放しでよろこべばいいのだと思う。きっと受け取り上手が世渡り上手なのだと思う。言葉ではいくらでもお礼を言うことはできる。でもどこか冷めていて、どこか疑っていて。なぜそういうことに気づいてしまったか？それは私に似た人に出会ったから。なんだか私に似た、頑固でいじっぱりな人だった。物をもらったら素直に喜ばずに、裏があるのではないかと思う人だった。もうすこし心にあそびがあればいいのかもしれない。ふとしたときに自分の心の狭さを感じてしまう。

  2004/07/05

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• 天使を捕まえる

  捕まえることができたのかどうか。それはわからないのだけれど、一日かかって天使の絵を描いていました。お友達の結婚式の二次会のウェルカムボードに天使の絵を描くことを依頼されていて。で。いろいろな顔を描いて、なんども描き直して違う、そうじゃない。違う、そうじゃない。そう思いながら、気が付いたら一日が終わってしまった。ようやく一人描いた。表情がいい感じである。どこか自分に似てるかもしれない。自分が描く絵は結局似ていて、自分の雰囲気をまとっている。不思議だけれど。絵を描くことは、物探しにも似ている。探し物。きっと自分の中の天使を捕まえることができたのかもしれない。夕飯がおいしかった。絵を描いた後は気持ちが晴れやかである。＊私は色鉛筆が好きで、絵を描くときはいつも色鉛筆である。淡い感じの色が出て、私が出したいニュアンスになる。色が重ねられるのも利点である。色鉛筆には可能性が感じられる。油絵よりも手軽で、水彩よりも自由。

  2004/07/03

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• 男は骨盤を見ている

  昨日はある人とお寿司を食べに行った。その道中で、たまたまAさんに会った。Aさんは私とある人の共通の知り合いで、秘書である。笑顔で「これからお食事ですか？」と聞かれてしまった。それで「わかる？」とある人は笑った。「わかりますよー」とAさんは言ったきり、それ以上は何も聞いてこなかった。ある人はお寿司が好きで、昨日のお寿司屋は辺鄙な場所にあった。でも本当にネタがすばらしかった。お寿司を食べているときに、Aさんの話になった。Aさんは美人というわけでもないけれど、素敵だという話になった。ある人はAさんの長所は笑顔にあるのだという。何よりも笑顔が清々しい（すがすがしい）のだという。そして、センスのいい会話ができるということ。「これからお二人でお食事ですか？」なんて、普通は思っていても言わないのだ。でも、あえて聞く。そしてそれ以上は聞かない。きちんと線をひいているのだ。入ってはいけないことを心得ているのだ。そういってことを聞くことができるのは洗練されているのだという。私にはできない芸だなぁと思う。やはり私はなんとなく無難なことしか言えない女である。Aさんは一時期に比べてかなり痩せた。私が「Aさん痩せましたねー」と言うと彼は「そうだね。女性はある時期に太ったり、急に痩せる時期があったりするんだよ」と言った。それで私が「どっちが好みですか？痩せとふっくら。」と聞いたら「どっちも好き」と言われた。「そういうと思いました」と私は笑う。彼は付け加えたように言う。「柳腰はいやだなぁ。なんていうか、骨盤がしっかりとしているのがいい。」と言う。それから「いや、変な意味じゃないよ。変な風に捉えないでくれよ」と付け加えた。骨盤？？私は不思議な気持ちになった。その後、彼とはまじめな話を散々したのだが、骨盤の話が気になってしまった。私は幸い骨盤がしっかりしている。安産型である。じゃぁ、私もO．Kですか？とは聞かなかったけれど。お酒に酔ってはなるまいか、と念じているとまったく酔わなかった。お酒を飲みながらまじめな話をしたからかな？（お酒がなかったら、泣いていたかも？という内容だった。この人はいつもキツイことを言う。でも後になって納得させられていたりする。）昨日の成績（？）はビール１本と日本酒３本。＊今日会社で会議が始まる前になぜかオランダの女性の話になった。オランダの女性は体が大きくて。背が２メートルもある。日本人の女性の何倍も体が大きいのだと言う。それから、さらに上司は興奮して付け加えた。「骨盤がね、大きいんだよ。ものすごく。」私は思った。男性は女性の骨盤を見ているのだと。なぜだか知らないけれど。女性の骨盤が大きいことを知るには、目で見るか触ってみるかである。もしかして、オランダの女性の骨盤を触る機会があったのか？私が知らないだけなのかな？やはり骨盤が大きいとセクシーなのかな？抱きやすいのかな？安定するのかな？なんて、自分の骨盤を見ながら昼間から思ったりした。＊今日は満月である。妙に興奮してしまう。なるほど、やはり満月だなと思った。

  2004/07/02

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• 誰かのために

  昨日はフラワーアレンジメントのお稽古だった。来月、アレンジメントのメンバーでKちゃんの結婚式の二次会のお手伝いをする。私は天使の絵を描くことになっていて、あとの二人はアレンジをすることになっている。私はアレンジもお手伝いする。私は働いているので絵を描く時間がないことを気にしていた。けれどもっと大変な人がいた。Sちゃんである。Sちゃんはスピーチを頼まれたので、どうしよう？と思っていた。Sちゃんは７月に、それとは別件でブーケの依頼を受けていた。頭の中がパニックになっていた。なんか、一緒にいるとそれが伝わってきた。一緒にいてもなんとなく目が泳いでいた。ニコニコしているけれど、興奮気味だった。アレンジメントのお稽古の後にご飯を食べる。Sちゃんが一杯一杯になっていることを、自分でもわかっていた。今いろいろなことが山積みになっているけれど、全て足し算をしてはいけない、とアドバイスをしておいた。「そうだよね。でも初めて依頼を受けたので緊張する。けど頑張らなくちゃいけないの。」と凛とした様子で答える。Sちゃんは結婚式場で働いている。いずれはフラワーアレンジメントを仕事にしたいと思っていて今ブーケのお稽古もしている。ブーケって、かなり体力いる。体力勝負。気力勝負。本当に、当日に体調悪くしたら元も子もない。誰かのために何かをするというのはエネルギーがいる。しかもそれが一生に一度のイベントだったりする。そう思うと、フラワーアレンジメントのお仕事って本当に大変だなと思う。生物勝負なわけだし。大変だけれどSちゃんはアレンジにやりがいを見出した。「好きなことを仕事にすれば、逃げ場がない」といつかきゃらめるさんが言っていたけれどそうかもしれない。でもSちゃんは何かに向かって進んでいる感じがあり、生き生きとしていた。苦しそうでもあるけれど。やりがいと、大変さが共存すること。私はSちゃんを見ていると応援したくなる。＊結婚式の二次会ってなんか異質だなぁと思う。渦がまいている。目に見えないおおきな渦が。やはり人生の大きなイベントだもんね。本人も、周りの人も目に見えない大きな渦の中で泳いでいる。そんな感じ。母のお友達でお花の先生をしている人は結婚式で頭に載せるお花のアレンジメントをすることになったら、当日までに、一度実際に自分の頭に飾ってみたりするとか。時間とともにお花がどんなふうに変化していくのか。人の体温でどうなるのか？見るみたい。ご家族は笑いが止まらないみたい。なにしろ、普通の格好なのに頭だけ豪華だったりするから。（ちなみに、この間はアジサイをアレンジしたものを頭にのせていたみたい。）責任を伴うことっていろいろ大変なのだけれどでもそれを乗り越える楽しさが、たまらないのだと思う。よろこんでもらえると、疲れがふっとぶのだと思う。

  2004/07/01

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• 蕎湯で割った酒

  昨日は以前日記に書いた人とお蕎麦を食べに行った。年上過ぎて、異性だと思うよりもお父さんである。お父さんというよりおじいさんかもしれない。おいしいお蕎麦があるらしく、私が蕎麦好きなので、ぜひということだった。蕎麦なのに1200円くらいする。高価。でもそのお値段にふさわしいようなお蕎麦だった。焼酎を蕎麦湯で割るやり方で飲んだ。焼酎の辛さが、蕎麦湯でふわぁと拡散されてやさしい味になる。意外な発見である。これならば、まったり飲むことができる。峠という名前の焼酎だった。そのあと梅田で飲む。何でも私に教えたがる人で、以前『男というもの』（渡辺淳一）を貸してくれた。「読み終えました」と彼に返す。「理解できた？」と聞かれた。私はきっとウブに見えるのだなぁ。きっと何も知らないように見えるのだなぁと思う。理解できすぎて、ため息でました。（と内心思った。）私はいつも男性に何も知らないように思われて、いろいろ教えたがるみたい。お世話をしたがるみたい。5歳くらいの子供に教えるみたいに、いろいろ教えてくれる。知っていますよ、それくらい、と思いながらも真面目に聞く。なぜかいつも、私は相手の保護心理をついてしまうみたい。「おまえが心配で心配で仕方がない」と言われる。相手の心に私が忘れ物をしてしまうのか、心の中にひっかかってしまうみたい。私の存在が。私は飲み友達のように思っているのだが、彼は私をどう思っているのか疑問。彼は自分自身が私に負担になっていないのか？といつも聞くのだが、私は負担に思うほど彼に対して思い入れをしていないのかもしれない。須賀敦子の本を読むことを約束して別れた。私が彼にすすめておいて、私は読んだことがなかった。須賀敦子の本を本屋で見つけて、なんとなく彼が好きそうだと思ってすすめたのだった。それが本当に彼の好む文章だったので、驚きだった。彼とは食べ物の嗜好も本の嗜好も似ていた。だから一緒に飲むのが楽しいのだ。

  2004/06/30

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