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カテゴリ:この漫画が好きだ!
とうとう、この新聞連載漫画もコミックにして4巻目まで来た。 西原ってつくづく私小説的だなと思う。 まあ、自分自身が子育てをしてる人が「毎日かあさん」を描いている訳だから、題材に困らないし実感、新鮮味があるのは当然だろうと思う。 連載が続いてる事からも、この作品は読者に支持されているのだろうと思う。 それは「うんうん、こんなバカ母さんが居るから自分なんてもっとマシだよね。」と言う感覚ではなく、子供は愛してやるだけでそれで良いんだと言う自信を与えてやっているんだと思う。 そして毎回挿入される別の漫画。 今回は、ガンが分かって出戻ってきた元夫、鴨ちゃんとの最後の日々を綴った数編。 これぞまさに私小説だと思う。「リツ子、その死」(壇一雄)を思い出したぞ。 鴨ちゃんとの最後の場面(絵は出さないけど想像してね) でもその日はけっこう早くやって来て 20年ウソ話ばかり作ってきたのに 私はこの日のために自分の子供にするウソを用意していない・・。 動かなくなった彼の前で いつまでも泣きやまないわたしに こどもたちが最初にしてくれたことは 私を笑わすことだった 神様 わたしに子供をありがとう 西原の漫画には、最後には必ずありがとうの心が出てくる。 バカヤロウが似合いそうな西原だけど、途中には何度もバカヤロウが出てくるけど、最後にはありがとう。 だからみんな彼女を好きになるんだろうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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