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カテゴリ:火取ゆき
新世界と聞いて何を思い浮かべるだろう?
ドヴォルザーク?これはクラシックの好きな人だな。 串カツ、たこ焼き、天王寺?これは大阪人か。 実は歌のタイトルなのだ。 と、来ると大西ゆかりの歌う「新世界」だろう。 いつだったか、ネットで火取ゆきさんを検索していたときに、ある女性のブログに行き着いた。 かなりナイーブで、痛々しげに綴られたそのブログにその歌は出てきた。 ー火取さんのライブを聴きに行った。私の「新世界」もちゃんと歌ってくれたーと言う記述があった。 もう少しブログを読んでいると、火取ゆきさんに歌って貰う詞を作ったと書いてあった。 そのブログを書いている女性(と、言うか女の子)が書いた「新世界」と言う詞を火取さんが歌っているらしい。 「ニンゲンイジョウ」と言うそのブログ(最近何故か閉鎖されてしまっている)を書いている女の子がちょいと普通の子とは違うと分かったのは更に別の日に検索して行き着いたこのブログからだった。 この詞を書いたのは詩人の三角みづ紀と言う女性で、2004年第42回現代詩手帖賞を受賞、その後「新世界」と言う詞の入った詩集「オウバアキル」で2005年、第10回中原中也賞を受賞している。 おお、これは何と言うリンクだろう。 中原中也と言えば、友川かずきである。この日本で一番パンキッシュでアナーキーな詩人、歌手は中原中也が好きで、中也の詞にメロディーをつけて何曲も歌っているし、その歌詞にも中也の影響が見られる。 そして、何とデビューアルバムを全曲、そのこれ以上個性的な人は居ないだろうと言う友川の歌のカバーで作ったのが火取ゆきだったのである。 この新世界と言う歌は、火取さんの今までのアルバムには収録されていない。 三角みづ紀の「オウバアキル」を買って読もうと思ったが止めた。 まず火取さんの歌で「新世界」聞きたい。 1999年の「真昼の星空」以降、新しいアルバムを出していない火取さんだが、この新世界をはじめ、小池真司(傑作「真昼の星空」は全曲この人の作詞作曲)作の「海へ・・」と言う歌も楽しみにしている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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