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カテゴリ:日々の診療の狭間で
今日は自分ところの診療を配偶者に任せて、某公立病院の日直に行ってきました。
なんでかわからんけど、どうも内科医が足らなくて負担が大きいので日曜の日直をいくばくか開業医に応援して貰えないかと言うことで今年から始まった制度らしい。 この病院は僕らが行く日曜日は小児科が当番日で、内科の一次救急をしてないのでそんなに忙しくない。 去年の統計を見てみると、この時期の内科は10人から20人ぐらい、おまけに救急車は断ってくれると言う至れり尽くせりの設定で、ちゃんと結構な当直料も頂けるらしい。 別にお金がどうこう言うのではなく、普段と違う大きな病院で診療するのも勉強になるのかなと思って応募したしだい。 入院持って1人でやってる先生は出務するわけにはいかないから、うちみたいな無床診療所のドクターが中心になっているらしい。 折角のお休みの日に出てくるドクターはやっぱり奇特な人のようで、そんなに応募は無かったみたい。 昨年新しく立て直した病院は綺麗で大きくて、とっても素敵でした。 でもねえ、でもでもでも・・・。 暇だったのよ。 午前中に見たのは1人。 そして午後から来た最初の人は午前中に見たお婆さん。 そして風邪の人が1人来て、ツベルクリンの判定だけの人が1人来て、合計4人(と、言うか3人)。何故か消防隊から電話がかかってきて救急車が来る事になったけど、それは外科にかかっている患者さんだったので外科へ行った。 小児科は内科ほど暇じゃなかったけど、それでも20人弱だったみたいだ。ま、これは季節柄で冬になれば長蛇の列が出来るらしい。 あんまし忙しいのも困るけど、こんなに暇でもねえ・・。ちょっと気が咎める。 殆どの時間、僕は医局の豪華なソファーに身を沈めてぼ~っと休息を貪っていたのでした。 これじゃあ、留守をやってくれる配偶者に申し訳ないし、家で自分の患者さんを20人なり30人なり診察した方がずっと充実感があると思う。 3月に一度練習して以来初めて扱う電子カルテもあまり馴染む暇も無く終了したのでした。 こんなに暇なら、別に外から応援を頼まなくても内科と小児科1人で全部診えると思うし、婦人科の先生は4日に1回当直してるんだから、内科がそれ以上にタイトなはずがないと思うけど、どうも聞くところによると、これは病診連携で、開業医の先生と絆を深めるのが目的らしい。 それなら飲み会でも良いんですけど。 うちは場所柄県立病院が近いので、ここに紹介することは少ないんですけどね。 ま、そんな訳でたっぷりと休養を取って帰ってきたのでした。 北京オリンピックも今日が閉会式。 しかし、閉会式のロンドンの部でギターを弾いていた、もとツェッペリンのジミー・ペイジがマイク真木に見えたのは僕だけだったのでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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