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カテゴリ:日々の診療の狭間で
毎年の事だが、10月後半は健診の駆け込み受診で忙しい。
今年は市町村の健診が特定健診に代わって、社会保険の本人が殆ど来なくなったし、後期高齢者の人も健診から外されたので人数的にはいつもの3分の1ぐらい。 けれど、健診の結果を電子化データで提出しないといけなくて、先月まで上手く出来ていたその作業が何度も何度も躓いて、結局検査会社の人に出して貰う。こういうのは疲れる。 ん?この間の日記でこれは書いたか? 11月に入ると今度はインフルエンザの予防接種で忙しくなる。 今年は受診券と言うのがなくて、徳島市民であることを証明する書類、免許証、保険証、住民票などを見せて貰えばオッケーらしく、その点は向上したのかなと思うけど、医療機関側としてはその番号を問診票に書き写さないといけない。 アクセスが楽になったせいか、みんな気軽に診察のついでに思いついたように「注射打って帰ろうかな?」なんて仰ってくれる。先に言ってよ~。そしたら待合いに居る間に問診票を書いて貰えるんだからさあ。仕方なく時間を無駄にしないために、僕も問診票を高速で書く。だから右手はプチ腱鞘炎気味。 息子が行ってる附属中学の、その下の小学校でインフルエンザが流行って学級閉鎖が出た。 この時期は局地的に流行っても広い範囲では流行らないのだけど、附属は広い範囲から子供たちが通学してるので、子供たちの家族周辺で広まると一気に感染が広範囲に拡大するおそれがあるなあ。そんなニュースもあって、例年よりも皆さんの出足が速い。 そして、高齢者の特定機能検査なんて言う訳のわからんのも始まって、受付はもうぐちゃぐちゃである。高齢者の人で、診察終わって帰り際に特定機能検査の紙を出してきて、それがやっと終わったらまた帰り際に「インフルエンザ~」とおっしゃった人が居て、後出しジャンケンで2回続けて負けた感じでどっと疲れた。 今朝は、新しく買った経鼻内視鏡が送気の具合が悪くて、検査がなかなか上手く行かなかったし、健診やインフルエンザの後出し(受付で言わずに、診察が終わってからぼそっと出してくる)に何人もやられたし、昨日熱だして来た婆さんはひどい肺炎で搬送したし、この間持っていった社会保険の特定健診のデータが、請求額が違ってますなんて電話が来るし(何で?先月までと同じにしてるのに・・)、診察が終わると直ぐに医師会の講習会に行かなあかんかって、それなのに終わり際に食物アレルギーでプチショックになった患者さんが来るし、夕食も取らずに出かけた講演会は何で今更こんな話を・・と言うような基礎的な内容で面白くなかったし、結局これで3週続けてバレーの練習に行けなかったし、なんか疲れたのだ。 忙しくても、全てが上手くくるくると回って忙しいのは充実感もあってそれほど疲れないのだけど、あちこちが上手く行かず、淀んだ感じで忙しかったのは徒労感が残るのだ。 まあ、こんな仕事だから仕方ないのかも知れないけど。 外は久しぶりの本格的な雨。 まあ、何かでリフレッシュして仕切り直しにしよう。 あ・・・明日の朝は弁当の係だった・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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