2698767 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

見たまま、感じたまま、思ったまま

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

Dr.悠々

Dr.悠々

Calendar

Recent Posts

Freepage List

この歌が好きだ!


月の祭り


グッドバイ


て~げ~


de RACINES


エアジン・ラプソディ


都市生活者の夜


このマンガが好きだ!


自虐の詩


私が選んだマンガ20


博多っ子純情


我が指のオーケストラ


ぼくんち


家栽の人


子連れ狼


龍(RON)


狂四郎2030


大好きな豊田勇造さん


(1)行方不知


(2)大文字


(3)夜を重ねて


(4)背中


(5)雲遊天下


(6)ギターが友達


2003年ライブ前


(7)うさぎ


2003年勇造ライブ開始


2003年ライブ第1部


2003年ライブ第2部


仕事のデッサン


2004年ライブ


勇造ライブ2006年


勇造ライブ2005年


私の音楽遍歴(その1


その(2)中学時代


その(3)高校時代


その(4)大学生時代


(その5)その後~現


ある開業医のつぶやき


服を脱がない人たち


お金を払ってくれない


時間外に来る人達


点滴をしたがる人達


このドラマ、映画が好


(1)男たちの旅路


蝉の脱皮


日記自薦集(1)


日記自薦集(2)


お気に入りのレコジャ


子供の病気のお話


(1)インフルエンザワクチン(2003年)


(2)嘔吐下痢症


突発性発疹とリンゴ病


麻疹と風疹


喘息について


手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱


インフルエンザ(2004年)


ウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)


医者の心得集425より


悠々先生の音楽夜話(日記より)


この映画が好きだ!


TATTOO(刺青)あり


鬼畜


祭りの準備


私のLASIK体験記


LASIK術前検査


LASIK本番


心に残る日記・お友達編


リレー日記「心の帰れる場所」


Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

beer@ Re:発泡酒は嫌いだ(06/20) 嫌いです。変なの開発したのはビールに対…
のどまる。@ Re:映画ドライブマイカーを見た(03/25) 本は いつか映画を見るまでに と 何度か…
Dr.悠々@ Re[1]:セロリが好きだ(05/05) のどまる。さんへ え?葉っぱの方が食べや…
のどまる。@ Re:セロリが好きだ(05/05) セロリ  大好物です。 香りも しゃくし…
Dr.悠々@ Re[1]:セロリが好きだ(05/05) かやねずみの家さんへ 佃煮かあ、今度試…
かやねずみの家@ Re:セロリが好きだ(05/05) パリッパリのセロリ美味しそうです! こん…
Dr.悠々@ Re[1]:青春の行方(04/19) ミドリツブコさんへ この茶店は、1日中薄…
Dr.悠々@ Re[1]:青春の行方(04/19) のどまる。さんへ のどまるさんらしいコメ…
ミドリツブコ@ Re:青春の行方(04/19) 映画のひとこまのような。 この店で小編…
のどまる。@ Re:青春の行方(04/19) 思い出のレコードを聴きに 珈琲を飲みに通…
2008.11.17
XML
大学病院のような主に慢性疾患を扱う大きな病院と、市民病院、県立病院、日赤病院のような市中急性期病院では自ずから扱う疾患が少し違う。
そして僕らのような市中の無床診療所はもちろん市中病院と関連が深い。

大学で居る時には、風邪やインフルエンザの患者は診たことがなかったけど、こちらでは嫌になるほど目にすることが出来る。
そういう病気ほどではないが心筋梗塞もそのひとつだ。
大学のような救急をやってない、しかも小回りの効かない病院には滅多にそういう患者さんは来ない。まして僕は呼吸器が専門だったからなおさらだ。

卒業して市中病院に勤務した頃にパラパラと診るようになったが、一番沢山この病気に遭遇したのは開業してからだ。もちろんうちで治療が完結する訳でなく、診断則転院の為の搬送と言うことになる訳だが、途中で心停止したりすることなく無事に送り届けた時には何か一仕事をやりとげた気になる。

先週の土曜日、日曜日と立て続けに2例の心筋梗塞を搬送した。
土曜日は大忙しの日で、まだその患者さんの前には20人近く待っている人が居たけれど、何か様子が悪そうだと言うので先に処置室へ連れ込んで、看護婦が心電図をとったらビンゴだった。
救急隊に連絡して中央病院へ搬送、運良くすぐに来たタクシーに乗って帰り、残っていた患者さんの診察、胃カメラなど昼まで休み無く仕事。救急の先生から、無事に血管造影をしてステントを入れて詰まった血管が再開通しましたと聞いた時には嬉しかった。


と、以上は前振りでこれからが本題なのだが。
仕事が落ち着いた頃、看護婦がポツリと言う。
「先生、枕がありません」
処置室で患者さんの頭の下にあった枕が、そのまま救急車に乗って行き、向こうの病院に置き去りにされて来たらしい。体の下にあったバスタオルは戻ってきたのだが、枕の方は忘れ去られたみたいだ。バスタオルを返しに来た家族の方が向こうの病院に連絡して探してみると言ってくれたが、病院の処置室で使うような枕はどれも同じ形と言うか同じ医療メーカーの事が多いし、返ってこないかも知れないな。

で、翌日の日曜日の朝も心筋梗塞が来たのである。流行っとんのか??と思わず叫びそうになった。2人とも当院へは初めての患者さんで、何でかかりつけに行かないのか不思議だったりするのだが。
で、今回も同じように救急車を呼んで中央病院へ搬送したのだが、帰ってくる時には絶対に枕を忘れてはなんねえ・・と、しっかり枕を抱いて出てきたのだった。
道行く人は、半袖の白衣を着てショルダーバックを肩にかけ、聴診器を首に回して片手に枕を持った医者がタクシーを拾おうと待ってるの見て訝しがっていた。

土曜日と違ってなかなかタクシーは拾えず、やっと来たタクシーに乗って帰ってきて診療しようとすると看護婦がぽつんと言う。
「先生、枕は??」
「ん?そう言えば確かに持っていたのに・・」
なんとタクシーの中に枕を置き忘れて来たのであった。
まあ、幸い乗ったタクシー会社を覚えていたので会社へ連絡して、まあ付近に居た運転手さんが持ってきて蔵のだ。
これにて一件落着。

教訓。
患者さんを搬送する際には枕は置いていきましょう。
もし枕を持っていったときには忘れずに持って帰りましょう。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.11.18 00:35:37
コメント(10) | コメントを書く
[日々の診療の狭間で] カテゴリの最新記事


Category

Favorite Blog

神通川 ジョンリーフッカーさん

暑さ寒さも彼岸まで かやねずみの家さん

やっと秋が来た pandanandaさん

ちゃと・まっし~ぐ… ちゃと0508さん
Yokko’s Diary yokko_888さん
ツブコの茶店 ミドリツブコさん
幻泉館日録@楽天 幻泉館 主人さん
IN THE SUID… カープママさん
涙ひとつぶ落ちる前に 夏風7537さん
★宇都宮のシニア日本… 宇都宮のシニア日本語教師さん

© Rakuten Group, Inc.
X