見たまま、感じたまま、思ったまま

最近、春キャベツがブームである。
と、言っても世間一般の話ではなく、我が家の話でも無く、自分の中だけなのだが。
冬キャベツに比べて甘みのある春キャベツ。
冬キャベツは葉っぱが剥きにくいけど、春キャベツはスイスイと剥けるし。
いや、尤も剥いたりせずにそのままざく切りにしてしまうんだけど。

別に調理法に凝ってる訳でなく、単に茹でたキャベツをぎゅっと絞っただけなんだけど、ほんのりと来る甘さに幸せ～って感じなのだ。
だから、作る料理の付け合わせも圧倒時に茹でキャベツが多い。
茹でキャベツを更に広げて、その上に調理したお肉を置いて、ソース（煮汁でも何でも）をかけるだけ～と言う簡単な料理がまた美味いのよ。

キャベツは生で・・と主張する御仁も居るだろうが、やっぱり甘みが増すと言う点、生よりもはるかに量が食べられると言う観点から、圧倒的に茹でキャベツなのだ。
僕が料理するときには、５人で２個半ぐらい使うからね。千切りにしたら凄い量だろうけど、茹でるとそんなにでもない。

実は最近まで、マイブームは菜の花だった。
さっと茹でた菜の花に鰹節とポン酢をかけて熱々のご飯でたべれば何にも要らない～～って感じで幸せだったのだが（たまにはゴマ和えも美味しい）、最近になって春キャベツに浮気をしたのだ。
これが夏になってくるとオクラになると確信している。

やっぱり若いときと年取ってからでは、野菜の嗜好も変わってくるね。
キャベツはともかく、オクラなんて子どもの頃は嫌いだった。
それが今では夏は毎日オクラ（これも鰹節とポン酢、たまに梅和え）でオッケーと言う具合。

ゴボウなんてのも嫌いだったけど、今は特に新ゴボウ。
すじ肉の煮込みを作るときも、この新ゴボウの香りが良いのよ。

もちろん、定番の大根南瓜白菜も大好き。

子どもの頃は、レタス、キュウリがメインで、精々白菜、キャベツぐらいまでだったと思う。
オクラやゴボウは嫌いだった。まして、百合根とかクワイとか・・。
茄子も、味噌炒めぐらいしか食べなかったけど今は焼き茄子、浅漬けなど大好き。

ま、年取って味覚が変わったと言うよりは、引き出しが広くなったのだと思う。

話がどんどん拡散していったけど、そういう訳で今日の料理も初キャベツ上にどさっだった訳だ。
今日は夕食後に仕事で外出したのでゆっくり作る時間無かったし、キャベツ茹でるお湯を沸かす間にお肉の下ごしらえをして、キャベツをザルに空けたらその後お肉を調理して、３０分ほどで完成。



子ども達には、照り焼きを作って上にタレごとどさっ！。



大人は、ささみをレンジで酒蒸しにして、上から市販の梅ドレッシングをかけた。

後は炊きたてのご飯と、市販のモズク。
余裕があればキャベツとハムと卵でスープなんぞ作りたかったですね。

そういう訳で、まだ当分春キャベツの日は続くのだ。