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カテゴリ:祝春一番
早く書かないと段々過去のニュースになってしまうので。
今年の春一番の勇造さんのステージである。 勇造さんの出番は5月4日の午後1時頃からだった。 今年はギターの仲豊夫さんと一緒に、初めて春一番のへそステージ(前の方の客席の中にある)に登った。 最初の歌は、振り返るには早すぎる。 この歌は活動30周年の時に作った3枚組のアルバムのタイトル曲だ。 6月6日に6時間60曲のフリーコンサートを予定している勇造さん。 活動35周年になる。まだまだ振り返るには早すぎるぜ! 続いて、勇造さんにしては滅多に歌わない他人の歌。 「清志郎もこの歌を歌うてた」と言いながら歌ったのはボブディランの「風に吹かれて」。 ディランの歌とはまた違う、淡々とした味わいで歌った。 そして初めて聞く新曲の「住所録」と言う曲。 6月6日のライブの案内をするために、古くからの住所録を全部引っ張り出して眺めているうちに出来た曲と言うことだ。 勇造さんからは、ライブの前後だけでなく年賀状、それからタイからの便りなど、年に5通程度のハガキが届く。これを全国津々浦々のライブ主催者、それから恐らくであった人たちみんなに送ってるんだろうなと思うと本当に頭が下がるし、こういう誠実な人だからこそ、赤字覚悟でライブを主催する人たちが全国に一杯居て、それが35年も続いていくんだろうと思う。 歌としてはちょっとひねりが無いかな~と思うけど、こうやって現実に生きている世界の事がすぐに歌になるのが勇造さんらしいところだ。 そしてラストは、彼の代表曲の一つ、「大文字」。 今まで何度この曲を聴いただろう。 そして何度勇気づけられただろう この曲は、その昔大文字の送り火の日にあった野外コンサートで、生ギターを持って登場した勇造さんが、ロックバンドを期待した聴衆に散々やじられ石を投げられた苦い体験を唄った全く個人的な歌だ。 しかし、この歌のリフレイン ♪さあもういっぺん、 さあもういっぺん ♪火の消える前に ♪さあもういっぺん、 さあもういっぺん ♪火の消える前に この台詞の中に、この歌を聴く人たちは自分たちの様々な体験を重ねる。 そして自分自身の為に、家族の為に、友人のために歌うのだ。 さあもういっぺん さあもういっぺん と。 これは勇気と励ましと復活の歌なのだ。 こうやって、全く個人的な体験を唄った歌が、全然関係無い人の心に広がっていく。 これが歌の力だと思う。 この歌のビデオを撮りながら、黙っていようと思ってもやっぱり自分も声に出して歌ってしまうんだよね。だから勇造さんの歌よりも自分の歌声の方が大きく入ってるかも。 それから、勇造さんの後ろでゆらゆらと踊ってる怪しいオジサン達。 全部勇造さんのファンで6月6日のライブに行く人たちだそうです。 全員一致の縦ノリじゃなくて、一人一人、踊りたい人が前に出てゆらゆらと揺れる。 こういうのも春一番ならではの素敵なところだ。 さて、6月6日までもう3週間だもんね。 何せ日帰りの予定だから、体調を整えておかねば・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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