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カテゴリ:この漫画が好きだ!
ビッグコミックオリジナルに1973年から連載されていた、長寿野球漫画「あぶさん」の主人公、景浦安武がこの5日発売号で引退をする。 何と62歳。 新潟県の高校野球選手権大会決勝で、二日酔いでありながら特大の代打ホームランをかっ飛ばして逆転優勝。 しかし、ダイヤモンドを廻る途中でゲロを吐いて飲酒がばれて優勝は取り消し。 そしてノンプロへ進むが、監督と対立して懲戒免職。 浪速の酒場大虎で飲みつぶれていたところを、スカウトの岩田哲五郎に探し当てられ、契約金50万円、年俸100万円で南海ホークスへ入団。 当初、打席で酒しぶきを飛ばしながら、代打でホームランをかっ飛ばす異端児バッターとして描かれていた。 ところが、段々と連載を重ねるにつれて、あぶさんは偉大となり、不惑を過ぎてから三冠王は獲得するわ、レギュラーになるわ、子どもはドラフト1位で親子鷹になるわで、ちょっとやり過ぎとちゃうかと言うところがあった。 水島新司の漫画は、「男どあほう甲子園」みたいなアウトロー的な主人公が多く、あぶさんのそういうところが僕も好きだったのだけれど、あまりにあぶさんが神格化と言うか、綺麗になりすぎて、最近は軽く読み流す程度の漫画になっていた。 まあさすがに62歳で引退させるしかないだろうって感じだけど、漫画の方は連載が終わらずに続くらしい。 終わってもええのとちゃうか?って思うけど。 ドカベンだって、登場人物がそのままでプロになっていたりして、ちょっと見苦しいところがあるよね。 ところで、この「あぶさん」の名前の由来は、主人公景浦安武の名前を音読みにした「あぶ」と、フランスのキツイ酒であるアブサンをひっかけたものだと思うけど、実はこの景浦さんと僕は同じ名前で(字が違うけど)、だから僕のメアドの最初にもabusanと付いているのである。そんな訳で親近感があったんだけどね。 まあ、現役37年ご苦労様でございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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