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カテゴリ:日々の診療の狭間で
電子署名の件、次々にしていただいてるようで、本当にありがとうございます。
今日の診療中にも、患者さんが続々と署名してくれました。 今日、県の医師会の理事会があって、県医師会としても署名活動に取り組む事になりました。 他府県の状況がどうなってるかわからないのですが、何とか上手く行けば良い、いやいかなあかんと思ってます。 さて、新型フルが猛威を振るっていて、ほとんどの県で警報が出ているみたいですね。 うちの診療圏でも、続々と患者さんが増えていて、学級閉鎖も続出・・すでに学級閉鎖を通り越して暮らすの4分の3以上が罹ってしまったところもあります。 中高生から始まり、今は小学校、そして幼稚園や保育所に飛び火しているもよう。 兵庫県ですでに品切れ状態となっているタミフルドライシロップが徳島県でどれだけあるのか不安です。 ところで、新型フルを診察していて気づいたことがあります。 それは、おじちゃん、おばちゃんがかかってないと言う事です。 普通、子供がかかると、兄弟や家族が芋づる式にかかってしまう事が多いのですが、兄弟はともかく、中高生の親がほとんど患者として来ていません。 それから学校の先生。 学級閉鎖が相次ぐぐらいになると、先生もたくさんうつってしまう事が多いのに、ほとんど先生の患者さんを見ません。これは慢性疾患として受診している学校の先生も不思議だと言っていました。 もちろん、年寄りの患者も居ない・・。 理由は2つ考えられます。 ひとつは、高齢者の一部はH1N1のウイルスに抗体を持っている人がいると言われていたが、実際にはもっと広い範囲に抗体を持ってる人がいると言う可能性。 でも・・新型と言う訳ですから、そんなに抗体を持ってる人がいるわけないのです。 これはおかしい。 もう一つの理由は、新型なのでみんなマスクや手洗い、咳エチケットを必死でしていてそれが効果を出している。 こっちの方が理由としては妥当な感じがします。 毎年の季節性のインフルエンザに比べて、患者も家族もしっかりマスクをしてるし、患者が出たらしっかり隔離もしているようです。 その程度の事でしっかり防御できるのなら、もっと気合いを入れてやるべきですね。 そもそも新型に限らず、季節性のインフルの時にも、そうやってしっかり防御をしたらあんなに一家全滅にみたいはならないのだと思います。 中高生に患者が多いのは、そういう点が一番ルーズなのだと思います。 そんなことと見くびらずに、しっかりと基本的な事を踏まえて防御をしましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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