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カテゴリ:ちょっと医学なお話
伏線はあった。
ヒロキとの腕相撲である。 身長で僕を少し追い抜いた彼は、ことあるごとに腕相撲で挑戦してくる。 腕力は互角、前腕の長さは彼の方が少し長い。 僕が勝っているのは手首の力か? そういう訳で勝負の時には最初から、ぐっと手首を巻き込んだ形で体重をかけて押し切る事が多い。 今のところ、まだ彼に負けたことはないが毎回かなりの力を必要として、終わった後でも手首が痛いな~と言う感じがあった。そして手首を変な方向に回すと鈍い痛みを感じる事があったのだ。 昨日、硬いバレーの練習で壁パスをしていて手首がぐっと曲がった瞬間に「あいた!」と思うことがあった。 しかしそれも一瞬であとは普通にパスが出来ていた。 で、練習が始まってキャッチボールをしてその後肩慣らしで自分であげたトスをジャンプせずに打ち合う練習があるのだが、そのときに普段と違う手首のちょっと下、小指側にボールが当たった瞬間から手首に激痛が走り、まったく手首が動かせなくなった。じっとしていても痛いが、手首を反らせたり回すと更に激痛。腕を上げて重力がかかるだけでも痛い。 どうやってい家に帰ろう?いや、その前にミドリを迎えにいかないとあかんけど、ミドリが教えて貰っているお宅は、山の中にあって、結構きついカーブがあるんだけど、車の運転は大丈夫だろうかと不安になった。 幸い、最近の車は左手だけでも運転できる。キーを回すのが右手でだめだけど、ウインカーも左に付いてるし、パワステがよく効くので、きつい曲がり角も片手だけでいけるのである。何とか家に帰ってきた。 昨夜はとても入浴する気にならなかったし、服を着たり脱いだりするのも辛くて、子供に手伝って貰ったりしたけど、寝る前に鎮痛剤を倍量飲んでシップを張ったのが効いたのか、昨日の状態をゼロ、普段を10とするなら2~3程度までは今朝は回復していた。でも、ご飯を食べるのも左手だし(幸い今朝はおじやだった)、トイレでお尻を拭くのも左手だ。配偶者は往診も昼から行ったら(雪が積もっていたし)と言うが、代わってくれるとは言わなかったので、それなら同じと思って車に乗って往診にも行ってきた。カバンの開け閉めと血圧計を巻くのに苦労していたから患者さんの家族が手伝ってくれた。 痛みも軽減してきているので骨折は無いだろうと思ったが、配偶者に背中を押されて知り合いの整形外科へ行ってきた。ここは至極交通の便が良くて、しかもいつも空いていると言う希有なところである。 自分でも昨夜色々ネットで検索していたけど、そのときにあたりをつけていた病名がドクターの診断だった。 TFCC損傷。 詳細を書くのは面倒なのでリンクを参照にしてください。 まあ、膝に例えたら半月板損傷のようなものだと思う。 自分的には色々と複合的な要因があったのだと思う。 1 バレーでアタックを打つとき、レフトからクロスへ打つときには手首を小指側にひねる動作が加わる。中学から大学までメインにレフトアタッカーをしてきたので、この方向への手首をひねる動作を慢性的にかなりやっていた。 2 年齢的(あと3ヶ月で50歳)に靱帯の老化が来ていた 3 それに加えて、最近ヒロキとの腕相撲で手首を過度にひねったまま力を加える動作で靱帯にストレスをかけていた。(腕相撲と、バレーのアタックのねじる方向は反対なんだけどね) 4 そうやって靱帯損傷が潜在的にあったときに、昨日の気温(マイナス1度だった)で硬くなったボールが見事に靱帯に部分を直撃した(まあ、自分で腕を振って当たったわけだが) この分析と考察はすばらしいと思う。 さすが医者だろう。 でも、分析しても早く治るわけではない。 局所にステロイド注射を打って、シーネ固定をして貰ってきたらだいぶん動くのは楽になった。 昨日はパソコンのキーボードも全く打てずに、左手のみで打ったけど、固定するとその重みでキーも押せるし、マウスも何とか操作できる。 今日は新型フルのワクチン接種が30人ほど入っている。 午前中は配偶者が仕事を代わってくれたけど、午後は仕事をする予定。 遊びで怪我をすると、配偶者の目が冷たい光線が出ているし、後味悪いのよ。 と、言う訳で日記の更新、コメントのお返事遅くなると思いますが許してね。 TFCC お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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