見たまま、感じたまま、思ったまま

そろそろ今年もやってきました。

そう、梅干しの季節です。
正確に言うと、梅干しを漬ける季節です。

今年も買った４Ｌサイズの南高梅。
今年は昨年度の倍の１０kgに挑戦です。９０００円と結構なお値段でしたが、趣味の世界だからここはど～んとつぎ込みましょう。

洗う手間も、乾かす手間も、蔕をとる手間もみんな倍だけど、喜びも倍・・になるのかな？

蔕を取り、洗って、乾かして、塩をまぶして容器に詰めるまでは良かった。
昨年買った漬け物樽にギリギリで入りました。梅がでかいからどうしても隙間が空くんだよね。

で、重しを乗せる為の蓋を入れたんだけど、もともと樽に付いていたこれは、樽の底の大きさに合わせてるんだよね。
重しで段々下へ行くだろうとの想定だ。それはわかる。
でも、樽の上の方の直径は、蓋よりもかなり広い。白菜とか大根のような大きいものならそれで良いけど、梅何ぞはその隙間から溢れちゃうんだよな。
それはよろしく無いような気がして、適当な大きさの西洋皿を電子レンジでチンして殺菌。
そして焼酎を霧吹きで吹きかけて、アルコール綿（こういう時に病院だと便利だ）で吹いて容器の中へ。


で、１０kgの梅には、最低でも１０kgから１５kgぐらいの重しが要るんだけど、よく考えたら、僕が持っているのは3.5kgの重しを２個。これじゃあ足らないよ・・って色々考えた。
最初はでかい円柱形のタッパーに水をいっぱい入れて重しの上に置いたけど、不安定だしもし倒れたら床が水浸しになる可能性がある。ペットボトルなんぞも不安定で落ちるんだよね。
なんせ、下が床ではなく塩漬け梅だから不安定なので。

そこで知恵を出したのが配偶者。
彼女の本棚で眠っている国史大辞典と言うでかくて重い本を数冊乗せる。
安定が良いし、落ちても大丈夫だし、册数で重しの具合を加減出来る。
梅酢が上がって来たら重しは軽くするのが普通だからね。

で、こんな感じで出来上がり。
何となく罰当たりって感じがしないでもないけどね。



今朝みたら、既に梅酢が沢山上がっていたので１冊少なくした。
去年はなかなか梅酢が上がらずにやきもきしたからなあ。
（多分重しが軽かった？）

ただ一つの懸念は、重しをやり替えたりする過程で、不潔になった可能性があること。
でもまあ、あちこち焼酎を振りかけたし、塩分２０％近い強度だし、大丈夫と信じておこう。

さて、幸福の土用干しまでゆっくりと梅酢に使って眠ってください。