『Mr.&Mrs.スミス』
久々に映画を観にいきました。水曜日はレディースディで、当日券1,000円(基本的にその日しか行かない…)。ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの『Mr.&Mrs.スミス』。お互いに相手の素性を知らずに電撃結婚しちゃったら、なんとどちらもプロの殺し屋。しかも敵対する組織に属していたものだから、さあ大変!…っていう、軽いコメディかと思ってたら、結構真面目に“夫婦関係を考える”みたいな部分もあって、ちょっと意外で楽しめました。結婚カウンセラーの先生が「時には徹底的に闘うことも必要」なんておっしゃいますが、プロの殺し屋同士がマジに闘ったら…。家はフッ飛ぶ、ビルは壊れる、あちこちに死体累々。でも、なんとなく笑える(微笑ましい)んです。これはたぶん、ブラピのMr.ジョン・スミス(いかにもの偽名)の方が、はっきり言って尻に敷かれてるせいだと思う。夫婦関係はその方が上手くいくそうですね。ところで、ブラピってば、少々お太りになられたような…。わたくしの気のせいでしょうか? まぁ、あの方ももう中年と呼ばれる年齢ですものね。ずーっと以前、似たような設定の(夫婦関係の危機!)『ローズ家の戦争』という映画がありましたけど、これがすごい後味悪い話でした。ブラックユーモアなんでしょうが、途中まではドタバタコメディでいて、あの終わり方はないでしょうに。『Mr.&Mrs.スミス』は、軽く楽しめるのに、ちょっと考えさせもする、割といい感じの映画でした。Mrs.ジェーン・スミス、ご亭主よりずっとカッコいい、そしてご亭主よりずっとやり手の(ご亭主60人に対して、なんと312人!)殺し屋さんでした。きっとMr.スミスは死ぬまで尻に敷かれちゃうよ。でも、それも幸せ?