グラン・トリノ
イーストウッド作品らしいラストですね彼の作品を見続けていれば死生観がはっきりしている人なのでこの主人公のラストの選択には全く違和感を感じず、やっぱりイーストウッドなのだと言えるのです「ミリオンダラー・ベイビー」のラストが嫌いな方はこれもだめでしょうね私はあのラストに激しい愛情を感じましたから、、、愛する妻を失い、病魔に体を犯されているそんな彼が人生をどう締めくくろうとしたのか愚人へのこういう罰の与え方はキリスト的とも言えるようで主人公の倒れ方はまさに十字架のようでした祖母の葬儀におちゃらけた態度やへそだしファッションで来る孫に対しラストの葬儀に参列したモン族の二人の正装姿に人としての真摯さが見えますこのような佳作をさらっと作れるイーストウッド長生きしてたくさんの作品を製作してください!