[イギリス生活]の記事一覧 | ロンドン日記

ワールドカップ

イギリスではサッカーのことをフットボールと言うが、今イギリスは燃えている。サッカーはアメリカ英語。私もロンドン生活を始めてから知ったが、実はイギリスは４つの国から成り立っている。ワールドカップにも４つの国が挑戦し、イングランドが今回の大会に参加。ちなみにオリンピックでは１つの国として参加するらしい。この時期になると町中にイングランドの旗があちこちにみかけられる。タクシーも運転手が小さい旗を車外にとりつけ、パブにも国旗の垂れ幕がかかる。イングランドの国旗は白地に赤の十字。しかしここは移民の多い国際色豊かな土地。愛国精神を発する人が多く、他の国旗も目にする。今日もオーストラリアの旗をみかけた。しかしオーストラリアもアメリカと同様、フットボールの土地ではない。イギリスに移り住むようになって気になるスポーツにかわっていったのか？イギリスでも皆が皆、フットボールの熱狂ファンではない。人によっては、ラグビーとクリケットにしか興味がない人もいるし、そろそろウィンブルドンのシーズンが始まるのでにわかテニス愛好家が増える時期でもある。私も４年に１度だけのにわかフットボールファン。ルールもあまりよくわからないが、この時ばかりはTVの前に座る時間が長い。イングランドチームは妥当にグループのトップで次の決戦に進むことになった。日本は今日はブラジル戦。１点でも得点が入りますように。

2006年06月22日

イギリスで２つの住所を持つこと

日本人の家に対する感覚は、「一生の家」だと思う。イギリス人は小さい不動産購入から始め、それに手を加え、売った利益を得たお金で良い家を購入。同じ行為の繰り返しでステップアップを試みる場合が多い。実際我が夫も大学卒業後地方都市に移り住み、小さな家を購入した。その後ロンドンに移り、テナントをおきながら家を購入。今住んでいる家はまた別、となんとなくステップアップを計っている。自分たちの生活の家を持った上で、郊外に週末用の小さな不動産を持つイギリス人も少なくない。いわゆる日本で言う別荘であるが、日本のそれよりも頻繁に利用され、毎週末通う程。そしてその購入率も日本より高い。私達もたまに郊外に移り住んだ場合を話してみることもある。例えば小さな地方都市、ダーラムにある美しい川沿いの家を買い、ロンドンセントラルにフラットを購入。１ヶ月に1度、ロンドンを訪れる等。現実感まるでなし。完全おとぎ話。私、ロンドン以外のイギリスに住みたくないもの。イギリスにおけるロンドンはまるで違う。外国人がこんなに堂々と生活できる都市は世界中を探しても他にないと思うよ。

2006年06月05日

イギリスの年金

日本の年金問題もいろいろあるけれど、ここイギリスもすごい。先日夫が年間３千ポンドの年金を受けるであろうと通知を受けた。つまり60万円。それで一体どんな暮らしができるのやら。彼は年収の40％を納める高額納税者。この国では沢山税金を納めれば納める程見返りが少ない仕組になっている。100万円程度の貯蓄もない者には年金の他にいろんな手当がつき、将来入る老人ホームも無料であるらしい。反してそれ以上のお金を持っている者が老人ホームにお世話になる場合、毎週十万円以上の支払いをすることになると聞いたことがある。無料の施設はそれなりであり、高額施設は設備も整っているらしいが、それにしてもものすごい差だ。私の将来はどうなるのだろう？すぐれない春と一緒に寂しい気持ちになる。

2006年04月20日

ゲイの結婚

正式にはパートナー制度のこと。先月12月から制度化されたものなのに１ヶ月あまりで700件を超えたらしい。イコール1400人。待ち望まれていた制度だったのだね。すごいよ。

2006年01月31日

イギリスー同性愛のパートナー制

賛否両論ある話だが、面白いことを発見した。異性愛指向男性に聞くと、男性同士の同性愛は考えられないと言う。そして、異性愛指向女性によると女性同士の同性愛だけは許せないと言う。私自身は個人の趣味だと思うし、特別な思い入れは持たない。実際ゲイの男性と接することもあるが、話す時に特別な感情はない。しかし女性の方はまだ個人的に知らない。男性に比べタブーなのだろうか？シャイなだけ？

2005年12月07日

ついにこの日がきてしまった！

とうとう同性者同士で正式にパートナーになれる日がきてしまった。「同性市民パートナー法」が施行http://www.news-digest.co.uk/news/index.php?option=com_content&task=view&id=164&Itemid=3。日本でも話題に出ているかしら？アメリカのサンフランシスコにも同性愛者がたくさん住んでいてコミュニティを作っているけれど、ここロンドンでもその数はとても多い。ソーホーと言う一角を歩くと肌を露出したそんな人達をいっぱいみつけられる。歩き方や服装で現れたり、話すトーンが高いのでわかってしまう。業界的にはやはりファッション系、アート系、美容系に多いが、普通のサラリーマンの中にも隠れゲイの人がいる。家族公認の人も少なくない。それでも親にしてみたらショックだと思う。ゲイと友達になりたいと言う日本人女性に時々出会う。ゲイの人は優しいからとの先入観によるものだけど、彼らが特別優しいと言うよりはイギリス人の男性は全般的に優しいので、友達のターゲットを絞る必要はないと思うな。

2005年12月06日

今年のアドベントカレンダー

西洋にあって日本にないもの、アドベントカレンダー。絶対にないというものでもないが、一般的ではない。12月に入ったら、毎日１つずつ日付の部分をめくる。そして毎日違う絵や小さなおもちゃ等をみつけてゆく。そして私が今回マークス＆スペンサーで買ったチョコレートバージョン。毎日１つずつチョコレートを食べられるのだ。実にいろんな種類がある。ハロッズでは10月くらいからアドベントカレンダーを売り出すが、早くいかないと段々チョイスがなくなってゆく。印刷された紙だけのものから、小さなおもちゃが詰まった高級品まで。最近は宗教的なものではなくて、くまのプーさんやディズニーのキャラクター、アニメのシンプソンズのカレンダーの方が増えてきた。しかしクリスマスはキリスト教から来た宗教の行事だし、いつもできるだけ宗教的なものを選んでいる。チョコレートが宗教と関係あるかどうかはなんとも言えないが、１日１個の小さなチョコをほおばるのは楽しい。普通は平面のものが一般的。そして今回私が今年のアドベントカレンダーに選んだのは立体的。キリストは馬小屋で生まれたとのことで、一応それを模している。そして屋根の部分にチョコレートが詰まっているのだ。クリスマスは楽しい。商業的戦略に乗らされている気もするけれど、疑ってばかりの人生もつまらないので楽しむ方を取ることにする。

2005年11月29日

イギリスで無税の物ー子供服

イギリスでは子供服は無税。小柄な日本人は普段着用に子供服の挑戦をしたくなる。サイズさえ合えば着れちゃうものね。人から又聞きして私も挑戦。しかし私は縮こまっていないとサイズが合わない。エキストララージなのに肩幅と腕の長さが窮屈。私は大人だったのか、などと思ってみる。私に教えてくれた人は華奢な日本人男性。ちょっと複雑。

2005年11月29日

オンラインショッピング

アマゾンでソフトカバーの本を３冊注文した。多少の紆余曲折もありつつ、本は届いた。しかし全て角にダメージ跡があり、一筆入れてファーストクラスで送り返した。購入する本を吟味できないのはオンラインショッピングのマイナス点だったのね。その後アマゾンからメールがあり、デリバリー出来なかったのでリファウンドしますとの事。えーい！同封した私のレターはどうなった？結局はメールのやり取りでもう１度チャージをやり直し、送付してくれ、ファーストクラス代金７ポンドも返金してくれることになる。しかしそのメールを送るにも、送り先を探すのに随分手間取った。なぜならアマゾンからのメールは返信不能アドレス。それからアマゾンに直接メールを送れるアドレスを探すのに一苦労。あちこちクリックしては違う画面が現れ、とわかりにくかったのだ。後からアマゾンのサイトを見たら本の交換にはそれなりのやり方があると知る。何事にもマニュアルがつきものなのか。

2005年11月24日

イギリスでタバコを吸うこと

イギリスではタバコ１箱が千円近くもする。以前にもブログで書いたが、定価がない国なので店により値段はまちまち。本当の値段は知らない。多分ほとんどが税金。他にこんなにタバコの高い国はあるだろうか？パブやホテルの自販機では値段を押さえる為に本数を減らして売っているらしい。人は手に入りがたいものがあると工夫して仕入れたり使ったりする。イギリスの喫煙者は巻きたばこ愛用者が少なくない。外で紙を横一文字に舐めているのを見たら、それは巻きたばこの仕上げの糊付をしている証拠。フィルターをつけるでもなく、人ごとながら体に悪そうと思う。スモーカーは外の席でタバコを吸うことも少なくない。するとホームレスの人が１本頂戴と寄ってくる。しかし１箱千円近くもするとなると１本50円近く？出し惜しみする気持ちも分かる。私はノンスモーカー。ニオイそのものをイヤに思う人。スモーカーが吸わない時に放つニオイさえイヤ。ニューヨークやアメリカほどでないがロンドンでも建物内禁煙運動が進みつつある。食事を出すパブはノンスモーキングパブになりそうな傾向。全身タバコ臭くなるのでパブにはあまり行かない。しかしタバコのニオイのないパブは想像できない。

2005年11月24日

イギリス人女性

イギリス人女性のウェストの平均値は、なんと80センチだそう。80センチ、衝撃だわ。確かに日本人女性より身長も高いしメリハリがはっきりしている気もしなくもないが、80センチのウェストって一体.............。イギリス人女性の平均的な洋服のサイズって英国サイズの14だから、日本の15号か。大きいね。何を食べてそんなに大きくなるのだろう？朝はシリアル、昼はサンドウィッチ、夜は普通にご飯。不思議だ。

2005年10月07日

イギリスの駄菓子屋さんとサッカーー編集追記しました。

昨日リンカーンに行ってきた。小さな町への日帰り旅行。お城があって、大聖堂があって。この大聖堂は映画「ダビンチコード」のロケ場所となりました。ミステリーものなのだけど宗教がらみだけあって、コントラバーシャル（物議をかもしだしている）な作品です。この小さな町に「マグナカルタ」がありました。西洋史だねぇ。４枚しか残っていない内の１つだそうでお城で一般公開してます。1215年。その頃の日本は鎌倉時代。イギリスに住むと歴史を勉強しておけばよかったなと思うことしばしばだけど、逆に得意だった人には興奮ものでしょう。それでもおさらいになるのでおもしろい。私の夫は大学の時に歴史を専攻していたので解説も加わります。いっぱい聞いたけど、いっぱい忘れちゃったな。町並みはかわいかったし、大聖堂も美しかった。ちょうど結婚式が行われていました。土曜日だものね。この大聖堂（イギリス読みはカシードローね）も、オリジナルの部分から年月を経て今の大きさになったのだけどオリジナル部分は千年近く前から建てられたのよ。すごい年月。写真は町の駄菓子屋さんの店内。店の中全部お菓子だらけ。すごい。日本の駄菓子屋さんのように、ガラスのビンの中にお菓子が入っていてキャンディ等を量り売りするようになってます。ビンはお客はさわったらいけないのね。お店の人にお願いするシステムになってます。私達はレモンボンボンとチョコボンボンを合わせて100gになるようにお願いしました。あわせて85p、170円くらいかな。大人気のお店でした。きっと家族で経営でしょうけど、単価が安いからもうからないね、きっと。でもその分満足も大きいかな。でもね。この日のハイライトはサッカーファンとともに移動したこと。全然予定していなかったのに、途中で電車をローカル線に乗り換えたらピータブラサッカーチームファンに囲まれてしまいました。そう言えば土曜日だったと思い出す。イギリスのサッカーの試合は土曜日に行われることが多いの。お昼頃にリンカーン駅に着くローカル線の中には試合を見る前からお酒を飲んで愉快になっている彼らがいっぱい。リンカーンの駅に着いたらなんと今度は20人かそれ以上の数のポリスにお出迎えを受けました。内一人はずっとビデオカメラを回し続けてた。問題が起きた時に証拠の１つになるのでしょう。彼らはひとまとめにされ、ポリスと一緒に駅近くのパブへ。私達はそこで彼らと別れてリンカーンの町を見学しに出かけおさらばかと思っていたのに駅に戻ると再び彼らのご帰還に出くわしてしまったの。再び一緒に同じ電車に乗って帰るのよ～。夕方６時過ぎにリンカーン発の電車でした。この日のピータブラサッカーチームファンとポリスの行動は、ファンが電車でリンカーン駅まで行きポリスは駅でファンをお出迎え。ポリスはファンをひとまとめにしてパブまで護衛、ファンはパブで飲みポリスは外でファンが出てくるのを待つ。時間になったらスタジアムへ護衛、試合後再びパブへ護衛。時間になったら護衛しながら駅のプラットホームまで送り、皆が乗り込んで電車が出発するまで見送り彼らのお守りを終えるんだね。その内一人はその間ずっとビデオを回し続ける、と。ファンが問題を起こしたらすぐに取り締まるし、問題を起こさない内は一般市民なのだから一緒に行動して見守るのみ。すごい光景を見てしまった～。そう言えばイギリスはフーリガンの国だもんね。どちらかと言うと距離的に近いチームの試合の方がけんかになりやすいそうよ。しかもこんなローカルなチームのファン同士が１番危ないとか。お互いファンの数が同じくらいで試合を観戦できて、お酒を飲むくらいしか娯楽がなくて。すでにお酒が入っているのですこし牽制的にけしかけるだけでけんかになっちゃうの。取っ組み合いは実際には見なかったけど、けしかけている様子や、騒ぎ、警官に片手を背中に回されて連れて行かれる光景も見てしまいました。イギリスならではの体験だね。帰りの電車の中もとてもにぎやかだったよ～。ローカル線から本線に乗り換えたら結構まぎれちゃったけど、どうやら彼らはずっとバー車両に詰めていたらしい。すごいよな。１日飲み続け。降りて行った後もパブに行ったのかしら？すごいすごいと感心の１日でした。

2005年09月18日