しま言葉集を
先日知人に「しま言葉集」を頂きました。これは昨年亡くなられた大島出身の国語の先生が長年かけて調べられた遺作集です。後少しと言う所で亡くなられたので、その遺志を継いだ有志の方がご家族の了解を得て出版されたものです。親交のあった教え子で歌舞伎の義太夫節を務める方が発汗にあたりを執筆されていますが、言葉の専門家同志共通部分があったようで歌舞伎にも使われているしま言葉の解説もされています。専門的な事は全くわかりませんが、こう言った言葉は残さないと全く忘れられてしまいそうです。意識して俳句や詩に使って島のピーアールに活用できるかもしれませんが。祖父母の時代には飛び交っていた言葉ですが、私の代にはあまり使わなくなって来ました。それも島の外から色々な方が移住したり東京にも近いこともあって中和されたのかもしれません。大島節など即興詩で歌う物など今では聞く機会もなく藤井公房のホームページで唯一聞けるくらいになってしまいました。グローバル化が進み意識して残す時代になってしまったのかもしれません。