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カテゴリ:犬たちに教えられたコト
今日の夕刻に、ショップにお客様がいらしてくれた。 お客様がいらしてくれなきゃ、ショップは成り立たないのだから、お客様がいらしたことが、 トピックスなわけではない。 そのお客様がショップのドアを開ける少し前から、ブイがバックヤードである私たちの事務所で、ワンワンと騒ぎだした。ウーっと言いながら、足早に歩きまわる。そうなると、 「ブイちゃん、どうしたのですか?また吠えてますけど、なにかあるんですか?私はどうしたらいいですか?」 って感じで、エムもブイの後について動きまわり、いっぺんに事務所が騒がしくなる。 「ウルサイ!!静かにしなさい。」 と、お兄ちゃん。 「吠えないの!!どうしたの?」 と、私。 そんなことで、静まるわけもなく、ドアベルの音。 ブイは相変わらず、吠えまくり・・・ 「お客様でしょうか?」 と、スタッフの女の子・・・ 戻ってきて、小声で、 「なんだか一度来たことがあるっておっしゃってますけど、私は初めての方です・・・」 「そう、私が接客したのね。代わりますから、ブイをケージに入れてください。」 吠えやまないブイをケージに入れることにして、私がショップへ。 たしかに、3週間ほど前に一度来ていただいたことのあるお客様でした。 お声も小さく、動きも小さなとても静かな方でした。 挨拶を交わし、「今日はお仕事はおすみになったのですか?」などお話をしていましたが、ブイの吠え声がワンワンと聞こえてきます。 「すみません、どうしたのでしょうか、うるさくってもうしわけございません・・・」 と、謝りを入れると、 「出してもらってかまいませんから。」 と、お客様。 そういえば、前回は地元のケーブルテレビでの「ピックアップショップ紹介コーナー」で見ました。と言って来てくださったこと。ご自分が飼われていたビーグルが2年前に亡くなったこと。それから、ワンコを飼えなくなったこと。などを、ポツリポツリと話されて、ブイとエムを触れるか触れない程度の強さで、触っていたこと。たいして商品は見なかったこと。ブイたちの動きに合わせて店内を歩いて、そっと、触れていただけだったこと。などを思い出しました。 「ブイさん、ショップに出動させてくださ~い。」 裏に声をかけます。ブイがなんだか、声を発しながら走ってショップに入り、お客様に体当たり・・・エムも負けずに走ってきて、ウエルカム、ウエルカム、ダブルウエルカム!! お客様は、嬉しそうに、それでもとても静かに、 「一度だけやのに、覚えてくれとったんや。(方言)」 「犬が嫌いな人には、こんなことせんよねえ。」 「好きな人がわかるんやね。」 と、一人で、しゃべりっ放しに。 この方は、ブイとエムに会いにこられたのだ、お休みの日だと言ってらしたけど、電車で3,4駅たしか、離れた町だったはず・・・ ブイは私が察するよりも、うんと早くに、このお客様のいらっしゃるのを察知し、さらにこの人は、私に会いに来たのよ、私がそばに寄り添って、体をそっと触れていることを望んでいるのよ・・・とわかっていたのでしょう。 今日も、このお客様は、ブイとエムと静かに遊んで、30分ほどですが、耳、首、背中、尻尾と触れていました。 ブイは、片時も離れずにそばに寄り添ってなでられて・・・ 帰るときに肉球がプリントしてあるTシャツを一枚お求めになられました。 ブイとエムの首輪を両手に持ち、 「ありがとうございました。またどうぞ、お遊びにいらしてください。」 と、ご挨拶しながら、無理にお買い物して下さらなくともいいのに・・・と。 人はさまざまな方法でコミュニケーションをはかります。 「ブイちゃん、エムちゃん、遊びにきたよ。」 と勢い良く、ばあ~んって感じで入ってきて、キャアキャア言って、大騒ぎして遊んで、 またね、っと、帰っていかれる方もいるし・・・ 果たして次回、今日のお客様がいらしてくださったときに私がうまく今の私の思いを伝えることができるでしょうか・・・どうぞ、お好きなだけ触ってやってください。と。 ブイやエムと触れることで、仕事の疲れや、とにかく、ワンコを触りたいなら、どうぞ!! うちの子たちは、触れられるのが、とっても好きですから、とアナウンスしよう、と決めました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Sep 21, 2007 08:27:46 PM
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