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カテゴリ:身辺雑記
syaka posted by (C)vmama 12月に入って 最初の土曜日(だいぶ前になりますが・・・)知人に誘われて、近くの美術館へ、「祈り」をテーマの「釈迦十大弟子展」を観に出かけました。 今年に入ってから、シュンタの影響でだと思いますが今まででは考えられないことに、お経を覚えたり、祈り三昧の私なので、心惹かれて出かけました。 ouhen posted by (C)vmama すっかり、晩秋の景観でした。 yuki posted by (C)vmama 右手 奥に見える山なみの、頂上にうっすらと白く見えるのが、雪!! 2月ごろには、はっきりと雪山のように、見えるのですが・・・初冠雪は例年より20日ほど早かったので、今後どのような展開になるのか、というところでしょうか? paramita posted by (C)vmama こちらが、美術館の入り口です。 この美術館は、敷地内に「山野草庭園」があります。 鈴鹿七峰の麓近く、とても静かなところにある美術館で、常設では、池田満寿夫氏の「般若心経」が有名なようです。 もともとは、個人が作られた美術館なのですが、最近、岡田文化財団に寄付されました。 美術館の名前である、「PARAMITA」は、「般若心経」の「波羅蜜多」の原語読みをとって付けたということです。 juudaidesi posted by (C)vmama 釈迦十大弟子像です。 等身大より大きな像が10体。人間の2倍は越す大きさの弟子像が2体、それにともなって、胸像、手だけ、とか、釈迦の十大弟子以外の像も含めての展示は 圧倒されるばかりでした。 美術館に展示された像の他にもう一組の十大弟子像があり、薬師寺の講堂に安置されているそうです。 薬師寺の主管様がこられ、釈迦と十大弟子についての、お話があり、たくさんの方が聞き入っていました。私たちも、前から三列めに座り、じっくりとお話を聞くことができました。 作者は、長らく鹿児島大学で教鞭をとっていらして、現在も鹿児島が活動の本拠地ですが、出身が三重県とのことで、地縁があり、コンタクトをとっていたらしいのです。 たまたま、この会期中の、11月3日に、作者が、文化勲章を授与され、けっこうな話題になっていたそうです。(すみません、私は全くしりませんでした・・・) そのせいもあってのことだと思うのですが、けっこうな人でした。 desi posted by (C)vmama 弟子たちのお顔は今までのいわゆる仏像のお顔のイメージとは、かけはなれていました。 アーリア人の骨格や、顔相、その当時の修行の様子などを、すべて現地に出向き、調査研究なさったとのことです。 この釈迦の弟子を世の中に知らしめ、親しく祈ることが出来たら、さらに、仏教が日本の中で深く、親しく、信仰されるのではないか、という気持ちからのものとのことでした。 この十大弟子像を作ろうと思い至った経緯の始まりがあるのです。 「阪神淡路大震災」の時の惨状の地獄のなかでの人々の祈りをテーマに、13,4作の祈り像を作られました。 同時展示でしたので、「祈り」の作品も観ることができました。 作者は、いかに祈っている人の像を作っても、なぜか、むなしさや、無力感に襲われるようになり、中断し、祈りを求めてスペインにわたり、教会をさ迷い歩いたのだそうです。 そのおり、各地の教会で、祈りをささげている人々をみていて、ふっと、あることに気づいたそうです。 キリスト教には、「聖パブロ教会」とか、「聖ヨハネ」教会というように、キリストの弟子たちの名を冠している寺院があるのに、日本には、例えば、釈迦の弟子のなかで、長老と呼ばれ、経文の中で、釈迦が語りかける相手に一番多くなっている「舎利弗」の名を冠した寺があるか?? 「迦葉(かしょう)寺」「阿難陀寺(あなんだでら)」などのような、寺があるか? 釈迦の教えを一身をかけて、広く、深く説き続けた弟子たちのことが、あまりにも、知られなさすぎなのではないか!! という思いがいっぱいになったのだそうです。 人の思惑、思いつき、気づきは、だれにでもあるもの。 それが、ある人には、造形物になり、ある人には、ボランティアになり、ある人には政治になり・・・なんてことを考えてしまいました。 刺激を受けるのは心地よいもの。誘われてよかったな、と。 1月中に、奈良の薬師寺に出向き、釈迦のお弟子さんたちと、会ってこようと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Dec 12, 2007 07:01:37 PM
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