|
カテゴリ:アジアな人々
ああ暑いです~~。涙。
今朝、電車に乗り込んだところ・・・ 私のすぐあとに乗り込んできた母親に連れられた男の子が激しく泣きはじめました。 お母さんも困り顔です。 嗚咽の切れ間から聞こえる彼の訴えはこうです。 「ミドリ色の電車はイヤだ。次のに乗ろう」と。 私も常々、西○電車の普通車両のカラーのチョイスはいかがなものか・・・とは思っていましたが・・・。 色がイヤで乗車拒否とは・・・。う~む。 少年よ。そのまま、こだわりのある大人に育つのですよ・・・。 泣き叫び、主張を繰り返す彼の背を見つめながら、そっと願う私でした。(笑) さて本日は、先日紹介した「リンダパンツ」をはいています。ワイドパンツなのでトップはコンパクトに白のノースリーブです。 そして、本日のおすすめは・・・ 賛否両論のこのワンピース。笑。 私は、かなり好きです。私の友人でお洒落さんで有名なRAIRAちゃんも一押しの一品です。素材はコットン。自宅で丸洗いOKのタフなヤツです。1枚で着るのもいいですし、下にジーンズを合わせてもかわいいですよ。 ところで、私は先日からどうやら軽い喉風邪をひいていてどうも調子がよくありません。 そういえば、この前病院でもらったトローチがあったよな・・・と思い、救急箱を引っ張り出しました。 あったあった。 ちびっ子のころは、風邪をひいてトローチを処方されると嬉しかったものです。笑。 そして、トローチといえば必ず思い出す人がいます。 私が通っていた大学は、当時から将来の少子化を見越してか留学生の受け入れに力を注いでいました。 そして我が日本画科にも一人、台湾からの留学生がいました。彼女の名前はCさん。ばりばりの台湾ギャルです。 ある日、アトリエでみんながお茶していると友人のMが笑いながら話かけてきました。 「ちょっと聞いて~~すっげ~おもしろかったの~~。」 前日、Mが大学の近くのケン○ッキーに入ったところ、店内がとても騒がしい・・・。 見るとそこには、台湾ギャルCちゃんを中心にデザイン科のHちゃん(台湾)、Tくん(中国)etc・・・5~6人の中華系の留学生が額を付き合わせていました。 ただでさえ、中国語というのは喧嘩してるのか?と思うほどの迫力がある言葉なのですが、どうやら議論が白熱している様子・・・。 周りにいる日本人客は「何事か?」と様子をうかがっているようでした。 事件か??? Mちゃんは、ためらいはしたものの声をかけることにしたのです。 「Cちゃん?何かあったの~~?」 「あ、M~。」 そう言って振り返った彼女の手には、砕かれた錠剤のようなものが・・・・。 『Cちゃん!!あなたいつもテンション高いと思ったら・・・悪いくすりを!??』・・・と彼女が思ったかどうかは知りませんが・・・ 問題はどうやら、その薬のようです。 「な、何?この薬??」とMちゃん。 「風邪薬デス。キノウ、病院、行きました。お医者さん。カゼといいました。薬コレです。・・・でも飲めません。」 Cちゃんをはじめ、そこに居た全員がぐったりした表情。 「飲めないって・・・。水でごくん!て飲んじゃいなよ。」 『そんなことかい・・・』と思いながらM。 するとCちゃんはじめチャイニーズ勢が猛反撃。 「飲めません!!こんなの無理です!!日本の薬、変デス!」 よくよく話を聞いてみると・・・ 台湾ギャルCちゃんは喉風邪をひき、病院へいきました。 先生は、たくさん栄養を摂って、お薬を飲んで、よく眠りなさいとやさしく言いました。 受付でお金を払い、薬を受け取ると薬は3種類。 一つは粉くすり。もう一つはカプセル。 そして、もう一つが『問題の』くすりでした。 問題の薬を見せながら、薬剤師はCちゃんに言いました。 「いい?これは、噛まずにのんでね。」 もうお解りでしょう。 そう。噛まずに飲む喉の薬とは・・・・ トローチだったのです。 彼女はこの穴の空いた大きな薬を何度も飲み込もうと努力しました。 しかし、もともと飲み込みにくい形状のそれはなかなか彼女の喉を通ってはくれません。 「噛まずにのんでね。」 薬剤師の言葉を反芻しながら、眠れない一夜を過ごしたというのです。 「一人では解決出来ない。」そう思ったCちゃんは急遽、留学生友達に招集をかけ、ケンタッキーで議論をしていたというわけでした。 そして何故今彼女の手にあるトローチが砕けていたかというと・・・・・・・・・ 中国人T君の 「噛んだらいけないのであれば、あらかじめ砕いて飲み込めばよいのでは??」 というナイスアイディアを実践していたところだったのです・・・。(かわいいなあ。もう。) しかし、ドーナツ型の形状を無理矢理砕くと、やたら鋭角的な形状に変わり、飲みこむ度に風邪で腫れた喉をこすり、痛みを伴って辛いのだ・・・とか・・・。 それで、もっと良い方法はないものか?と熱い議論を戦わせていたわけでした。 あとで話を聞くと、台湾、中国にもちゃんとトローチというものは存在していました。 しかし、穴はあいていなかった!!(現在はどうか知りませんが。とにかく彼らは見たことがなかったわけです。) 加えて、「噛まずに飲んで下さいね。」の言葉。 きっと、相手が外国人だと見てとった薬剤師さんは、親切に付け加えたのでしょう。 「口の中で溶かしてね。」くらい言えば良かったとは思いますが・・・。笑。 たかが、トローチ1個とっても、お国が違えば形」が違うんですね。。 私は、外国で生活した経験がないのですが、日本で暮らす外国の方々、海外で暮らす日本の方々は、しょっちゅうそんなギャップにとまどいつつも生活しているんだなあ・・・と思改めて考えさせられた出来事でした。 卒業後、Cちゃんはどうしたでしょう。 何しているかしら・・・? テンションはあのままかしら? 台湾に戻ったのかな? 青リンゴ味のトローチを奥歯でガリガリ噛みながら、 フと大学生活を思い出した私です。 みんな!元気? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アジアな人々] カテゴリの最新記事
|