昨夜、帰り道・・・前を歩く妙齢の女性の背中を何となく見ながら歩いていたら・・・
首の後ろあたりの襟元から値札が出ておりました。。。

価格は６３００円。
レーヨン・ポリエステルの素材でございますわ

「あの・・・出てますよ・・・」と声をかけるべきか？
しかし「出してるんです」というほどに堂々としたそのタグの下がりっぷりに・・・
もしかしたら「わざと」かもしれない・・・などというバカな考えも浮かび（←そんなわけない）
頭を悩ませている内に、彼女はどこかビルの中へと消えて行ったのでした。

う～～む。
金曜の夜ですしね。
今からデートだったら・・・彼にナント言われるかしらん？

笑いの解る彼ならば「ワハハ！値札出てるよ！」で済みましょうが・・・

彼が笑いも解らぬ唐変木で・・・
「値札をぶら下げて平気で街を闊歩出来るような女は願い下げだぜ！
　なんだい。君は６３００円の価値しかないのかい？ふふん！！」
なんてふられちゃったらお教えしなかった私のせいですわ。←考えすぎ。笑

昨日の彼女・・・教えてあげられなくってゴメンナサイ。
ジャスミン勇気が足りなかったわ。

価格タグを切り忘れてそれを着ている人ってごくたま～に見かけますが・・・
どうしても中学時代のいたずらを思い出しますわ。
背中に「５００円」とか書いた紙をこっそり貼り付けるアレ。。。
自分だけは気づかず、皆は知っているというあれですわよ。

気が付いたときに恥ずかしいにょろね～～～～！！！笑。

しかし。
ジャスミンはあの「価格タグが後ろ首元からびろ～～んなファッション」が成立している場所を知っています。

ええ。右を見てもビロ～～～ン。
左を見てもビロ～～～ンな場所。

それはね。
ジャスミンが上海で仕入れに行く服飾市場でございます。

そこで働くお嬢ちゃん方。
皆様・・・タグ見せファッションざますよ。笑！！
要するに・・・店のもんを着ているのだわ。

日本のアパレルの販売員さん達ももちろん己の店の商品を着ておりますけどね。
彼女たちは買っているのですわ。
買って着ているのです。
もちろん社割などがございます。
安く買えますがね・・・大変だそうですよ～。
常に入ってくる新商品。
私もそうですが・・・気に入っていても・・・店頭ではなかなか去年のもの一昨年のものは着られませんわ。
もちろん、よそのブランドの服を着るわけにもいかず・・・
「洋服代ってかなりのもんよ～～」とよく嘆いておられます。
本当に服が好きでそのブランドに入れ込んで勤めなくちゃつとまらないのですわね。大変。

が・・・中国は違います。
お姉ちゃん方はマネキンなんですわ。
販売もするマネキンね。
なので・・・買わずに・・・店の商品を着ているのでございます。

確かにね。
洋服ってつるしておくよりもマネキンに着せたほうが良く見えますし・・・
マネキンよりも人間が着たほうがず～～～っと素敵に見えること、請け合いなのです。

が・・・
便所に行くときも・・・食事をするときも・・・商品着っぱなし。

それを着たまんま仕入れ市場のビルを出て近所の小汚い屋台に買い出しに走っているのも見たことあるし・・・。
便所の小汚い手洗い場で水浸しで顔を洗っているのをみたこともありますわ。
お昼に麺を食べてるのをよく見かけますが（←店内で）、その時もお構いなし。。。

んでもって、着終わると・・・そのままラックに戻される。
いや・・・客が「それ欲しい」といえばその場で脱いで「ほらよ！」と手渡すのですよ・・・。

コレ・・・ど～～～よ？？？笑。

しかしそんなことを疑問視する中国人客なんぞどこにも見あたりませんわ。笑。
そんなこと小さな問題なのです。
ええ。問題は無いに等しい。没問題なわけ。笑
ラーメンの汁がちっとばかり服に付こうが・・・気付かない客が買うんだから良いのです。（気付いた客は買わなければいいのだ。）

・・・・。
う～～～～～～～む。。。。。

むこうでは全ては買う側の責任でございますからね。
確かめて買わない客が悪いのじゃ～～～～～～！！！

う～～～～～～～む・・・・・・。

・・・というわけで・・・私は仕入れをする際・・・
私は絶対・・・ハンガーにかかっている服には手を伸ばしませんわ。笑
その下にあるビニル袋入りのストックから選びますの。うふふ。。。
絶対そうしたほうがいい・・・。

皆様も中国でタグびろ～～んなファッションの店員が居る店に入った際は、
お気を付け下さいまし♪

（Ｊａｓｍｉｎｅ．ではそげなことはないですからご安心くださいませ。笑）