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カテゴリ:妄想日記
泣きながら目が覚めましたわ。
久しぶりにアノ夢を見たのです。 繰り返し繰り返し見る夢ってありませんか? 私は小さいころから何度も何度も見る夢が数個あります。 1つは・・・採石場の夢。 採石場に佇んでいる・・・ただそれだけの夢なんでございます。笑 季節は春先。 採石場の灰色の石の山の向こうに、黄色い工場が見えるのです。 空を見上げると・・・細かい粉塵の向こう側には青い空と白く弱々しいまだ夏の威力を持たぬ太陽。 『あ・・・ここ来たことある』 そう思うんですけんども・・・ そこがどこであるのか・・・ちっとも思い出せずにもどかしく・・・ちょっとイライラするのです。 『どこだっけ?』 そう思い悩んでいる内に目が覚めるのでございます。 目を覚ますと・・・ 何だかやたらに白い月のような太陽と、あの黄色い建物だけが瞼の裏っかわに張り付いているような気がして目がしぱしぱします。 もうひとつは・・・最近あまり見ていないのですが・・・ 高校に上がるくらいまで、本当に頻繁に見ていた夢。 場所は、壁も畳も紅い・・・和室でございます。 三味線の音が遠くで聞こえるんですわ。 私はキモノを着くずして、蝋燭の隣に座っているようです。 ふと膝に重みを感じると・・・そこには見知らぬオヤジが頭を載せて甘えているのですわ。 現実世界では見たこともないオヤジなんですよ。 しかし、どうやら夢の世界では顔見知りのようでして・・・ オヤジに膝枕をしているというのに大した嫌悪感も湧きません。(慣れているのかも。夢の中では) オヤジの頭を膝に載せたまま・・・遠くの三味線の音を聞いていると・・・ 「耳かきをしてくれないか?」と訊ねられるのです。 『ま・・・よろしかろう』と・・・耳かきを取り出すんですがね。 それは細い細い金属のひんやりした耳かき棒で・・・ナント!50cmくらいあるんですよ。 それをそっとオヤジの耳に入れて・・・耳掃除をするんですが・・・ その耳かき棒。 どこまでもどこまでも入っていくんですわ。 耳の中は粗めの砂がびっしりと入っているような感覚で・・・ 耳かき棒はズブズブジャリジャリとどんどんどんどん入っていくのです。 その感覚が気持ち悪くて気持ち悪くて・・・毎回、軽い嘔吐感と共に目が覚めるのですわ。 う~~む。。。 イヤな夢ですな。 小学生・中学生くらいの頃には本当に頻繁に見ていた夢です。 何となく、誰にも言えずに黙っていたんですけどね。笑 それからそれから・・・ 一番小さい頃から見る一番お馴染みの夢。 昨夜も見た夢なんですがね・・・ 私は幼稚園に上がる前の子なんですわ。 ええ。小学生の頃に見ても・・・中学生でも高校生でも・・・オトナになってからも。 その夢に現れる私はまだ小さいのです。 私が住んでいる家は・・・古い平屋の縁側のあるお家で・・・ 私が「お父さん」「お母さん」と呼んでいるのは、優しそうな老夫婦なんですわ。 実際の父母とは顔も性格も全く違っているのでね。 父母の年をとった姿では無いと思うのです。 私・・・この老夫婦とは小さい頃から夢で会っておりまして・・・顔もハッキリ思い浮かべる事が出来るのですよ。 だから・・・実は私が会ったことがある方なのではないだろうか?と思い色々と考えて見るのですが どうやら現実世界ではお会いしたことがないようで。 何やらぼんやりした夢です。 何も事件は起きない。 縁側に座って・・・小さい庭に放たれている鶏に餌をやったりするのです。 「母」らしい老婆は大変優しく・・・ 「父」であるらしい年配の男性は、あまり家には居ないようです。 なんだかポカポカと暖かい夢なんですわ。 縁側に座っていると・・・暖かさと日の光でまぶしくそして眠く、目を開き難い。 しかし大変心地良いのです。 私はその素敵な老夫婦の住む古い平屋のお家のある場所を知っております。 説明が出来ますの。 地図も書けます。 家の中の様子も説明出来るのです。 小さい頃・・・何度かその老夫婦の家を探したことがあります。 「絶対ここにある!」 そう思って行った場所には・・・それらしい道も無く。 確かにそこにあったはずだという確信があるにも関わらず・・・じっとそこに佇んでいると・・・ 「何だかここじゃなかったかも」って気にもなってきて。笑 (私があまりにもシツコイので父も一緒に探してくれたことがあります。笑!) 所詮は夢の話なのですわ。 しかし大変にリアルなんです。 燻されたようなかおりのしみこんだあの平屋建ての一軒家も・・・ 私を宝物のように扱う老夫婦も・・・。 あまりに何度もその夢を見るのでね。 間違いなく、私はそこに居てそこに暮らしたことがあるような錯覚を覚えているのでしょうな。 小さい頃から・・・その夢を見ると・・・ 目を覚ました時に、懐かしさで泣いている事が多いです。 嗚咽で目が覚めてびっくりしたり。笑。 じわりと・・・布に水がしみこんでそのシミを広げていくかのように 何だかやたら懐かしい気持ちが、鎖骨の下あたりに広がって・・・胸が苦しく、もう泣かずには居られ無いほどになるのですわ。 夢は、前世の記憶を断片的に見ているのだ・・・という人がいますけんど ジャスミンはそれを信じているわけではございません。 しかし・・・ 「やはり私はあそこに居たんだと思う」 今朝、ベッドの上で涙を拭きながらそう思ったのでございました。 皆様は、何度も何度も繰り返す夢ってございますか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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