皆様。
被害は無かったでしょうか？
台風・・・凄かったでございますね～～～～～。。。
実家の近くでは死者も出た模様でございます。

しかしジャスミンも、実家も・・・ひとまず大きな被害もなく良かった良かった。（庭の木が１本折れたくらい。）
実家はしばらく停電したようでしたがね。
父から「自家発電機の出番がなかった！！！」と大変残念そうに報告がございましたわ。笑

昨日は・・・
午前中はスゴイ雨が降っておりましたが、お昼には少しだけお日様も見えたので
「お？台風たいしたことないんじゃ？？」と出勤。
んが。
店を開けて間もなくして・・・ジャバジャバジャバジャバジャバ！！！！！とスゴイ雨が降り始めましたわ。
何やら・・・ゴーゴーと風の音も致しますし、さすがに街に人の気配は少のうございました。

「今日最後まで開けます？？」
「ええ～～～！さすがに夕方まででしょう？？？」

同じビルのお店のkobiさんとそう話をした後から・・・更に勢いを増す風と雨。。。
ううむ。。。開けていてもいいけんど・・・人は来ないよな～～～～。

しばらくネットの注文メールなどに返信をしたり、日記を更新したり・・・
店の掃除をしたりしていたのですがね・・・なんだかどんどん暗くなり・・・酷さを増す風雨。。。
まだ・・・２時を過ぎたくらいでございます。
同じビルのお店の方々も「閉めます～～～」なんて言っているし。

「私も帰ろう！！電車止まったらイヤだし！！」と店を閉めて駅へと向かいましたわ。
外に出ると・・・雨は小降りでございます。
時折吹く突風が・・・「台風っぽいな」というかんじ。
【非常に勢力が強く、九州にとって最悪のコースをとる台風】で・・・
【過去に最悪の被害をもたらした台風１９号よりもっとでっかい台風】という前評判はウソなんじゃ？？なんて思いさえしますわ。

んが。駅まで参りますと・・・『台風の為、運行を見合わせております』との張り紙。
ナニ？？？まだ大して風も吹いていないというのに・・・もう？？？

仕方がないのでタクシーに乗り込みますわ。
「台風は大きいごたるですね～～」と運転手さん。
「そうなんでしょうかね～。なんかあまり実感ないですけどね」いや・・・ホントに。
すると・・・
「いや～～ヒドイごたるですよ～～。
　なんか○×デパートも○△ビル（商業ビル）も××も・・・２時か３時で閉めるそうですよ。」
ふうむ。。。そうでしたか・・・。
大きいデパートが、そんなに早く店じまいをしちゃうことなんて・・・今までなかったですもの。。。
相当大きいのかしらん？？

一応、部屋に戻って・・・ベランダのモノをかたづけますわ。
そして考えた末・・・雨戸を閉めることにいたしました。
雨戸・・・考えなくても、閉めておけばいいのですけんどね・・・。
大した台風じゃなかったら、「張り切っちゃった」感が恥ずかしかでしょう？笑
しかも真っ暗になるし～～。
しかし・・・今度のは大きいという噂ですし・・・何より、
私の部屋は、古いマンションであるのに・・・何故だか一軒家と同じタイプの大きな窓があるんでございます。。。
これが割れたら大事じゃ・・・と一応閉めておくことに。

やることがないので・・・シャワーを浴びて・・・ビールを飲んでおりました。
午後４時半過ぎ。
何やらゴウゴウヒューヒューという音がひときわ大きくなってまいりましたよ。
ＴＶをつけると・・・福岡再接近は午後８時とか言っておりますのに・・・もう？？？
・・・と思っていたら・・・
みるみる内に・・・お外は荒れ狂って来たようでございますわよ。
「ぎゃあ！一気に来た！！！！」
旦那の浮気を発見したヒステリックなオバハンみたいに・・・一気に沸点に達した感じでございます。

雨戸を閉めているので何が起こっているかは・・・音のみでしか判断できませんがね。
ひゅぅぅぅぅぅぅ～～～～～～！！！！！！
ごうぉおおおおぉおぉぉぉ～～～～～！！！という風の音に合いの手を入れるように・・・
ガッコン！ガッコン！！としている音は・・・何か雨戸にぶち当たっている音なんでしょうな。

「・・・雨戸しめといてよかった。。。」
そのうちに・・・　ガッチャン！！！！ガコン！！！と何やら激しい音でございます。
「べ・・・ベランダになんか落ちた。。。」
いや・・・ベランダだけじゃなく・・・そこら中になんかが落ちた音。
見たい・・・見たいけど・・・今開けちゃいけない気がしますわ。。。
ちゅうか風で窓ガラスがしなっていて・・・近づくと割れちゃうんじゃないか？？と心配なんざます。

ガラス付近で、ビールの缶を握りしめ・・・じっと耳を澄ませていると・・・
何やら私の部屋に隣接した一軒家のおじちゃんとおばちゃんの声が聞こえます。
どうやら・・・その家から何かが飛んだようなんでございます。
なんじゃかんじゃと大騒ぎされおりましたがね・・・聞き取れたのは・・・「わ～～～！！瓦だ！！！」の一言。
・・・う～～む。
やはり・・・割れ物でしたかい。。。つくづく・・・雨戸をしておいてよかった・・・と思った瞬間でございました。

しかし・・・スゴイ風。。。
古いマンションである私の住処はミシミシと音を立てますわ。
こんな時。
純粋に怖いのですが・・・音だけしか聞こえないのでやたらと想像力がたくましくなります。

例えば・・・
こんな荒れ狂った台風の中・・・地震も一緒にやって来たらどうしよう・・・とか。
こんな暴風雨の中・・・音に紛れて強盗が押し入ったらどこに逃げよう・・・とか。
こんなスゴイ状況で・・・テポドン攻撃されたら困る・・・とか。

こんなときに使わなくても良い想像力を、フル活動させるジャスミン。。。
どんどん不安になりますわ。

すると・・・電話がなりました。
出ると・・・一人暮らしの友人Ｓちゃんでございます。
「こ・・・こわい。。。なんか・・・スゴイことになってるぅ～～。停電してるし・・・。
　このまま台風が福岡を気に入って居座り続けたら・・・オール電化のマンションに住んでいる私は死んでしまうわ！！！」

・・・ここにも無駄に想像力を駆使する女が一人。。。

三十路の独身女は・・・電話でお互いを励ましつつも・・・
「台風と一緒にテポドンが飛んでくるのと・・・
　台風と一緒に博多湾にゴジラが現れるのはドッチが怖いか？」なんてバカな話で盛り上がり
電話を切ったのでございました。

しかし・・・未だにおさまらぬ風雨。
先ほどから玄関ドアのあたりで・・・バタバタバタバタと何かがドアに当たる音が響きます。
バタバタバタバタ！！！！
しかもオウ！オウ！オウ！！！と・・・何かが鳴くような音。。。

アシカ？？？？？
玄関前に！！！アシカ？？？？？
確かに・・・オウ！オウ！！とあの海獣の鳴き声のように聞こえるのでございます。
もしかして・・・
福岡をたまたま訪問していたアシカが・・・台風に遭い・・・誰かに助けを求めて玄関ドアを叩きまくっているのかもしれない！！！

頭に浮かぶのは・・・つるりぬるりとした昆布色の身体をふるわせ・・・前ヒレ（手？）でドアをバタバタと叩きつつ・・・
つぶらな瞳に涙を溜めて切なげに「オウオウオウ！！」と私を呼んでいるアシカちゃんの姿。

ううむぅぅぅぅ。。。
助けてあげたいが・・・しかし・・・家に上げたところで何のおかまいも出来ないわ。

一応、玄関ドアのスコープから外を覗いて見ますがね・・・音はするものの姿は見えませぬ。
それどころか・・・向こうの道路を転がっていくトタンの姿を目撃。。。
相変わらず・・・バタバタオウオウ！！と音を立ててはおりますが・・・
今開けるのは危険なようでございますわ。
そうよ。
こんなときに開けて・・・飛んできた看板に当たって死んじゃったら・・・
きっとニュースの原稿になったあげくに・・・
『あ～～あ。こげん風の強い時に外に出るけんよ！』とか何も知らない人に言われちゃうに違いないのだわ。
まあ・・・アシカを助けたとなればちょっとした武勇伝になるやもしれぬが。。。

「すまぬ。アシカちゃん。他をあたってくれないか？」
ジャスミンは、断腸の思いでその場を立ち去ったのでございました。←大げさです。

しかしね。
再接近と言われた８時くらいになって参りますと・・・若干静かになりはじめましたわ。
時々びゅうぅぅぅぅぅ～～～～！！！！と突風の吹く音は致しますが・・・
何やら山は越えたと言ったかんじです。
スピードも速い台風だったので割とはやくどこかへと立ち去ってくれたようです。

何やら灯りをつけたまま・・・ウトウト。
気が付いたら・・・朝でございました。

雨音はしておりますが・・・風の音はしておらず。
雨戸を開けてみますと・・・ベランダは・・・ミドリの葉っぱでびっしり。
その中に・・・割れた瓦やら・・・誰のか解らぬ水玉の靴下やら・・・段ボールの切れ端やら・・・
トタンの割れたのやらが散乱。

朝っぱらから・・・ベランダの大掃除をしたのでございますわ～～～。

ちなみに。
アシカですが。
あれは・・・どっかから飛んできた玄関マットの仕業でございました。
マットがバタバタとドアを叩き・・・裏側のゴムの部分が擦れて・・・オウッ！オウッ！！っという音を出しておったようでございます。。。