昨日、クーデターのことが気がかりで・・・
思わず電話してしまったタイ人のオトモダチのＢさんは、私よりかなり年上でいらっしゃいますが
か～～～なり可愛い方です。
日本語が本当にお上手で・・・囁くようにしゃべるその様子は本当にキュート。

立ち居振る舞いがもの凄く上品で・・・
「さすが・・・良いお家の方なのね～～～」という雰囲気を醸し出しておりますわ。
政治経済と王様のお話が大好きで、頭の良い女性です。

そんなＢさんですが・・・ちょっとした欠点をお持ちでございます。
ええ。人間誰しも欠点というのはございます。
私なんぞ、己の８５％以上は欠点という愛すべき人間でございますわ。
欠点が多すぎて大抵の欠点には目が向かない。
これぞ！欠点カモフラージュ。。。
しかしＢさんは違います。
可愛いし頭も良いし品も良いし・・・仕事も出来る。
だから・・・数少ない欠点が目立ってしまうのでございますわ。

Ｂさんとバンコクの街を歩いておりますと・・・
「ジャスミンさん。こちらへ参りましょう～♪」と囁くような笑顔の元・・・しっかりとした足取りで私を先導するＢさん。
しかし・・・。
１０分歩こうが２０分歩こうが・・・３０分歩こうが！！目的地にはたどり着かないのでございます。
「ここ・・・さっき通ったよ？？同じトコロ曲がったよ？？」と言っても・・・
「イイエ。違います♪これで良いのです。」と笑顔で同じ道を右折。。。

そしてまた１０分後・・・同じ交差点へと出るのでございますわ。
そう・・・Ｂさんはスーパー方向音痴なんでございますわ。
彼女のスーパー方向音痴ぶりは、街中だけにはとどまりません。
小さいデパートやお店の中なんかでもすぐ迷子になるんです。笑
しかもなかなか自分が迷っていることに気が付かない・・・という困ったちゃんでございますわ。笑

しかし、かくいうジャスミンも・・・実は地図が読めない女でございます。
ええ。読めませんとも。
ちなみに・・・よく知った場所を人様にお教えするのに・・・ちゃんとした地図も書けない。笑

んが！ジャスミン・・・あまり道には迷わないのでございます。
ナント申しましょうか・・・アニマル的第六感？笑
ニオイで解りますわ。
「こっちじゃない！」とか・・・「こっちの方向だ！！」とか・・・勘で動いていれば、そう間違えませんの。
街の様子をなんとなくの雰囲気で覚えていて、それで動いているので・・・
地図には出来ませんし「何個目の信号」とか細かい説明は出来かねますが。笑

そうね・・・酷く道に迷ったこと・・・というのは・・・
イタリア旅行中に訪れたベネツィアで・・・２時間ほど彷徨い続けたことがくらいですか。
（ベネツィアを舐めてはなりませんよ。。。似たような建物と似たような運河と橋と・・・
　もうホント・・・迷宮なんでございますから。
　しかも道を尋ねる人訊ねる人・・・違う方向を指し示すノダ！！！笑）
しかし・・・その時も・・・なんとか自力でホテルに戻ったんでございますわ。笑
ええ・・・辺りは暗くなってしまって半泣きでしたけど。（ホテルの兄ちゃんに笑われたノダ。）笑。

なので・・・Ｂさんとバンコクの街を歩いていても・・・
「Ｂさんそっち違うよ～。こっちだと思うよ～」と彼女を引っ張っていくことが多いです。笑
じゃないと・・・平気で１時間も同じ場所をぐるぐるまわることになるので。笑！！
（「ジャスミンさ～～～～ん。すごいです～～～～！タイの人のようです～」と
　Ｂさんは言いますがね・・・
　このくらい住んでいなくても解るわよ・・・みたいな場所で迷うんですよ。彼女。。。）

そんなスーパー方向音痴の彼女を見て・・・
うちのオヤジは・・・「あいつは・・・ようあげな風で生活出来るよな～」と感心しておられますが。

イヤイヤイヤイヤ・・・お父様。
あなたの身近にもおるじゃないですか・・・Ｂさんに負けず劣らずな・・・ミラクルな方向音痴な方が。。。
そう。
それは・・・彼の嫁さん・・・つまりは私のママンでございます。
ヤツの歩行オンチもまた・・・ハイパークラスでございます。

ジャスミン・・・お店を開いて３年目。
ママンは、お店の準備を手伝いに来てくれたり・・・友達を連れてきてくれたり・・・遊びに来たり。
もう何度と無くＪａｓｍｉｎｅ．を訪れているのですが・・・未だに一人で店にたどり着けたことがございません。。。
「あんたの店、場所のいっちょんわからんもん。」と仰いますがね。。。
しかしもう２０回以上は来ている場所ですよ。（しかも娘の店だがや。）

一緒にベトナムへ参りまして・・・
ホテルの２～３軒となりの店に行っても・・・帰る時に、全然別方向に歩いて行かれるし。
（しかもいつも泊まるホテル！いつも行く店！！！）
「どうしてそうなるの？？？」と本気で心配したくなるようなことばかりでございます。

極めつけは・・・私が京都に住んでいたときのこと。

私が京都の大学に居る４年間、何かにつけて理由をみつけてはちょくちょく京都に遊びに来ていた母でございましたが
何度来ても、京都駅の八条口（裏手で人が少ないので待ち合わせしやすい）に出ることが出来ないばかりか・・・
（当時は携帯電話が無く大変でしたの。。。）
駅で荷物をコインロッカーに預け・・・荷物を取りに行く際に、そのコインロッカーの場所が解らず駅員さんと半日大騒ぎしたり・・・
挙げ句の果てには・・・
「バイバイ！」と新幹線の改札まで送り届けたのに・・・
博多行きの下りではなく、東京行きの登りに乗って・・・
しかも検札があるまで気が付かなかったり。。。←すでに方向音痴ばかりが問題ではない。

理解に苦しむことばかりでございます。。。

そんなママンと・・・Ｂさん。
気が合わない訳がございません・・・息ぴったりでございますのよ。

Ｂさんてばいつも「お母さん、タイに来て下さいと言って下さい！」と仰います。
ママンも・・・「ああ～Ｂさんに会いたいわ～～～。」などと申します。

「行ってくれば？現地人Ｂさんもいるし、良いじゃない？」と言いたいのは山々ですが・・・
ママン一人をタイに行かせたところで、無事にタイ行きの飛行機に乗るのかどうかも怪しい上に・・・
タイについたところで・・・
Ｂさんとママン２人で、一体どこへ旅立ってしまわれるのか気が気じゃございませんのでね。

「お前・・・一緒に行ってやれ。。。」とオヤジは私に申します。。。

でも・・・オヤジさま。
ジャスミンは・・・
スーパー方向音痴とハイパー方向音痴の２人を合わせてミラクル方向音痴のお二人を・・・
上手くさばききれるかどうか・・・
さっぱり自信がございませぬ。。。。。

もっとアニマルな勘を鍛えねば・・・とそう思うておるこのごろでございます。。。