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テーマ:暮らしを楽しむ(388378)
カテゴリ:ジャスミン一家
昨夜はちょっくら実家に戻っておりました。
実家の庭は、すっかり冬模様。 灰色のフィルター越しに見るかのごとし・・・。 すべてが冬に飲み込まれたように、シンと押し黙っております。 「冬」というものは誠に「寒々し」く「冬らしい」景色になるもんですね。 (当たり前のことですが。いつも感心するんですわ) 昨年の夏の、ギラギラとした猛々しい景色を忘れてしまいそうです。 ああ・・・さぶい。 とはいえ・・・ 春は確実に近づいておりまして。 見ると、梅のつぼみは膨らみ サザンカは控えめに赤い花をつけ・・・ これから出番を待つ椿の木々にはたくさんの蕾が。 椿の中でも・・・ 庭の隅っこの侘助の木はいち早く、白い小さな花が満開でありました。 侘助(ワビスケ)は椿の種類の一つ。 猪口咲きの小さな花をつける椿なり。 実家の庭には、父が好きで植えた椿がたくさんありますが。 中でも、毎年一番最初に咲く・・・ 一番地味な椿でございます。 *ほんとうに小さい椿です* 母と私は、ちょっと寂しげなこの椿が一番のお気に入りで 毎年楽しみにしていますの。 そして、その期待に応えるがごとくたくさんの花をつけるのです。 が。 この侘助を待ち遠しく思っているのは、ワタクシたちだけではございません。 庭にやってくるさまざまな小鳥たちもまた、 この花を心待ちにしているんでございます。 小鳥って、お花を食べちゃうんですわよね。。。 多分、花粉とか中の蜜とかを食べておるんでしょうけれど。 蕾にも、その小さく鋭い嘴で穴をあけて食べちゃう。 他にも、椿の蕾はたくさんあるんですけれどね。 とにかく、侘助は大人気。(乙女椿も人気ありますが、侘助が断然人気!) そう大木でもないのに、今朝もツグミの類が3羽も4羽も群がって 侘助をつっついておりました。 小鳥は目ざといですわよ。 美味しいものをばちゃんと知っています。 私も、鳥みたいに空を飛べたら もっと美味しいものを目ざとく見つけられるんじゃないかと ときどき思ったりしますわよぅ。 母が「あ~~お正月は、玄関の千両を生け花に使おう」と思っていると・・・ 「さて」と見に行ったときには、すでに千両の実は一粒もなし。 (モチの実よりも千両が人気です。) 侘助もまた・・・同じでして。 花は食べられ、蕾は食べられ・・・。 母が、「侘助が咲いた」と剪定ばさみを手に庭に出ると 殆どの花がやられてしまっていて 「くやしい~~~~~」んだそうですよ。 まあ・・・こればっかりは仕方なし。 毎日たくさんの花をつけますのでね。 小鳥が寄ってたかっても・・・ まあ、人間が「きれいね」って飾る一枝くらいはどうにかなるというもの。 小鳥の食べ残しを、ときどき一枝いただいて・・・ 春の始まりのシルシを部屋にそっと飾っております。 *今から咲きま~~す!* お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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