428438 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

リタイヤ ガーデニング

リタイヤ ガーデニング

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Freepage List

Favorite Blog

まだ登録されていません

Archives

Comments

同じ失敗@ Re:同じ失敗ばかり(02/09) 同じ失敗は、0896243676 をどうぞ。
だいちゃん147@ Re:通院医療費公費負担制度 (32条)(05/17) 障害福祉課に申請書があります。 医師の…
背番号のないエース0829@ 東野圭吾 「時間を忘れて物づくり 」に上記の内容に…
だいちゃん147@ Re:金の切れめが、縁の切れめ(07/31) こあきんどさん >あまり、無理せず一度…

Category

November 20, 2007
XML
カテゴリ:テーマ1
 慢性期の病院で看護師として働いて約2年、思うことがある。

 高齢者の患者さん、体の自由が徐々に利かなくなりナースや助手さんに介助してもらうことが多くなる。できていたことができなくなった歯がゆさといらだち。

 看護師として見ていると「70数年自分のため、家族のため働いてきた(家事も含めて)そして、いまはどうだろう。食事をするときカーテンの中で独りもくもくと食べている。総義歯の味気なさ。本来なら家族とともに食べているはずなのに。介助してくれるナースはやさしいけれど(たまには)でも。食べ終わったらまた独りベッドの布団にもぐりこむ。」
 たまに面会に来てくれる娘や息子は「どう、大丈夫か」と優しい声をかけてくれるが、それだけ。永ーーい  沈黙。「あんたも忙しいやろ、はよ帰って晩ごはんの支度しいよ」昔は子供のころ、友人のこと、学校のこと話すことは山ほどあった、でも今は。

 あの頃、こうなるとは想像もしていなかった。やることは沢山あり、話すことも沢山あった。時間がなかった。時間がなかった。働かなければ生活できなかった。働くことで家族を養っていてそれでよかった。みんなそうだった。「忙しい」この言葉が挨拶だった。

 今はどうだろう。自分の人生とはそれでよかったのだけれど、今の自分がこうなるとは知らなかった。死ぬのは怖くない、でもそれまでの時間が、怖い。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  November 20, 2007 10:12:20 PM
コメント(0) | コメントを書く
[テーマ1] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X