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カテゴリ:死に方は生き方
人はどうやって死ぬと思いますか。ガンで「かわいそうに、あの人は見つかったときにはガンがもう全身に飛んでいて手がつけられなかった・・・・」涙ナミダで周囲の人たちにおしい人を亡くしたと思わせる。
ガンで亡くなる人は全死亡者の約30%です。そして約30%が脳血管疾患いわゆる脳卒中で寝たきりになって死にます。そして約30%の人が心臓疾患で亡くなります。これも寝たきりになることがほとんどです。 あなたはどのように死にたいですか。死ねると思っていますか。「いつ死んでもいいんだ」「あっさり死ねたらいいね」などと軽ぐちをたたくが、じっさいそうなるのは1%の人でしょう。 もしもあなたが、愛人のマンションで急にめまいがして呂律が回りにくくなり、倒れたら・・・・おそらく愛人は、「こんなところで死なないでよ!!」とばかりに救急車を呼ぶでしょう。通常都会なら10分以内には到着するはずです。病状を見てまずは救急車の中へ搬入し、あなたと愛人の関係について説明が必要です。(まあそんなことはすぐに察してしまいますが) 最寄りの脳外科の医師がいて診療できる病院を一軒一軒救急車の中から、電話します。あなたの性別、年齢、いつから、どのように具合がわるくなって、それを聞いた病院の受付は、ナースに報告しナースは脳外科医師を探して報告します。その時「ええ、いま手が離せないんだよ」と医師がいえば、お断りです。 これを次から次の病院へ電話していきます。これがいわゆる≪たらいまわし≫です。たらいまわしは実際に救急車が走っているのではなく、電話で受けるか受けないかの選択をしているのです。 運よく意識があるうちに病院が受け入れてくれたら、ラッキーです。救急車の乗り心地は結構悪いのですがそこは我慢。ようやく病院に着いて初療が始まります。ここで「どこで、何をしていて、どうなった」・・・・言いにくいでしょうが、すべてをはっきりと話さないと治療に影響します。 そうやっているうちに本妻さんに連絡が入り、ばったりとはちあわせになるのは、偶然ではありません。必然です。そこでどのようなバトルが繰り広げられるのかハ、お楽しみです。 そしてもう一つのお楽しみは、あなたの病状でしょう。半身マヒならばまだ歩ける可能性は十分に残っています。しかし高次脳機能障害といって 失語や失認をはじめとした多彩な高次機能障害が出現することがある疾患では、自ら歩くこと、話すことは、できない。 愛人と本妻とナースが何を話しているのかは理解できても自分の意見は、言葉にならないのです。そんな地獄をあなたはこれから毎日経験して、いくのです。それがあなたの死に方です。 【送料無料】やっぱり、家で死にたいんだ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 10, 2012 04:23:36 PM
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