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カテゴリ:死に方は生き方
「しょうゆもってこい!こんなうす味はたべれん!」
入院中の高齢者がどなっておる。 「どうしたの?味が薄いの?そりゃあ仕方ないわ。あなたは腎臓病で入院してるんだから味は薄いよ。」 「わしはなア、いつ死んでもええんじゃ。こんなもん食べられるか」 「いつ死んでもいい人がなんで入院しとるんですか。自分の思いすら言えないのですか」 「入院すると云うことは、腎臓病を少しでも治そうとすることでしょ。家と同じもの食べて、腹がいっぱいになったら寝て、クソして出して・・・それなら入院する意味なんかないでしょうが。」 「この食事が食べられんのなら、家に帰りなさい。・・・・かといって家の方は全く面会にも来ないんだからどうしようもないね。なんで来ないかわかる!あんたうすうすは気が付いてるでしょ。そういうことなんですよ」 「だからこうなる前に、もっと家族の言うことを聞いておけば少しは違っていたと思いますよ」 【送料無料】 タッチングと心理療法 ダンスセラピーの可能性 / 崎山ゆかり 【単行本】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 11, 2012 08:45:52 PM
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