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カテゴリ:終の棲家
脳血管障害を発症して、ようやく落ち着いてリハビリ病院に転院し、ようやく症状が安定してきてさあ、そろそろ施設に入所しましょうという矢先、それでも一旦自宅で療養してみて、CWを入れてなんとかやっていけるのではないかと思考錯誤。
ではとりあえず自宅に帰ってみて、ベッドの位置、日常生活をどのように行えるかシュミレーションしましょうとなり自宅へ帰る。実に半年以上はたっていた。 市営住宅の二階だと云うので、車いすではむりだからやめようかと何度も中止になりかけたが、せめて一回ぐらいは自宅を見せてやりたいと云うスタッフの強い希望がとおって自宅へ。 車で市営住宅の路地に着いた。見上げると4階だての古びた建物だ。それでも何十年もここで生活をしてきたその思いでは、こみ上げてくる。誰に話しても話そうにも思いは込み上げ、込み上げ・・・・ 息子がおぶって二階へあがる。ああここだ。ドアを開けたとたんに ・・・・ム,ム,ム、・・・・この臭いはなんだ??この異臭は、食べ物の・・・ ご本人は、久しぶりに帰ってきてドアを開けるまでは、感無量で涙がにじみ出ていたが、この異臭にはさすがに「何??これは??」と激怒。息子と口げんかになり、とりあえず畳の上に降りてもらおうとしたが、その場所すらないので、急遽我々が荷物をブルドーザーのごとくザーザーとのけて座って…寝てもらった。 これはなに?もうちょっとなんとかならんかったの!!・・・ ・・・・・・ム、無、・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 15, 2012 04:13:03 PM
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