このたび労働のため神戸に向かったのだが、その場所が何と夫の実家から歩いて行くことのできる場所。

せっかくの機会なので顔を出して行こうと思ったら、
「どうせなら泊まっていきなさいよ」ということで一泊していくことに。

それを聞きつけた大阪在住の姪っ子も参戦して、夫抜きでで何とも楽しい一夜を過ごして帰ってきたのだけれど（夫は仙台出張中）、一体何をしに行ったのかわからないような2泊3日の旅になってしまったのでした。

さてさて、この度の出張で私に支給されたのが新幹線の
「のぞみ指定席回数券」。

「のぞみ」を使うと、東京から大阪までは約2時間半。
速いです。

しかし、速すぎるのも味気ない。

往路は夜遅くなるので仕方がないから「のぞみ」を使ったのだけれど、復路はやはりゆっくりと列車の旅を楽しみたい

それには各駅停車の「こだま」しかないでしょう。
だって、私はヲタだからね。

ヲタの私は

新幹線よりも特急、
特急よりも急行、
急行よりも快速、
快速よりも普通

を好みますが、新幹線を利用するにしても

停車駅が少なく最も速い「のぞみ」よりも
停車駅の多い「ひかり」、
かつては日本で最も速かった「ひかり」よりも
新幹線において各駅停車の「こだま」



なんだよ。

飲み食いしながら車窓を眺め、
本を読みつつ居眠りもする。

列車内でこれらのフルコースを楽しむにはそれなりの時間が必要なのです。せめて3時間は欲しいところ。

うつらうつらして目が覚めても、いろいろな景色が流れているなんて最高ではありませんか。

私の大好きなコーヒーは、いつどこで飲んでもおいしいけれど、車窓を眺めながら飲む紙コップのコーヒーの味はまた格別。

だから「こだま」の4時間というのはとても貴重な時間なんだよ。「のぞみ」だったらとっくに東京に到着している頃、「こだま」はまだ静岡の真中をとろとろ走っているんだから。

各駅停車になるだけで、新幹線もどことなく垢抜けないローカル色を帯びてくるのが面白いところ。各駅停車とはいえ、特急なんかよりもはるかに速いはずなのにね。

久々に一人旅を堪能した「こだま」での4時間でした。
しかも、人のおカネでこんな旅ができるというのがまたいいんだな。





大木

ひびき

チッチキチー