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カテゴリ:食べ物
先日下男を従えて買い物に行ったときのこと。
朝食用のパンを買うべく、とあるパン屋さんに突入しました。 私が欲しかったのはフランスパン。 パリジャン・バタール・バゲット フランスパンにもいろいろありますが、 みんな売れてしまっているではありませんか。 しかし、不思議なものがそこに残っていたのです。 その様々な太さのフランスパンが、 2センチ乃至2.5センチくらいの輪切りにされて袋に入っています。 (元の形を保ったまま輪切りにされて袋に入っていた) 「?」 その厚さだと、 どう考えてもオープンサンドに使うくらいしか思い浮かばない。 その状態になって売られているフランスパンでしたが、 かなり大量に売れ残っています。 まだ営業中だから売れ残っているという表現は不適切かもしれないけれど、それでも輪切りにされていない棒状のものは全て売れてしまっているのだから、これはもう売れ残りといっても差し支えないでしょう。 う~ん、 お店はこの事実をどう受け止めているのでしょう。 なぜ売れないのか。 ひとつは、 中途半端な厚さだから。 もうひとつは、 袋に入れることによってせっかくのパリパリ感がなくなっている。 という理由が考えられます。 そりゃそうだ。 切って食べるにしても、自分で切った方が好きな厚さにできるし、 パン屋さんでフランスパンを買うということは、あの皮のパリパリ感を求めてくるのだから。 あのパンはあのまま売れ残ってしまうのかねぇ。 彼らの行く末を案じてしまうよ。 それに、お客にとっては、 「あれを切っていなければ買えたのに」 とちょっと腹立たしいパン屋さんなのでありました。 デパートにも入っている有名店なのだけど、 何であのような形で売られているのかな。 まぁ、需要があったからあの形にして売っているのだろうけど。 それでも謎は深まるばかりだよ。 *** 学生時代私は、 1・2年はパン屋 3・4年は陶器店 で長期のアルバイトをしておりました。 校舎が1・2年と3・4年で校舎の場所が変わるためバイトも変わったのですね。 そのパン屋さんですが、全国にチェーン展開している デンマークが誇る童話作家の名前のパン屋でした。 他のパン屋さんではどうかわからないのですが、 そこではその日作ったものしか売らなかったので、 営業終了後はその残ったパンを好きなだけもらえたものでした。 捨てるのは勿体無いからね。 もう可能な限り持って帰りましたよ。 しかし、 パンがあんなに重いものだということその時初めて知ったよ。 それだけ毎回大量にもらって帰っていたのさ。 私は当時パンがそんなに好きではなく、 「朝からパンみたいなパサパサしたものが食えるか」 なんて、コメの飯に傾倒していたので私自身にあまり恩恵はなかったのだけれど、同級生にはそれはそれは喜ばれたんだよ。一人暮らしも多かったしね。 バイトの翌日は、学校に大きなショッピングバッグいっぱいに食パンの塊や、まるで薪の把のようなフランスパンを抱えては山を登ったものでした。(当時の校舎は山の上) どんなに大量に持っていっても、 あっという間に捌けちゃうんだよ。 パンがすっかり好きなった今なら彼らのヨロコビがよくわかる。 手をつけていないイギリスパンの塊なんて、本当嬉しいもんな。 そのお店はデパートの地下に入っていたのだけれど、 ある時台風がやってきて思うように捌けなくて、 大量のパンが余ってしまったことがありました。 バイトたちが頑張って持って帰ろうとしても限度があるので残りは廃棄処分となりましたが、その時捨てたのは今ではあまり見かけなくなった黒い大きなゴミ袋7つ分。 大量のパンを捨てに行く時の、 あのイヤぁな重さは今でもよく覚えています。 現在近所にあるパン屋さんは、 夕方に行くとほとんど売れてしまって翌日のパンを買うことができず「役に立たんなぁ」と思う反面、どこかホッとしている自分もいるのです。 本日の葛飾区の最高気温 23℃ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.07.18 19:47:35
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