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2008.05.20
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カテゴリ:食べ物
遠藤周作の小説のようなタイトルだねぇ。( 白い人 黄色い人 )

おおバター、

butter4.jpg

固形のお前が舌の上で溶けていく時のあの恍惚感。

butter1.jpg

お前は己を溶かしても尚我に旨味を与え続ける。

バターのないパンなんて、星のない夜空のようだ。

***

バター不足の折、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
我が街のスーパーでは入荷があったりなかったりと供給が不安定な様子です。
最近では一箱800円もする手作りバター(サツラク)なるものが登場し始めました。
ちなみに我が家では使いかけの他に常に冷凍庫に2箱ストックが入っている状態です。

もう結構前のことになりますがある朝のこと、
何気なくパンにつけて食べていたバターがやたらにおいしいことに気がつきました。
聞けば夫も同じことを考えていたというではないか。

このバター、生協で取り扱っている

butter3.jpg

岩手県は二戸で作られている全国酪農業協同組合連合会、略して全酪のバター。

これが普通のバターに比べると色が白いのです。
デジカメというものはなかなかその色そのものを写し出してはくれないので私の腕前ではこれが限度だったのですが、
比較のために普通のバターとこの二戸のバターとを写してみました。

butter2.jpg

違いがわかるかな。

何故にこのバターがおいしいのか朝っぱらから2人でまだ目覚めていない脳味噌をフル回転させて考えてみました。

例えば、作られてから間もないので白くておいしいとか。

・・・でもそうすると普通の黄色いバターがまるで酸化して黄色くなっているかのようで悪者になってしまいます。

なので、真相はどうなのか調べてみたところ、
なんと、牛のエサの違いでバターの色が変わることを突き止めたのでした。

簡単に言うと、牧草にはカロチノイドという脂溶性の色素があり、
北海道あたりの大草原で草をムシャムシャ食べている牛の乳でバターを作ると色が黄色くなるわけです。

なるほど、黄色い方のバターは北海道の十勝の牛乳から作られたものだし、
昨年夫の両親がニュージーランドに行った際にお土産として買ってきてくれたバターも北海道のバターに負けず劣らず真黄色でした。

白いバターのことを調べていくうちに美味と評判のカルピスバターにブチ当たったのですが、
どうやらカルピスさんの白いバターを作る際にも岩手の牛乳を使用しているらしい。
(岩手だけではなくて何箇所かの牛乳を使用しているようです)

しかし、それでは白いバターを作る乳を出している岩手の牛さん達は一体何を食べているのでしょうか。

・・・これは調べても簡単にはわかりませんでした。実際に牛さんに訊いてみないと。
そのうち編集長がこの疑問を解決すべく岩手の牛さんにインタビューを申し込んできますので楽しみにお待ち下さいませ。

報道一筋
取材は体当たり
週刊マリコベ編集長






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最終更新日  2008.05.20 21:19:19
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