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2007.09.03
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インドネシア出身のコーヒー豆・マンデリンと
長年にわたる付き合いをしてきた私。

しかし、
ある日ふと思い立って浮気をしてみたくなり、

・ブラジル
・コロンビア
・その店独自のブレンド
・モカ

と、コーヒーをめぐる旅に出て、
現在もまだ旅の最中なのです。

マンデリンには
「必ずキミのところに戻ってくるから安心して待ってて」
と言い残して・・・。

前回モカに挑戦してみたところ、
その華々しい風味にすっかり魅了されてしまったので、
今回はモカ・マタリを。

モカはエチオピアのコーヒーも含まれるけど、
モカ・マタリは正真正銘のイエメンのコーヒーなのだそうです。

イエメン・・・

air6.jpg

そうです。
先日思わず「乗ってみたいなぁ」なんてつぶやいてしまったこの飛行機のお国。

このモカ・マタリ、
いつも買っているコーヒーのお値段より100グラムにつき100円ほどお高い高級品。フンパツしちゃったよ。

お店の豆を入れてある容器にはちゃーんとイエメンの国旗が貼られていました。

mm2.jpg

豆は干からびているようなカサカサした感じ。

豆屋さんのおじさんが言っていました。
これは挽いている段階から香りが楽しめるよと。

その通り、挽いていると
甘いような華々しい芳香が鼻をくすぐります。
その香りは前回でもかなり魅力的であったエチオピア産モカの比ではありません。

mm1.jpg

いや~、どうしよう。

家でこんなにグレードの高いコーヒーが飲めちゃうのなら、
もう下手な喫茶店には行けないかもしれません。
コーヒー噴いちゃいそうだ。

それまであまり気乗りがしなかった酸味の強いコーヒーですが、
そんなに酸っぱいという感じはなく、
むしろその酸味がコーヒーの幅や奥行きを出しているようです。

我が家では朝食時に豆を挽いてポットにたっぷり用意するのですが、今回に限っては、

「果たして朝っぱらからこんな贅沢をしていいのだろうか」

と、ちょっと躊躇してしまいました。

きっとバチが当たるに違いないと、
その日は外出を見合わせたほどです。

もう旅はやめてモカ・マタリ一筋で行こうか。
う~ん、寄港地で女の人に心を奪われて、
そこへ住み着いてしまった船乗りのような気持ちだよ。

ごめんよ、マンデリン。
もうキミのところへは戻れないかもしれない・・・。

しかし、
トーキョーのサラリーマンの家の朝の食卓と、
遠く離れたアラビア半島の国との間にこうした接点があるとは。
これはなかなか楽しいことではありませんか。

先日、「イエメンの飛行機に乗ってみたいな~」
なんて検索をしていたところ、

イエメン便り イエメン航空

このようなページに遭遇たのですが、夫とハラ抱えて笑いました。
イエメンという我々には未知の国を、
戸惑いつつも愛を持って描かれています。


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最終更新日  2007.09.03 19:32:40
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