皆様こんにちは。
かろうじて「週刊」を死守した今週のマリコベです。

「バカは風邪なんかひかないぜ～」と調子に乗っていたら･･･
今年の風邪はバカでもひくことが実証されました。皆様もお気をつけ遊ばせ。

先週の土曜に夫と音楽（「Celtic Xmas 2007」相変わらず にイカれております。）を聴きに行ったところ、途中で急に喉がカリカリしだして何だか変だなぁと思っていたら、翌日からは坂を転げ落ちるように体調が悪くなりまして。数日して「もう大丈夫だ」と思ったのも束の間、またカンカンと高い熱を出してしましました。インフレインフルエンザではなかったので長引くことはなかったのですが、今度は左の肩が全く上がらなってしまったという（これが五十肩か？！）という散々な一週間を過ごしていたのでした。

しかし肩ってのは重要な部分ですなぁ。日常に行われる行為のすべてに影響が出るではありませんか。左手だけがブランとぶらさがってて、今の私はまるでオランウータンですわ。

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さてさて、
もう先週のお話になってしまいますが･･･

コーヒーの旅は今回はハワイへとやってまいりました。
ハワイといえば･･･

そう、コナです。

が、私はこのコナというコーヒーにトラウマがあったのです。

もうかれこれ10年くらい前のことになるでしょうか。
友人がハワイでお土産に買ってきたコナコーヒーが実に不味いのだとか。

「ほんとに　粉　って感じだけど飲む？」

というので怖いもの飲みたさで私はそれをもらって早速ペーパードリップで淹れて飲んでみたところ、

何だこりゃ？！

苦味しかない何とも平坦な、味に全く奥行きのない泥水のようなコーヒー。

･･･お味噌汁に例えると、
きちんとダシを取ったお味噌汁は、味噌の味とダシとが合わさってふくよかな味になっていますが、このコーヒーはまるでお湯に味噌を溶かしだけのただのしょっぱいお湯という感じ。

話には聞いていたけど「ぶへぇ～」だ。

しかし残ったコーヒーがもったいないので私はそのコーヒーに足りない酸味を補うべくキリマンジャロを買ってきてブレンドしたところ、これがなかなかのもので何とか飲める程度にまでにはなりましたが、すべて飲み尽くした時には心からホッとしましたねぇ。

「やっと普通のコーヒーが飲める！！」

その後も何度か粉コーヒーをいただくことがありましたが、
どれもすべて同じようなものでした。

だから今回購入するのがものすごーく怖かったのです。
しかし、この旅をしている以上避けては通れない道。

迷った挙句に100グラムだけ買いました。100グラム650円。コナってまずい上に高いのか？
コナに対してますます不信感が高まる私。

コーヒー屋さんのおじさんが豆を袋に移し替えながら

「前は何が何でもブルーマウンテンって感じだったけど、今はこっちのコナの方が人気があるんだよ」



と言うではないか。
このおじさんのコーヒーなら少しは飲めそうな気もしてきました。

さて、そのお味ですが、



夫と開口一番「柔らかい。」
しかも、甘い。

本当に甘いんだよ。
フンワリと甘いの。

なんて甘美な味のコーヒーなんでしょう。

これは･･･、
食べ物と一緒ではせっかくのこの甘さが台無しになってしまうのでコーヒー単体で楽しむべきものでしょう。お菓子どころか朝食にも合わないことこの上ない。

私はコーヒーを飲むときにはチョコレートなどつまみたくなるのですが、
このコナの場合は最初から甘いのでそんな気も起らなくなってしまいます。

トラジャと同様、お店で飲むときには一緒にケーキなんか注文しちゃいけません。
これだけをスーッと飲んでスーッと消えましょう。
トラジャは男性的な感じがするけど、コナは女性的だなぁ。
お勘定もトラジャは「ぺチッ」だったけど、
コナの場合は音も無くスーッと差し出して消えましょう。
立ち去る時に背後からオヤジの声が聞こえるでしょう。「う～む、粋な客だ」

しかしウマい。
飲んだ後は頭の中でウットリその甘さを反芻してしまったよ。

今まで飲んだコーヒーの中でダントツ一位かも。
恐る恐る買ってきた100グラムのコナはたった3回で飲み尽くしてしまったのでした。

しかしですね、
コーヒーの旅を初めてからというもの、それまで私が苦手としていた（思い込んでいた？）コーヒーばかりがお気に入りの上位に食い込んでいるのです。

モカがそうだった。
キリマンジャロもそうだった。
そして今回のコナもそう。

いかにお店を選ぶことが重要かがよくわかりますね。

しかし、あのハワイのミヤゲは一体何だったのでしょう。
あれはもしかしてコーヒーではなくてハワイの土を袋詰めにしたものだったのか？！

それならばあの味にも納得がいくのだが･･･。