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2007.09.07
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カテゴリ:食べ物
psalad.jpg

今朝は、
昨日作ったポテトサラダをホットサンドの具にして食べました。
すっかり我が家では定番のこのホットサンド。
アツアツのポテトサラダが何ともいえないおいしさなのさ。

家庭料理ではポピュラーなポテトサラダですが、
これほど家庭によって違うお惣菜はないのではないかと私は思うのです。

基本はマヨネーズとじゃがいもなのに、
中に入っている具や味付けが微妙に違ってまさに

「十家庭十色」。

私が作るものは、ゆでたじゃがいもをマッシュしたものに、
玉ねぎのスライス、にんじん(湯がいたもの)。
あと、あれば塩もみしたきゅうりだとかセロリの刻んだものを(まぁ、夫は生セロリが苦手なので結婚してからはあまり入れなくなりましたが。)加えてマヨネーズと少々の胡椒で和えて冷やしたものです。

外食でのポテトサラダは万人の口に合うように調理されているせいか、没個性で記憶に留まるものはあまりないのですが、私が面白いと思うのがよそのお宅でごちそうになる家庭の味のポテトサラダ。

甘い味付けだったり、ハムが入っていたり、
同じ野菜でも切り方も違えばじゃがいものつぶし加減まで違う。

人間の食べ物に対するイメージというのは家庭で食べてきたものが基本となるので、自分の家とは違ったものに出くわすと軽い驚きを覚えてしまうもの。

しかし、
驚くと同時に、世界はなんて広いのだろうと思うのですよ。

今まで私が生きてきた世界のポテトサラダとは違うものが存在する。
これはもう一種のカルチャーショックです。

さて、
長年同じ作り方をしてきた私のポテトサラダですが、
ここ最近新しい手法を取り入れてみました。

というのも最近、
長いこと帝国ホテルで料理長をしてきた故村上信夫さんの

「帝国ホテル厨房物語」

という本を読んだところ、
この中で村上さんが先輩から秘伝のポテトサラダの味付けを教えてもらうくだりに私の目は引き付けられてしまったからなのさ。

マッシュしたばかりの熱いじゃがいもに、
酢かフレンチドレッシングを和えるというもの。
で、塩こしょう。そしてマヨネーズ。2時間冷やす。

旅先で読んだ本なのだけど、もうすぐにでも試してみたくなり、
帰ってきてから早速やってみたのでした。

詳しい分量は書いていないので手探りだったのだけれど、
一番最初はいささか酢を入れすぎたようでちょっと酸っぱさが突出してしまった感じ。

その次は酢を少なめに、
そしてその酢にお砂糖をほんの少々入れてみました。
いや、決して甘くするのではありません。私はキリッとした辛口が好きだからね。
いうなれば酢の角を取るような感じか。

ほら、
トマトソースやミートソース、ラタトウィユなど、
あの手のトマトを使った料理には酸味を和らげるため、
砂糖ひとつまみというのはよく行われているからね。

いや、酸味を和らげるためだけではなくて、
ほんの少々のお砂糖を加えることにより旨味もアップするのだとか。

さて、その少量の砂糖の入った酢をマッシュした熱いじゃがいもに加えて混ぜて、塩こしょうをして、野菜を加えてマヨネーズで和えて冷蔵庫で寝かせました。

いやー、
これがうまくて驚きでしたのよ。
ちょっとばかし品のあるポテトサラダ、
オトナのポテトサラダという感じですな。

しかもですね、
いつもならマッシュしたアツアツのじゃがいもはよく冷まさないとマヨネーズで和えることができないけれど、酢を加えることによって温度がちょうどいい具合に下がる。

さらに、
マッシュしてフカフカモコモコしているじゃがいもが、酢を加えることによりしっとりなめらかになってマヨネーズを和える際にムラなく混ざるし、下味がついているのでマヨネーズを大量に使わなくともおいしく仕上がるという利点まであるではありませんか。

2007年、我が家にポテサラ革命が起こってしまったよ。


本日の葛飾区の最低気温 24℃
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最終更新日  2007.09.07 17:52:12
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