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June 27, 2005
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カテゴリ:水曜どうでしょう
お久し振りでございます。
いや、ホント!何やってたんでしょうね?
はい、お仕事しておりました!死にそうになっとりました!
やっと完了致しましたけれども...。


さて...
6月24日金曜日ソワレ
名古屋アートピアホール
TEAM NACS 『COMPOSER』
観てまいりましたよぉ~!!

いやー、良かった!
何が良かった、って、あなた!
お話として、お芝居として、
久々に、 ストレートに感動したところが、ですよ!

結構、重いテーマにもかかわらず、
深刻にならずに観られるのは、
ひたすらに、随所にちりばめられた、
センスと品の良いギャグのおかげ。

そして、それに加えて、
5人がそれぞれのキャラに、これまたぴったりの役柄を得て、
『LOOSER』の時よりさらに凄みを感じさせる演技力。そして音楽力。

今回の脚本は、
リーダーのみならず、
5人の意見や考えがかなり反映されていると聞きます。
それも頷けるような、濃く、深い脚色。

このストレートさを田舎くさい、と、
片付けてしまうのは簡単ですが、
今どき、こんなにもストレートに、
心を揺さぶってくれる芝居に出会うのは、
かなり困難だと思います。

史実に基づいて観てしまえば、
そんな事ありえねぇ~!!
なワケですが、
ホラ?『ラストサムライ』だって、
「ありえねぇ~!!」けど、
感動したでしょ?
昨年大河の『新撰組!』も、
さんざん叩かれたけど、面白かったじゃないですか!?

だってさ、お芝居なんだから。
歴史が知りたかったら、
歴史書でも読んでりゃいいでしょ?

エンターテインメントなんだから。
面白いもん勝ち、ですよ、そりゃ!



ヤスケンさんのモーツァルト、
活きが悪くて、いやったらしくて、
でも可愛げがあって、サイコー!


音尾さんのカール、
素直で、賢くて、
でもとっても悲しくて、サイコー!


シゲさんのフランツ、
優しくて、キレイで、潔癖で、
でも、だからこそ小心で、
本当に『ます』のようで、サイコー!


洋さんのベートーヴェン、
モジャモジャで、打たれ強くて、
音のない『第九』を感じさせてくれて、
今回は父性もたっぷりで、サイコー!


そして、我らがリーダー・サリエリは、
真面目で、華がなくて、いぶし銀で、
歌が下手で、そしてとっても暖かくて、
本当にサイコー!




いつも思うことですが、
ナックスの5人には、
妙なニオイがしないし、妙な色もない。
育ちが良いんですね。
イメージは 牛乳石鹸(笑)

ちなみにカーテンコールで、
「シゲ~ッ」と叫んでいたのは、
ワタクシの連れでございます。
大阪でもやったらしい...

ちなみに会場への往き帰りの車内では、
季節はずれの 『第九』が鳴り響いてはいたのですが、
帰り道、近所のローソンで、
『COMPOSER』のサントラ、予約してしまいました。
DVDがあればサントラはパス!なーんて思ってたのですが、
あの芝居を観たら、
絶対サントラ欲しくなるって!憎いよ、CUEさん!
ラストの『歓喜の歌』には涙が出ました。

そして、お約束どおり、
ナックスのお芝居の前には、
『ラディッシュ』でミックスジュース!
時間ギリギリだった私達に、
藤やんのお母さんが、
「車、一緒に乗ってく?」と、
ご近所さんのように言ってくれたのが、
またストレートに嬉しかったですね~!

でも、今回は、
そういう周辺環境の素晴らしさや、
ナックスだから、『どうでしょう』だから、
といった要素を差し引いて、
本当に劇団として、
例えばナイロンとかと比較しても、
ひけをとらない芝居、そして出来だったと思います。

それにしても、いつも思うけど、
5人なのにスゴイ!
けど、あの5人だからこそスゴイんだよね!

くどいようだけど、本当に感動したもの。
リーダーがパンフに書いてたように、
芝居を観たあと、
ベートーヴェンやシューベルト、
モーツァルトの、生涯や、音楽を辿ってみたくなったもの。

音のない『第九』の指揮、という、
体力のみならず、精神力をもかなり消耗するであろう芝居をしつつ、
『どうでしょう本 vol.2』の小説を執筆すんのは、
それはやっぱり、いかに藤村Dに罵倒されようとも、
書けるもんじゃないでしょう。
こなすねぇ、洋さんは。

でもね、
あの時代の衣裳を何の衒いもなく、
着こなしてしまえるのは、
やはり役者だから、というだけでなく、
何だかんだ言って、5人ともカッコいいからなんでしょうね。
(『ヘンな顔チーム』だってカッコいいっすよね!?)
そして、今ノリにノッてるからなんでしょうね。

カッコ良かったもの、ホントに♪

ベートーヴェンの肖像シューベルトの肖像モーツァルトの肖像
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最終更新日  June 27, 2005 04:31:42 PM
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