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テーマ:最近観た映画。(39932)
カテゴリ:映画・ドラマ
タイトルに惹かれて見る人が多いだろうなあ。タイトルを見ただけで「自分だったら…」と考えてしまうものね。その意味では、原題と邦題とはかなりニュアンスが違うけど、この邦題はナイスかも。
主人公のアンは、23歳の若さで癌のため余命2、3ヶ月と宣告されてしまう。 初めてのキスの相手と17歳で結婚、2人の女の子がいて、夫は失業中。深夜の清掃の仕事で生活を支えている。家は母親の家の裏庭のトレーラーハウス。 「死を宣告されて初めて生きる喜びを実感する」っていう映画なんだけど、宣告される前の彼女が不幸だったわけじゃない。夫とは愛し合っているし、子どもにも愛を注いでいるし、貧しいけど幸せそう。ただ、今までの人生が無我夢中で過ぎてしまったという感じ。 私だったら家族にも内緒にして1人で死に向き合うなんて絶対できないと思うのだけど、彼女は1人でリストを作って、淡々と実行していく。 彼女のリストで 「娘たちが18歳になるまで毎年贈る誕生日のメッセージを録音する。 」 っていうのはいいなあ、でもそうすると長男にはもう2回分しか録音できないんだー、と思って愕然(^^;)すでに母親なんて必要としないのだろうな、たぶん。 「家族でビーチに行く。」 「爪とヘアスタイルを変える。 」 なんていうのは、死を宣告されなくてもすりゃよかったのにと思うけど、誰でも、いつかしようとか、いつでもできるとか思ってできていないことが、一つや二つあるんだろうな。 「夫以外の人とつきあってみる。」 「誰かが私と恋に落ちるよう誘惑する。」 夫と愛し合っているのになんで?とも思うし、17の若さで結婚した人にとっては、そうかもしれないなあとも思う。恋に落ちてしまった相手はとても気の毒だけど、その人にとっても、愛する人と出会えたことは幸せなことだから、いいんじゃない。 でも、夫が死ぬ前にこんなことを実行したら嫌だ(わがまま(^^;)。 私のリストは…ゆっくり考えてみたい。というより、書き出すようなことがあるくらいなら今すぐ実行してしまおう。 あと2ヶ月の命と言われても、最後の日まで今のままの生活をしたいと思えるような人生でありたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.09.06 07:33:41
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