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カテゴリ:幼稚園のこと
隣のクラス(4歳児)には「かくれんぼ常習犯」がいる。
みんなで歌を歌ったり、絵本を見たり、全員で何かするために「お部屋に集まりましょう~」という時になると、よく姿を消してしまう。 担任の先生が、全員が集まったと思って、さあ始めようとしたときに、「あれっ、○○ちゃんがいない!」ということになる。 で、そのたびに補助の先生や用務員さんが園内を捜索する。 今日も消えてしまって、私のクラス(3歳児)はすでに保育が終わって帰った後だったので、私も捜索に参加。 園庭にもいないし、倉庫にもいないし、玄関の隅っこにもいないし… 小柄な子なので、もしやと思って戸棚の扉まで開けて探してみた(^^;) 10分ほど4人がかりで捜索して、ついに発見された場所は… 灯台もと暗しで、4歳児の部屋の隅のカーテンの中にくるまっていた! 暑いのに、よくそんなところにずっと隠れていたものだ。 その○○ちゃんは、みんなで歌いたくないとか、絵本が見たくないとかいうのでもないし、もっと遊びたいとか、隠れたいとか、逃げたいとか、そんなのでもない。 ただ、先生に探してもらいたい、気にかけてもらいたい、見つけてもらいたい、ぼくだけを見てほしい…という気持ちで隠れているのだ。 だから、絶妙のタイミングでわざと姿を消すし、先生たちが一生懸命探してくれればくれるほど嬉しくて、また隠れる。 たとえ「集まらなきゃダメでしょ!」と叱られたとしても、気にかけてもらえた方が嬉しいので、叱っても無意味と言っていい。 そんな方法で先生の愛情を確認しようとする…ってことは、結局先生の愛情が伝わってないわけで、もっともっとその子のいいところを見つけて、あなたは大切な存在だということを、そんなことをしなくても先生も友達も十分に気にかけているということを伝えていかないといけない。 それがまだまだできていないことを、教師が反省しなきゃいけない。 それは、叱られるのがわかっていて、変な服装や髪型にしてみたり、エスケープしてみたりする中学生と心情的には全く同じだと思う。 幼稚園も中学校も、先生のしなきゃいけないことはそう変わらない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.09.17 07:29:56
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