最近、私のクラスで流行っているポーズがある。
　それは、「落ち込み～ <(＿ ＿)>」というポーズだ。
　机の上や壁に顔をつっぷし、誰かが声をかけてくれるまでじ～っとしている。
　
　３歳の子のこのポーズにはなかなか笑える(^^)。
　しかも、声をかけてもらいたい様子が見え見えなので、よけいに笑える。
　
　つい最近まで、そんなの見たこともなかったのに、だれか１人がして見せたら、とても新鮮だったらしく、爆発的に流行した(^^;)
　
　どんなときに使うかというと、
　
　友だちがものを貸してくれなかったとき
　「一緒に座ろ！」と誘ったのに相手に先約があったとき
　お弁当に嫌いなものが入っていたとき
　まだ遊びたいのに先生に「お片づけの時間よ」と言われたとき
　「今日遊びに行っていい？」と聞いたのにダメだったとき
　
　などなど、要するに「泣くほどではないが、誰かに慰めてほしいとき」に使う。
　
　友だちや先生が「どうしたの？」と声をかけると、
　「だって～○○ちゃんがね～」とか「だって～、キュウリ食べたくないんだもん」とか「だって～、まだ遊びたいんだもん」とか、待ってましたとばかりに自分がいかに不幸であるかを訴える。
　
　でも、静かな自己主張なので、みんなが遊びに夢中になっていたりすると、誰にも気づいてもらえないということもあり得る。
　そんなときは、だんだんと人のいるところに近づいてきたり、上目遣いにそのへんの人を恨めしそうに見たりして、さりげなく気づいてもらえるようにしている。
　
　なかなか芸達者な私のクラス。日々人の芸を盗み自分の演技力に磨きをかけている。
　発表会でもその演技力を発揮してよね。