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カテゴリ:幼稚園のこと
3学期になってから、しょっちゅうして遊んでいるカルタ。
3歳ちゃんたちは、基本的に字が読めない。 (教育熱心なご家庭のお子様だと、少しは読める字もある程度。ここは庶民的な幼稚園なので(^^;) だから、読み札はずっと私が読んでいた。 しかし、「先生がいないとカルタができない」というのは不便である。 カルタにつきあっていたくても、誰かが転んだり泣いたりすると行ってみなくちゃいけないし、ゆっくりカルタを読んでいられないことも多い。 …でも子どもは読めないんだからしかたないよなあ。年中や年長だと誰かが読んでくれるんだけどな~。 …と思っていると、あれっ? 先生がいないのに、輪ができてカルタが始まっている。 読んでいる子の手を見ると、あら、広告の紙の切れ端を持っている。何も書いてない。 でも、なんと、言っていることはいつものカルタと同じ。 「いちごは あかいよ おいしいよ」だとか、 「しまうまは しろとくろの しましまもよう」とかいう読み札の文句を覚えているのだ! すごい!「門前の小僧習わぬ経を読む」とはこのことだ。 数日後。 子どもたちだけでカルタの輪ができているので見てみると、 また別の子が読み札を手にして読んでいる。 それらしく読んでいるようには見えるけど、実は全然ちがうことを読んでいる。 「い」だったら「いちごは あかいよ おいしいよ」なのに 「いぬが わんわん ないてるよ」と読んでるし、 「しまうまは しろとくろの しましまもよう」なのに 「しろいうさぎが ぴょんぴょんぴょん」だとか、 まったくの創作。 読めないから苦肉の策でやってるんだろうけど、これまたすごい!創造力である。 でも、読んでいることと絵がまったく違うので、取ってる方は大混乱に陥っているけど…(^^;) それでもなんとか遊んでいるところがおもしろい。 子どもって、どんな逆境(?)に立たされても、何とかして遊びたいことは遊ぶんだなあ…と感動した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.02.08 07:31:11
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