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カテゴリ:幼稚園のこと
子どもはなぜか、競争が好き。これって本能なんだろうか?
お弁当を食べるとき、帰る用意をするとき、幼稚園に来るとき、外から部屋に入るとき、一列に並ぶとき、お手紙を配ってもらうとき、ありとあらゆるところで、 「いっちば~ん!!」 と一番の子が叫ぶ。 競争は別に悪いことではないし、運動会では普通に競争するし(今どきは順位をつけないところもあるらしいけど)、なわ跳びでもこま回しでも、「○○ちゃんが一番長かったね~」とか言うし、競争したり一番になろうと頑張ったりすることはいいことだと思う。ゲームは勝ったり負けたりしてこそおもしろいのだし。 でも、お弁当を食べるとか、絵を描くとか、手を洗うとか、そんなのは競争すべきことじゃない…のに、やたらと「いっちば~ん!」と言う子もいる(^^;) で、「そんなのは競争じゃないんだよ。」 「ゆっくりしたらいいんだよ。」 「ていねいにすればいいんだよ。」 というふうに言うわけだけど、そうすると、今度は拡大解釈して、競争すればいい時に 「競争じゃないんだからね!」 「一番なんてないんだからね!」 「みんなが一番なんだからね!」 と大騒ぎする子もいる(^^;) 「今は、こま回し競争してるんだから、一番があってもいいの。」 「かけっこしてるんだから、一番って言ってもいいのよ。」 と言うんだけど、その違いが、ど~もよくわからないらしい。3歳には難しいのかな~? 結果ではなくて過程を大切にしたいし、結果がどうあれ頑張ることに価値があるということも教えたいけど、かといって「一番なんかなし!」というふうに全部避けてしまいたくもない。いわゆる「運動会でみんなで手をつないでゴールイン」なんてのは不自然だ。 競争を楽しむときには競争を楽しみ、競争すべきじゃないときは競争しない、それってかなり高級な概念なのかしらん? 考えてみれば、大人たちもやたら何でも競争していて、競争すべき時とそうじゃない時がわかっていないのかもしれないなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.02.09 07:31:20
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