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カテゴリ:幼稚園のこと
今、私のクラスで爆発的に流行っているのが、なんと、
「投げごま」 古典的に昔からある、こまにひもを巻いて投げて回すこま。これは難しくて、昔ならいざ知らず、今は大人でも回せない人の方が多いと思う。(私もできなかったので、就職してから家で必死に練習した) 幼稚園では、主に年長児がしている。 4歳児でもできないことはないけれど、ひもを巻くにもこまを回すにも根気と手先の器用さが必要なので、それができるのはやっぱり年長児である。 ところが、ついこの間まで、可愛く「手回しごま」を回して遊んでいた3歳児が突然、「投げごま」に目覚めた。できるようになった子もすでに3人いる! たいしたものだ。 どうして例年になくそんなことが起こったかというと、このクラス、年長児に兄がいる子が数人いる。兄がするのを見ていて、「やりたい!」と身の程知らずにも思い、練習していたら、たまたま器用な子だったのでできるようになった。 「うわーっ、すごい!年少ちゃんなのに!」と先生たちがびっくりしたものだから、他の子たちもこぞって挑戦。 ぜんぜんできそうにない不器用な子までがひもをぐちゃぐちゃに巻いて投げている(^^;)。子どもたちの「やりたい!」というエネルギーはすごいなあとひたすら感心する。 「小さいからどうせできないもん」とか「難しそうだからやめよう」とか、最初っから思わないんだよね。 まずは「私だってできるもん!」「ぼくもやる!」からすべてが始まるのだ。 そのファイト。 私だったら、たとえば人が英語がぺらぺらで「うらやましいなあ」とは思っても、「私だってできるもん!」とは思わない。 「私もやりたいけど、やっぱり無理かなあ。あんなになるまでには、何年もかかるし、努力もしないといけないしなあ…」 なんて思いつつ、やらずに終わるのだ(^^;) 成長するとともに、自分のことがよくわかってくるのはいいけど、身の程知らずのファイトも失ってしまった。 無理かな~なんて思わない3歳ちゃんたちがまぶしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.02.15 07:32:09
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