今日は、隣の小学校の「一日入学」。年長組がみんなで出かけていった。
　隣の小学校には、うちの幼稚園と、学区内の公立保育園が半々くらい。あとはその他の幼稚園や保育園から数人ぱらぱら。
　
　「一日入学」には、学区の幼稚園と保育園は担任の先生が引率して行き、その他の子は保護者と一緒に参加する。
　多数派の幼稚園と保育園から行く子はいいけど、少数派の子はとても寂しいと思う。今日の「一日入学」でも、学区外の保育園から来た子がなじめず、泣いていたそうだ。
　
　私も経験がある。
　うちの子(３人とも)は保育園の条件などから、隣の学区の保育園に行ったので、学区の小学校には知り合いもおらずたった１人。
　親も子も寂しかったのだが、入学してからはどうってことはなかった。
　一番寂しかったのが、「一日入学」の日だった。
　
　学区の幼稚園や保育園から来た子は何十人も一緒で、同じ制服を着て、担任の先生に引率されて、和気あいあいと楽しそうでリラックスしている。ところが、たった１人の方は友だちもいなくて保護者とぽつん。
　
　「入学する小学校に慣れるため」ということでご招待があって、行ったほうがいいような気がしてわざわざ仕事を休んで行ったのはいいけど、な～んか、ちっとも楽しくなく寂しかっただけだった。
　
　入学してからは、幼稚園や保育園ごとに行動することもなく、制服が別れているわけでもなく、どこの出身かわからないし、先生もどの子も同じように接するので、かえってどうということはなかった。どっちかというと、「一日入学」の方が疎外感を感じた。
　
　だからよその保育園からやってきて、泣いた子の気持ちがわかるし、その子の親も「入学してから大丈夫だろうか」といたずらに不安になっただろうと思うと気の毒だ。
　
　そういう「一日入学」のあり方に疑問を感じつつ、でも、どこの小学校でも毎年同じようなことが行われているので、そんなものなのかな～と思っているけど(^^;)。
　ひとつの幼稚園からいろんな小学校に行ったりするような「都会」ではまた事情が違うだろうけど…。