お弁当のあとは、お約束がいっぱいある。
　お弁当箱をカバンにしまうとか、うがいをするとか、椅子を片づけるとか、食べた後なので静かに遊ばなきゃいけないとか…。
　
　でも、「静かに遊ぶ」っていうのが、至難のわざ(^^;)
　
　しょっちゅう、食べる前にお約束を思い出させる。
　「食べた後はどうするんだったかなあ？」
　
　「うがいをする！」
　「お弁当箱をしまう！」
　「まだ食べてる人のじゃまをしない！」
　「お部屋で静かに遊ぶ！」
　「食べたあとは静かにしないと、おなかが痛くなる！」
　「食べたあとあばれると、ゲボが出る！」
　
　「そんなこと知ってるも～ん！！」とばかりにみんなが口をそろえて言う。
　確かに、みんなよくわかっている。…頭では。
　
　でも、実際にお弁当を食べて終わったら、そそくさとお弁当箱や椅子を片付け、走って遊びに行ってしまうか、まだ食べているお友達とおしゃべりに興じる。
　取りあえず戸外には遊びに行かないけれど、「静かに遊ぶ」にはほど遠い。
　
　理想像としては、食事の後は静かに絵本のひとつも読むか、お絵かきでもしておいてほしいのだけど…(^^;)
　絵本やパズルや静かに遊べるものも用意しているんだけど…。
　
　考えてみれば、３歳児のみんなが静かにお弁当を食べ、静かに片づけをし、静かに遊んでいたとしたら、気持ち悪いよなぁ(^^;)
　いつでもどこでも、５分しか時間がないとしても、寸暇を惜しんで一生懸命遊ぶのが子どもだもんね。
　
　だんだん、「頭でわかっていること」と「実際にすること」とが一致してくるのかな…。
　そんなこと言いながら、私も「頭でわかっちゃいるけどできない」ことっていっぱいあるから、ムリかも？！