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カテゴリ:幼稚園のこと
女の子たちがやっている「先生ごっこ」。
1人が椅子に座り、「先生」役。他の子は、その前に体操座りする。 「先生」が、絵本を片手に 「はい、じゃあ、絵本読みますよ~。お山すわりしましょうね。今日はこの絵本ですよ~。」 きっちり聞いている「子ども」役。 話を聞いていると、も~恥ずかしいほど、私に似ている。「ひえ~、私って、こんな話し方なんだ~。」と、再現ビデオを見ている気分(^^;)。 「どんぐり体操しましょう~。さあ立って~。ぶつからないように広がろうね~。」 子どもは、先生のすることを恐ろしいほどよく見ていて、覚えている。 先生という職業は、自分が「教える」以前に、存在や言動そのものが、すでにばっちり教えている、とっても怖いお仕事。子どもの前に出たら、一瞬たりとも油断せず、子どもにまねをされて恥ずかしくない行動をしなければならない。 (…と思いつつ、「再現ビデオ状態」の子どもたちを見ていると、口調とか、反省点も多々あったりするけど…(^^;) 親でも同じ。子どもは「親が言ったことはしないが、親がしていることをする」というのはほんとである。 「○○しなさい」「○○しちゃいけません」と言うより、親自身が普段やっていることのほうがよほど見られている。 そっくりな「先生役」ではあるけど、「子ども役」たちは、私が「先生」をやっているときとはかなり違う。 どこが違うかって、あまりにも品行方正(^^;)。 私が先生の時は、よそ見したり、隣の子とおしゃべりしたり、ふざけたりするくせに、「先生役」さんの前では、一糸乱れず、おしゃべりもせず真剣な顔で、厳粛に完璧に指示に従う。並び方なんて、芸術的なほどまっすぐ。 できるんなら、私の時もそうやってよ~!と思うけど、それはあくまでも「演技」だからできるらしい。 ま、あんなにロボットみたいに品行方正なのも気持ち悪いけど(^^;)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.03.09 07:30:06
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